【階層別】社員研修のテーマ一覧│研修テーマの決め方も解説

更新日:

作成日:2023.8.16

 研修テーマ

「研修テーマの決め方は?」
「研修テーマには、どんなものがある?」

このような問題意識を持って、本コラムにたどり着いたのではないでしょうか。
数多くある研修テーマから適切なテーマを選ぶのは容易なことではありません。そこで、本コラムでは研修テーマ一覧とテーマの決め方をお伝えします。

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このコラムで分かること

  • 新入社員から経営層までの研修テーマ一覧
  • 研修テーマの決め方
  • 研修テーマを決める際によくあるQ&A
執筆者プロフィール
迫間 智彦
X:@tohaza_atc youtube:中小企業の人材育成・組織変革 専門チャンネル
大学卒業後、大手通信会社、アルー(株)勤務後、2010年にアーティエンス(株)を設立。業界歴17年。大手企業から、中小企業、ベンチャー企業の人材開発・組織開発の支援を行っている。専門分野は、組織開発、ファシリテーション。

専門性:ファシリテーター管理職組織開発・組織変革

1. 【階層別】研修テーマの一覧

階層別に研修テーマをお伝えします。

階層 研修
新入社員研修
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・学生から社会人の切り替え
・ビジネスマナーやスキルの習得
・社会人として必要な思考スキルやコミュニケーションスキルの習得
・自組織の理解(エンゲージメント向上)
・健康に働くための考え方とスキルの習得
・業種別・職種別の専門知識・スキルの習得
若手社員研修 ・パフォーマンスの向上
・エンゲージメントの向上
・部下・後輩育成力の向上
・専門性の向上
中堅社員研修 ・高いレベルのパフォーマンス発揮
・部下・後輩育成力の向上
・意思発信力の向上
・リーダーシップの発揮
・チーム力の向上
管理職研修
資料をダウンロード≫
・管理職としての役割認識・遂行
・管理職としてのパフォーマンス向上・課題解決
経営者向け研修 ・経営理念・戦略の策定・浸透
・経営課題の解決

それぞれ詳しく説明します。

1-1. 新入社員研修のテーマ6選

新入社員研修には、主に下記のテーマがあります。

・学生から社会人の切り替え
・ビジネスマナーやスキルの習得
・社会人として必要な思考スキルやコミュニケーションスキルの習得
・自組織の理解(エンゲージメント向上)
・健康に働くための考え方とスキルの習得
・業種別・職種別の専門知識・スキルの習得

それぞれ説明していきます。

学生から社会人の切り替え

「学生から社会人の切り替え」は、新入社員研修のテーマとしてとても重要です。「学生から社会人の切り替え」が上手くいかないと、その後に実施される初期研修、そして社会人人生に影響が出ます。

「学生から社会人の切り替え」では、「社会人の意識醸成」や「コンプライアンスへの意識」、「コスト意識」を伝えることが多いでしょう。

「学生から社会人の切り替え」をテーマとした研修の具体イメージ

ビジネスマナーやスキルの習得

「ビジネスマナーやビジネススキルの習得」は、新入社員研修にて多く実施されるテーマです。取得するビジネスマナーは、業種・職種によって変わるので、適切なものを選ぶ必要があります。

ビジネスマナー(左)やビジネススキルの習得(右)」をテーマとした研修の具体イメージ

社会人として必要な思考スキルやコミュニケーションスキルの習得

「社会人として必要な思考スキルやコミュニケーション方法の習得」のテーマを選ぶことで、新入社員の成長スピードは上がっていきます。
よくある研修内容は「ロジカルシンキング」や「プレゼンテーション」、「コミュケーション(関係性構築)」などが上げられます。

社会人として必要な思考スキルやコミュニケーション方法の習得」をテーマにした研修の具体イメージ

自組織・職場の理解(エンゲージメント向上)

「自組織の理解(エンゲージメント向上)」は、新入社員研修のテーマとしてとても重要です。配属時のリアリティショックを緩和したり、新入社員へのフォローとしてモチベーション向上を促します。

自組織の理解(エンゲージメント向上)」として、よくある研修内容は「企業理念や方針の理解」、「同期とのチームビルディング」、「トレーナーとの相互理解・関係性構築」などが上げられます。

自組織の理解(エンゲージメント向上)」をテーマにした研修の具体イメージ

健康に働くための考え方とスキルの習得

「健康に働くための考え方とスキルの習得」は、新入社員研修のテーマとしてとても重要です。レジリエンスを高め、新入社員のモチベーション向上を促します。よくある研修内容は「レジリエンス」、「セルフマネジメント」などが上げられます。

健康に働くための考え方とスキルの習得」をテーマにした研修を行う際の具体的な研修内容のイメージ

業種別・職種別の専門知識・スキルの習得

「業種別・職種別の専門知識・スキルの習得」は、新入社員研修のテーマとしてとても重要です。新入社員研修で多くの時間を費やすテーマの一つでしょう。

業種別・職種別の専門知識・スキルの習得」は、配属先によって求められるものはさまざまなので、現場と相談をしながら、テーマや具体的な内容を決めていくといいでしょう。

参考までに、職種別の主な研修内容をお伝えします。

新入社員研修の目的・内容を詳しく知りたい方は下記コラムを参考にしてください。
【実例あり】新入社員研修に必要な6つの内容と効果を高める5つのポイント

1-2. 若手社員研修のテーマ4選

若手研修では、主に下記のテーマがあります。

・パフォーマンスの向上
・エンゲージメントの向上
・部下・後輩育成
・専門性の向上

それぞれ詳しく説明します。

パフォーマンスの向上

「パフォーマンス向上」は、若手社員研修のテーマとして重要です。このテーマを選ぶことで、若手社員の成長スピードは上がっていきます。よくある研修内容は「ロジカルシンキング」や「プレゼンテーション」、「問題解決思考」、「コミュケーション研修」などが上げられます。

「パフォーマンス向上」をテーマにした研修の具体イメージ

エンゲージメントの向上

「エンゲージメントの向上」は、若手社員研修のテーマとしてとても重要です。このテーマを選ぶことで、若手社員の仕事へのコミットやモチベーション、後輩への影響力が上がっていきます。よくある研修内容は「関係性構築」や「キャリア開発」、「リーダーシップ開発」などが上げられます。

エンゲージメントの向上」をテーマにした研修の具体イメージ

部下・後輩育成力の向上

「後輩育成」は、若手社員研修のテーマとしてとても重要です。このテーマを選ぶことで、若手社員の後輩への影響力が上がっていきます。よくある研修内容は「ティーチング・フィードバック・コーチング」が上げられます。

「部下・後輩育成」をテーマにした研修の具体イメージ

専門性の向上

「専門性の向上」は、若手社員研修のテーマとしてとても重要です。このテーマを選ぶことで、若手社員の成長スピードが上がりますし、成果につながりやすいです。

「専門性の向上」として、業種・職種によって、さまざまなパターンがあります。一つ共通することは、最近は、時代の流れがより一層速くなっているので、知識とスキルを学び続ける必要があります。

例えば、最近では、対面の営業は少なくなっています。ZOOMなどオンラインでの営業スキルが求められます。もしくは営業マンであっても、自身のブランディングを行うためにSNS等を利用したマーケティングスキルなども求められるかもしれません。若手社員がプレイヤーとしてハイパフォーマンスを出すためにも、時代にあわせた専門スキルを習得するための支援が必要です。

1-3. 中堅社員研修のテーマ5選

中堅社員研修では、主に下記のテーマがあります。

それぞれ詳しく説明していきます。

高いレベルのパフォーマンス

「高いレベルのパフォーマンス」は、中堅社員研修のテーマとしてとても重要です。このテーマを選ぶことで、中堅社員がより高い成果をあげるために必要です。よくある研修内容は「ロジカルシンキング」や「プレゼンテーション」、「問題解決思考」、「専門スキル」などが上げられます。

高いレベルのパフォーマンス」をテーマにした研修の具体イメージ

部下・後輩育成力の向上

  • 「部下・後輩育成」は、中堅社員研修のテーマとしてとても重要です。このテーマを選ぶことで、中堅社員は、管理職に求められるスキルの一つを習得するため、管理職への準備が可能になります。よくある研修内容は「育成計画・ティーチング・フィードバック・コーチング」が上げられます。
    部下・後輩育成」をテーマにした研修の具体イメージ

意思発信力の向上

「意思発信」は、中堅社員研修のテーマとしてとても重要です。このテーマを選ぶことで、中堅社員が上司・後輩・他部署に対しての影響力を上げていくことになります。管理職に求められる意思決定スキルの準備にもなります。

「意思発信」をテーマにした研修の具体イメージ

リーダーシップの発揮

「リーダーシップ(※)」は、中堅社員研修のテーマとしてとても重要です。このテーマを選ぶことで、中堅社員が上司・後輩・他部署に対する影響力をあげることができます。リーダーシップ開発を行うことで、当事者意識・主体性の解放していくことにもなります。

(※)リーダーシップとは
現在、学術的に主流の考え方は「目的・目標に影響を与えること」と言われています。そのため、引っ張るリーダーシップ(変革型リーダーシップ)もあれば、支えるリーダーシップ(サーバントリーダーシップ)もあります。当事者意識・主体性があれば、誰でもリーダーシップを発揮できます。

よくある研修内容は「パーソナリティベースドリーダーシップ」、「シェアドリーダーシップ」、「心理的安全」などが上げられます。

「リーダーシップシップ」をテーマにした研修の具体イメージ

チーム力の向上

「チーム力向上」は、中堅社員研修のテーマとして重要です。このテーマを選ぶことで、中堅社員がチーム運営に大きくかかわり、管理職に求められるチーム力向上のスキルの準備にもなります。よくある研修内容は、「チームビルディング」、「ファシリテーション」、「プロジェクトマネジメント」が上げられます。

「チーム力向上」をテーマにした研修を行う際の具体的な研修内容のイメージ

中堅社員研修の目的・内容に関して、詳しく知りたい方は下記コラムを参考にしてください。

【中堅社員研修の内容一覧】これをみたら自組織にあった中堅社員研修の企画が作れる

1-4. 管理職研修のテーマ2選

管理職研修では、主に下記のテーマがあります。

・管理職としての役割認識・遂行
・管理職としてのパフォーマンス向上・課題解決

それぞれ詳しく説明していきます。

管理職としての役割認識・遂行

「管理職としての役割認識・遂行」は、管理職研修のテーマとしてとても重要です。このテーマを選ぶことで、管理職が自身が求められる役割を認識・全うしていきます。よくある研修内容は、「新任管理職研修」、「次世代リーダー研修」、「役職別管理職研修」などが上げられます。

管理職としての役割認識・遂行」をテーマにした研修の具体イメージ

管理職としてのパフォーマンス向上・課題解決

「管理職としてのパフォーマンス向上・課題解決」は、管理職研修のテーマとしてとても重要です。このテーマを選ぶことで、チームパフォーマンス向上の支援ができます。

管理職としてのパフォーマンス向上・課題解決」として、よくある研修内容は「部下育成」「目標管理/評価面談」などが上げられます。

管理職としてのパフォーマンス向上・課題解決」をテーマにした研修の具体イメージ

管理職研修の目的・内容について、より知りたい方は下記コラムを参考にしてください。

管理職研修は4種類!【種類別】目的とおすすめの研修内容12選をご紹介

1-5. (参考)経営者向け研修のテーマ2選

経営者向け研修では、主に下記のテーマがあります。

・経営理念・戦略の策定・浸透
・経営課題の解決

経営者向けの研修は、組織によって大きく異なります。研修というよりもコンサルティングといったほうが正しいでしょう。ここでは、2つのテーマを簡単に説明します。より詳しく知りたい方は、下記コラムをご確認ください。

【経営者向け研修】事例から学ぶ2つの目的と5つの内容をご紹介

経営理念・戦略の策定・浸透

経営理念・戦略の策定・浸透をテーマに扱うことで、経営者のチームビルディングと強いコミットを高めることが可能です。

例えば、ワンマンの社長の場合は、社長がどんなに意見を求めても、他の経営幹部はYESという傾向が強くなります。その際に、経営者向けの研修で、他社の事例を知ることで社長が考えを見直し、さらにその様子を見ると経営幹部は発言しやすくなったりします。

経営理念・戦略に対して、経営陣が強いコミットを持つために行ったほうがいいでしょう。

経営課題の解決

経営課題解決をテーマに扱うことで、新しい知識や講師のファシリテーションによって、よりよいアイディアが出てくることも多いです。講師の問いかけで経営陣の認知が広がることで、経営課題に対して、自分たちが想像していなかった解決策を見つけることができます。

例えば、「ある事業のシェア率が下がってきたため、どのような対策を打てるか」となったときに、昔の文脈のみでは「広告宣伝費を増やして、プレゼンテーションを強化する」という戦略を立ててしまうかもしれません。ただし、研修で現在の市場の変化を知ったり、ファシリテーターから「ビジネスモデルを変えることはできないのか?」などの問いかけがあれば、経営者の認知は変わります。そうすれば、考えられる施策も変わってくるでしょう。

経営課題に対してよりよい解決策を見つけるために行ったほうがいいでしょう。

2.人気の研修テーマ3選

VUCAといわれるように、今は時代の変化がとても速くなっています。変化スピードの加速を受けて、新たに人気となっている研修テーマを3つお伝えします。

①【対話による変容の促進】|ファシリテーション研修

今、多くの企業に、対話が求められています。
チームメンバー全員の率直なコミュニケーションを引き出し、改善サイクルを早めることや新たなアイディアを出していくことが求められるためです。

今までの「管理職や一部のリーダーが目標を掲げて引っ張っていくスタイル」から「対話によって全員で変容を進めていくスタイル」への転換に重要なのがファシリテーションです。

ファシリテーション研修を実施することで、対話を大切に思う意識醸成や、率直な意見をだしあえる場づくり、そして、参加者の目標達成に向けたコミットを高めることができます。

②【流動的な情報の全体感をとらえ、判断する】|システム思考研修

動的な情報を俯瞰してとらえ、整理し、今すべきことを判断する力として、システム思考力が注目されています。システム思考力を身につけることで、組織で「今」起きていることや、相互の関連性を見ることができます。そして、全体感を捉えたうえで、適応解を見つけることができます。特に上位役職者には必須といえるテーマでしょう。

③【困難を乗り越えるリーダーシップの促進】|リーダーシップ研修

現在発生している多くの困難を乗り越えていくために、現場との連動を持たせながら、長期的に管理職を育てていく研修が人気です。

例えば、アーティエンスのリーダーシップ開発コースでは、役割認識から目標設定・管理のスキル、経験学習の進め方などを、研修・現場実践を繰り返しながら学ぶプログラムを実施しています。

3.面白い研修テーマ

研修効果の向上を目的に、研修テーマに「面白さ」を取り入ることは重要です。
「面白い」は大きく2つの意味に分けることができます。一つは感情的に面白いと感じるもので英語でいうと「Fun」です。もう一つは、知的な面白さという意味で英語でいうと「Interesting」です。

【Fun】の意味の面白い研修テーマ

ゲーム的な要素を取り入れている研修テーマがあげられます。
例えば、弊社の研修テーマにおいて参加者からよく「面白い」とのコメントを集めるのは、「目標達成・コスト意識研修」です。
グループごとに企業を立ち上げた設定の中で、新規案件への対応を【営業部】【管理部】に分かれてコンペを実施し、最終的な売り上げを競います。

「売り上げを上げることの難しさ」や「人を雇う上で発生するコスト」「判断の重要さ」を学びます。

【Interesting】の意味の面白い研修テーマ

知的な学びを得られる「面白さ」を得るためには、以下の内容が含まれた研修テーマを選ぶことが大切です。

・気づきを生むための問いを投げる
・多様な価値観に触れる機会を作る
・「知っている」と「できる」の違いを体験してもらう

例えば新入社員研修でも、一方的に学びを教えるのではなく、「問い」によって新入社員自らに気付いてもらうことや、「対話」による新たな価値観との出会いを大切にしています。
また、実践重視のプログラムを通して、できるようになる面白さを体感いただきます。

4.研修テーマを決めるための3つのプロセス

研修テーマの決め方は、下記プロセスで進めていきます。

1. 研修の目的・目標を決める
2. 研修のテーマを決める
3. (参考)具体的な研修内容や運営を決める

それぞれ詳しく説明していきます。

4-1. 研修の目的・目標を決める

研修のテーマを決めるには、研修の目的・目標を決めることが必要です。「研修を何のために行うのか?」、「研修後に、受講生はどのような認知変容や行動変容」が起きるのかを決める必要があります。


目的:「コンフォートゾーン(ぬるま湯)から脱却するチーム創り」
目標:「管理職が心理的安全を保ちながらも、チームで切磋琢磨していくための知識とスキルを習得する」

この後に研修テーマを決めていきます。

4-2. 研修のテーマを決める

次に研修のテーマを決めます。

上記の例「コンフォートゾーン(ぬるま湯)から脱却するチーム創り」のための「管理職が心理的安全を保ちながらも、チームで切磋琢磨していくための知識とスキルを習得する」であれば、管理職のテーマのうち、「管理職としてのパフォーマンス向上・課題解決」というテーマになるでしょう。このテーマをより具体化し、研修内容に繋げていくためには、研修前後での「期待する変化感」を整理した、要件定義の実施をおすすめします。

参考|要件定義

4-3. (参考)具体的な研修内容や運営内容を決める

研修の目的・目標・テーマが決まれば、あとは具体的な研修内容や運営内容を決めていくだけです。下記を決めていくといいでしょう。

・具体的な研修内容
・講師の決定
・研修期間
・研修費用
・会場手配
・備品手配
・当日の流れの確認
・参加者の上司への連絡

このように研修テーマの決め方は、下記プロセスで進めていくといいでしょう。

1. 研修の目的・目標を決める
2. 研修のテーマを決める
3. (参考)具体的な研修内容や運営を決める

5.研修のテーマに関してよくある質問

研修テーマに関してよくある質問に回答していきます。

Q1.  経営陣から、研修テーマのみを伝えられた場合はどうしたらいいのか

経営者に、その研修テーマを決定した背景(目的)や、研修後のありたい姿(目標)などを聞くといいでしょう。
ただし、下記のようなケースもあります。

・研修テーマに関して、経営陣の思いつきや世の中のトレンドで実施される
例:「DXが必要だから研修を行う」、「トレンドだから○○研修を実施する」など

・経営陣に、目的・目標を聞ける状態ではない
例:「課長から依頼があったが課長もよくわかっていない。課長がヒアリングの場を設けてくれない」など

このような場合は、仮でいいので目的・目標を設定することが必要です。「会社の経営理念・戦略」や「現場で起きている課題」との連動を意識して、不明部分を埋めていくと良いでしょう。そして、たたきの段階で上長に渡し、認識の齟齬がないかを確認します。

Q2.  適切な研修テーマを選択する自信がない

目的・目標の設定や、要件定義などの企画は難易度の高い内容です。研修担当としてベテランの方でも、適切な判断ができないケースがあります。このような場合は、私たちのような研修会社の力を借りるといいでしょう。

Q3.  研修テーマと内容の主従が逆になる。どのように回避すればいいのか

研修の内容自体が目的になってしまうケースはよく見られます。例えば、「学生から社会人の切り替え」をテーマに研修を探すなかで、気が付けば「厳しい研修の実施」がテーマにすり替わっていることがあります。必ずテーマを明確にしてから、内容決定を進めていきましょう。

6.まとめ

本コラムでは、研修のテーマに関して、お伝えしていきました。

研修テーマは、どのように決めたらいいかわからなかったり、そもそもどのような種類があるかもわからないと思います。
本コラムでは、研修テーマに関して、丁寧にお伝えしていきました。本コラムの内容を実践していただければ、あなたが企画している研修テーマは決定できるはずです。
とはいえ、研修テーマの設定は難しい部分も多いのが現実です。当社は、さまざまな事例もありますし、最新の人材開発・組織開発を学び続けていますので、何かあればお気軽にご連絡ください。

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