若手社員研修が成功のカギ!中小企業が取り入れるべき内容4選

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「中小企業で実施すべき若手社員研修は、あるのだろうか?」

と悩み、本コラムにたどり着いたのではないでしょうか。

中小企業は大手企業と比べて、若手社員のうちから裁量権のある仕事を任されることが多く、組織全体の成果や成長への影響力も大きいです。
そのため、中小企業の若手社員へ育成をして、仕事の質を高めることは重要です。

本コラムでは、中小企業向けの若手社員研修が目指すこと、具体的な研修内容4選をお伝えします。中小企業の若手社員に適切な育成をして、組織全体の成長に繋げましょう。

※ 本コラムでの中小企業の定義は、社員数30~500名程度の組織を指しています。

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執筆者プロフィール
山下 絢加
2013年にアーティエンスに入社。組織開発・人材育成のコンサルタントとして、大手企業から中小企業まで、幅広く研修プログラムの企画・開発・運営を実施。現在は主にマーケティングプランニングを担当。
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専門性:新入社員若手社員組織開発・組織変革

1)研修のプロが薦める中小企業のための若手社員研修とは

アーティエンスがお勧めする中小企業のための若手社員研修は、主体性と当事者意識を高め、組織へのポジティブな影響を発揮することを目的とした研修です。

当事者意識とは、「課題やビジョン・目的・目標に対して、自分事として捉えて、意識・行動していること」とアーティエンスでは定義しています。

中小企業の若手社員は、指示を待って業務をこなすといった新人気分から脱却し、自身の仕事や目標への当事者意識を高めて、主体的に周囲へ働きかけ、プラスアルファの提案を行う行動が期待されるためです。

特に中小企業は大企業と比べて、若いうちに責任のある仕事を任せられることが多く、自分で考え、行動し、ときには周囲に協力してもらう、関わりが求められます。そのような働きは、当事者意識と主体的がなければできません。

しかし、中小企業は階層別の研修が整っていないことが多く、その中でも若手社員への育成フォローが弱い企業が多いです。OJTでの育成は行なっているものの、属人的になっており、若手社員全体の成長の底上げが必要になっている企業が多いように感じます。

若手社員はある程度の仕事は一人で進められるためフォローの必要性を感じにくいですが、まだまだ成長する余白は残っています。
若手社員に対して適切な研修機会を設けて主体性と当事者意識を高めることが、結果的に組織にポジティブな影響を与えられるようになります。

また「【24年卒】新入社員研修の内容例&効果を決める5つのポイントを解説」の記事では、2024年に入社する新入社員に対して、どのような研修を実施するべきであるかを解説しています。
具体的な研修内容の事例や効果を高めるためのポイントもご紹介しておりますので、研修を成功させるためにもぜひ参考にしてください。

2)中小企業が実施すべき若手社員研修の内容4選

中小企業の若手社員研修として実施すべき研修内容を紹介します。若手社員が失敗を恐れずに挑戦し続け、成果を最大化していくために必要なマインドセットやスキルセットを提供することが大切です。

1.主体性・当事者意識を高める研修

主体性と当事者意識を高める研修を実施することをお勧めします。主体性・当事者意識がなければ、仕事に前向きに取り組まず、スキルや知識を身に付けても業務で発揮されにくいためです。

主体性と当事者意識があれば、たとえば、関わっているプロジェクトに自分がいる意味を感じて、より良くするために積極的に発言したり他の人のサポートをしたりしようとします。しかし主体性と当事者意識がないと、自分に割り振られた仕事に対して期待通りの仕事をするだけで、言われたことをやる、というモチベーションで仕事をすることになります。

ほかにも、主体性と当事者意識があれば、組織の一員として責任を持ってクライアントのために自身の専門知識を活かして良い品質のものを作りたいと、仕事に前向きに関わろうとします。しかし主体性と当事者意識がないと、専門知識を持っていたとしてもそれを積極的に活かそうとせず、とりあえず例年通りの品質のものを渡して終わりにするかもしれません。

特に中小企業では個々の仕事への向き合い方が成果につながることが多いため、仕事に責任感を持って前向きに取り組んでもらうために主体性を当事者意識は欠かせません。

主体性と当事者意識を高めるためには次の2つの要素が必要です。
・成長実感を持つ
・ありたい姿を描く

成長実感を持つ

成長実感を持つことで、主体性と当事者意識を高められます。新たな課題に取り組む自信を生み出し、自身の言動への責任感が強まるためです。
成長実感を持つためには、自身の仕事を振り返り、成功体験を認知する必要があります。

たとえば、アーティエンスの若手社員フォロー研修では、3年間の振り返りをする時間を設けています。今までの仕事を振り返ることで成功体験に気づき、自分の成長を実感できます。そして成長している実感が得られると、未来にも成長を期待できるようになり、主体性と当事者意識が促されます。

ありたい姿を描く

ありたい姿を描くことで、主体性と当事者意識を高められます。目指したいところが定まると、そのために具体的に何が必要か、どのように行動していくべきかが見えてくるためです。
ありたい姿を描くためには、若手社員のインサイドアウトを促し、その上で自組織におけるキャリアや目標を描く必要があります。

たとえば、アーティエンスの2年目フォロー研修では、インサイドアウトを促すために「素晴らしい2年目社員/ そうでない2年目社員の考察」する時間を設けています。こんな社員になりたい!こんな社員にはなりたくない!という想いが出てくることで、そのためにやるべきことをやらなければならないという意識が促されます。

その上で、「素晴らしい未来の探求・宣言文の作成」ワークを行い、組織から期待されていることと自分のありたい姿を統合した目標を明確にします。目指す方向が明確になることで、主体性と当事者意識を持って仕事に向き合えるようになります。

このように主体性と当事者意識があれば、自分が関わる仕事を自分ごとと捉えて、上司からの細かな指示がなくても自ら考えて行動します。すると経験値が上がり、成長スピードが加速します。早く成長して成果に繋げてもらうことを期待されている中小企業の若手社員には必要不可欠です。

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2.ビジネススキル・思考力を高める研修

ビジネススキルと思考力を高める研修を実施することをお勧めします。業務効率や質の向上につながるためです。

特に中小企業の若手社員は少数精鋭の組織も多く、少ない人的リソースや金銭的リソースの中でいかに効率的に成果を出すことが求められています

ビジネススキルと思考力を高める研修内容として、次のような内容が挙げられます。
・ロジカルシンキング
・プレゼンテーション
・問題解決

ロジカルシンキング

ロジカルシンキングとは、誰が見ても適切かつ納得性がある「結論」や「理由」を考察・説明する為の手法です。「状況→結論」または「結果→原因」の思考を、可能な限りシンプルに、そして誰が見ても(聞いても)納得いく形で展開できます。

アーティエンスのロジカルシンキング研修では、ロジカルシンキングを行う上で理解しておきたい型を学び、シミュレーションワークを通して実際の仕事の中でどのように活かすのかを学びます。

皆が納得できる意見を言えるようになることで、仕事の質が高くなり、より質の高い仕事を行えるようになります。

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プレゼンテーション

プレゼンテーションとは、わかりやすく伝えるための方法です。可視化して分かりやすく自身の考えを伝えることで、相手が判断することを可能にし、相手との信頼関係の構築、業務効率化にも繋がります。

アーティエンスのプレゼンテーション研修では、わかりやく伝えるための型を学び、状況に応じて適切な伝え方を選択して実行できるようにします。

自分が伝えたいことをスムーズに相手に受け取ってもらえると、その分仕事がスムーズに進むため、中小企業の若手社員に必要なスキルと言えます。

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問題解決

問題解決は課題を解決していくために必要です。ヒアリングとトーキングスキルを身につけて、認識のズレをなくすコミュニケーションを取ることが肝となります。

アーティエンスの問題解決力研修では、ニーズや課題を深掘り、明確にしたのちに、適切な解決策を考えるプロセスを学びます。

本質的な課題を解決できるようになることで、満足度の高い仕事を行えるようになります。

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このように少数精鋭の中で業務効率や質を高めるために、ビジネススキルと思考力を高めることが重要です

3.周囲をうまく連携し、影響力を高める研修

周囲をうまく連携し、影響力を高める研修を実施することをお勧めします。成果を上げるためには効果的なチームワークが不可欠なためです。

特に中小企業ではリソースが限られているため、自身の特性を活かしてお互いの仕事を助け合うことで、社員のモチベーションも高くなり、また仕事の質も高くなります

周囲をうまく連携し、影響力を高める研修内容として、次のような内容が挙げられます。
・巻き込み力
・意志発信力
・パーソナリティベース・リーダーシップ

巻き込み力

巻き込み力は周囲に主体的に働きかけるときに必要です。周囲と適切なコミュニケーションをとることで周囲との関係性を築きつつ、上手に巻き込めます。

アーティエンスの巻き込み力研修では、上司役講師への報連相/お客様役講師への商談というロールプレイング形式のワークを通じて、双方に主体的に働きかけ、巻き込んでいく意識とスキルを習得します。

中小企業の若手社員のようにそれぞれ抱えている仕事があると、一人でどうにかしなくてはと考えてしまいがちですが、一人では対応しきれない仕事のときに適切に周囲に頼ることも大切です。

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意志発信力

意志発信力はチームでの意思決定を、より力強く行うために必要です。自身の意見を発信することの意義や必要性を理解し積極的に発信することで、チームの成果を最大化できます。

アーティエンスの意思発信力向上研修では、チームとして納得感のある意思決定をしていくため、周囲と意思疎通を深めるファシリテーションスキルを学びます。また、意思発信後の他者との対立や衝突を乗り越えて、意思決定をより良いものにしていくために、クリティカルシンキングの思考法も習得できるようにします。

自分の意見を適切に伝えることで、

パーソナリティベース・リーダーシップ

パーソナリティベース・リーダーシップとは、特定の一人だけでなく、チームメンバー全員が各々の強みをベースとしたリーダーシップを発揮していくという考えです。世の中の動きが早くなっている今、そのスピードに追いつくためには個々がリーダーシップを発揮して仕事を進めていくことが求められています。

アーティエンスのパーソナリティ・ベースリーダーシップ研修では、自身の特性や強みを知り、それをどのように発揮していくかという具体的な方法と鍛え方を学びます。

特に中小企業は世の中のスピードに置いていかれないことが組織の成長に重要なポイントとなるため、若手社員のうちから自身の強み・特性をベースにしたリーダーシップ発揮や、仲間のリーダーシップを活性化していくことが大切です。

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このように、より質の高い仕事を行えるようになるためにも周囲と共創する力が必要です

4.新入社員・後輩の育成力を高める研修

新入社員・後輩の育成力を高める研修を実施することをお勧めします。後輩が育っていかないと、組織の成長が停滞してしまうためです。

特に中小企業は全体的にOJTで育成する企業が多いため、OJTの質が後輩の成長に大きく影響しやすいです

アーティエンスの育成担当者・OJTトレーナー研修では、育成者として育てる意義を見出し、時代にあった育成スキルを提供しています。
どんなに育成の知識・スキルを学んでも、育成担当者が「育てる意義」を見出せていなければ、OJTの高い効果は期待できません。そのため、育成担当者の育成モチベーションを促し、その上で後輩の成長を効果的に行うためのスキルを学びます。

このように今後の組織の成長のためにも、若手社員が後輩の成長を促す育成を行えるようになっておくことは大切です

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若手社員が失敗を恐れずに挑戦し続け成果を最大化していくために、ここで紹介したスキルの中で自組織に足りていないと感じる要素があれば、研修で学ぶ機会を作り、若手社員の成長を促しましょう。

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3)中小企業の若手社員研修の導入でよくある質問

中小企業の若手社員導入の際に、よく伺う質問についてお応えします。

Q1. 自組織に適した若手社員研修をどのように考えたらいいですか

自組織に適した若手社員研修を実施するためには、次の5ステップの通りに考えていくことをお勧めします。

Step1 若手社員に望む姿を設定する

組織の目標を達成するために、若手社員にどうなって欲しいかを考えることから始めます。ゴールが定まらないと、どんなスキルが必要になるのかという判断ができず、若手社員の育成計画が立てられないためです。

Step2 若手社員が望む姿になるために必要なスキルを洗い出す

若手社員に望む姿が明確になったら、そのために必要なスキルは何かを洗い出していきます。必要になるスキルを、どのような方法でいつ渡すのかを考えるために必要な作業になります。
ぜひ2章の内容を参考にしてください。

Step3 スキルを身に着ける方法とタイミングを計画する

洗い出したスキルを、いつ、どのような方法で若手社員に渡していくかを考えます。若手社員が、いつどのような悩みや不安を抱えているのかを理解して育成計画を作成することが大切です。
研修を含めたOFF-JTだけでなく、OJTやSDもこの時点で考えておきます。

Off-JT:職場を離れて、講習や研修などを行う人材教育のことを指します。

OJT:組織の上司や先輩が、部下や後輩に対して具体的な仕事を与え、その仕事を通して、業務に必要な知識・技術・考え方などを指導し、修得させることを指します。

SD:個人的なセミナー参加や本の推奨など、社員による自発的な学習を指します。

Step4 育成計画を若手社員に渡して自身の成長イメージを持ってもらう

若手社員の育成計画が決定したら、若手社員と社員に展開します。若手社員には、自身で若手社員の目標を意識できるようにし、社員には育成計画を元にそれぞれが若手社員をフォローするように呼びかけましょう。

Step5 若手社員の成長度合いに合わせて育成計画を調整する

作成した育成計画の通りに進めていく中で、若手社員の成長スピードとのズレが生じることがあります。ズレを感じた際は、そのまま放置せず、若手社員の成長スピードに合わせて育成計画を調整しましょう。
若手社員の成長度合いと計画がズレたままになってしまうと、若手社員の成長が停滞したり、ついていけなくなってモチベーションが下がり、退職をしてしまう可能性が高まるためです。

この5ステップで考えることで、自組織に適した若手社員研修を実施できるようになります。

Q2.若手社員の離職率を低くするにはどうしたらいいですか

若手社員によくある離職理由としてよく上がるのは次のようなことです。

・残業が多い
・人間関係が良くない
・希望する仕事ができない
・今後成長できる感じがしない

残業が多い

残業が多いという課題に対しては若手社員の業務量を把握することから始めましょう。上司や組織から見えていないだけで、多くの仕事を抱えすぎてしまっている可能性があります。

人間関係が良くない

人間関係が築かれない理由はいくつか原因が考えられますが、基本的にお互いの価値観や考え方を知ろうとしていないことがほとんどです。

それぞれがどのような環境で育ってきて、何を大切にしているのかを知ることで、お互いの常識のズレやクライアントとの向き合い方の違いを理解でき、それぞれの特性として受け入れながらもお互いの考えを統合していくために話し合える状態になります。

アーティエンスの関係性構築力研修では、相手の立場や意見を尊重しつつ、自身の主張を正確に伝えるアサーティブコミュニケーションの手法を習得する内容も組み入れており、このような研修を取り入れることも一つの方法です。

希望する仕事ができない

希望する仕事ができないという課題に対しては、自身のありたい姿と仕事を統合できるようにする機会を設けることが必要です。今の仕事を行うことで自分がありたいと思う姿になることが分かると、仕事に対しての認知が変化し、モチベーションの向上に影響します。

アーティエンスの2年目フォロー研修若手社員フォロー研修では、今後のキャリアを考えていく際に、自分のありたい姿と組織から求められていることを統合するワークを取り入れています。

希望する仕事ができないという悩みについての詳細は「若手社員によくある離職理由「やりたい仕事じゃない」のフォロー施策とは?」のコラムをご覧ください。

今後成長できる感じがしない

今後今の組織で成長できる感じがしない、という課題に対しては、成長実感と成長予感を高めることが必要です。成長実感・予感の数値が低いと離職が発生しやすくなるためです。
中小企業の若手社員は日々忙しく働いていることが多く、ゆったりと自分の仕事を振り返る機会を作れていない人が多いです。そのため、仕事から少し距離を置いて自身の成長を振り返る機会を作りましょう。

アーティエンスの2年目フォロー研修では事前課題として周囲の人にインタビューします。その中で自分の仕事に対するポジティブフィードバックと期待することを確認でき、そこで自身の成長を実感する人も多いです。また、若手社員フォロー研修では、組織に入社してから今までの仕事を振り返ることで、自身の成長を実感できます。

成長していることを実感できると、今後も同じように成長できるかもしれないという期待が強くなります。

ただし、そもそもミスマッチによる離職が多い場合は、採用基準から見直す必要があります。

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Q3. 最近の若手社員に対してどのように接したらいいですか

若手社員への接し方がわからない場合は、最近の若手社員の特徴を理解しましょう。そうすると自然と接し方が見えてきます。

最近の若手社員は次の4つの特徴を持っています。

1)会社よりも、社会・世の中・自分のために働きたい
2)失敗は避けたいが、成長意欲が低いわけではない
3)1社に囚われない意識が強く、自分なりの働き方を模索
4)情報処理能力やサーチ力が高い反面、周囲を巻き込むことは苦手

このような特徴を持っていることがわかると、育成のポイントが見えてきます。アーティエンスでは次の4つのことが若手社員の育成をより効果的にするために必要だと考えます。

1)周囲への貢献の認知や仕事への意味付けを行う
2)失敗を再定義して挑戦しやすい環境を構築する
3)従業員エンゲージメントを醸成する
4)周囲への巻き込み力を強化する

具体的な方法については「最近の若手社員の特徴とは?効果的に育成を行う4つのポイントも詳しく解説」のコラムをご覧ください。

最近の若手社員がどのような環境で育ってきて、どのような価値観を持っているかを知ることで、接し方が考えやすくなります。

Q4. 若手社員研修の学びの効果を高める方法はありますか

若手社員研修の効果を高めるために次の2つのことを行うことをお勧めします。

・研修前に新入社員に背景や必要性を伝える
・研修後に定期的なリマインドを行う

研修前に若手社員に背景や必要性を伝える

若手社員のインサイドアウトが促されるため、若手社員研修を実施する理由を研修前に伝えておきましょう。

「なぜ、このタイミングでこの研修を実施することにしたのか」「研修後、どのような状態を期待しているのか」などを研修前に伝えておくことで、若手社員は組織から期待されているという感覚を得られます。すると適度な緊張感と期待してもらえていることへの嬉しさを持ちながら、主体的に研修に参加しやすくなります。

研修後に定期的なリマインドを行う

研修だけでは身につけるところまで持ってくことは難しいため、研修で学んだことをリマインドしましょう。
研修での学びを記憶に留めるだけでなく、認知・行動変容へと繋げていくには、定期的なリマインド(刺激)やフォローは不可欠です。

研修で学んだことをどう活かしたのかを日報などに記載したり、研修実施から1週間経過した頃に研修のテキストやアンケートを参加者に送付するなどの方法があります。

これらのことを意識して行い、若手社員研修の学習効果を高めましょう。

4)まとめ〜アーティエンスは中小企業向けの若手社員研修でサポート〜

本コラムでは、中小企業向けの若手社員研修が目指すところと、具体的な研修内容についてお伝えしました。


アーティエンスがお勧めする中小企業のための若手社員研修は、主体性と当事者意識を高め、組織へのポジティブな影響を発揮することを目的とした研修です。

中小企業の若手社員は、指示を待って業務をこなすといった新人気分から脱却し、自身の仕事や目標に対する当事者意識を高めて、主体的に周囲へ働きかけたり、プラスアルファの提案を行うといった行動が期待されるためです。


【中小企業の若手社員研修におすすめの研修内容】
・主体性・当事者意識を高める研修

・ビジネススキル・思考力を高める研修内容

・周囲をうまく連携し、影響力を高める研修

・新入社員・後輩の育成力を高める研修

若手社員が失敗を恐れずに挑戦し続け成果を最大化していくために、ここで紹介したスキルの中で自組織に足りていないと感じる要素があれば、研修で学ぶ機会を作り、若手社員の成長を促しましょう。



なお、アーティエンスは中小企業向け若手社員研修を課題に応じて実施できるように多数取り揃えています。

1名から参加できる公開講座も実施しております。若手社員の育成についてお悩みをお持ちの方はお気軽にお問い合わせください

中小企業の若手社員に適切な育成をし、組織全体の成長に繋げましょう。