システムシンキング(システム思考)は、「物事の全体像を捉え、構造を把握するための思考法」であり、ロジカルシンキングのような既存の分析的思考では解決のできない問題を解決できる可能性を秘めた思考方法です。特に、管理職やリーダーに、「今よりも視野を広げてほしい」 「正しいとされている前提や信念を問い直してほしい」 「他責にする風土から脱却したい」 「感情的に対立することなく、協力して問題解決を行ってほしい」 などのお悩みを感じている際に、システムシンキングはとても有効です。システムシンキングの考え方は、多くの方にとって馴染みが薄いことが多いですが、本研修では、ご自身や組織・チームの現状課題を実際に取り上げながら、現場で即使えるシステムシンキングを実践的に学んでいきます。
組織でよくある事例を基に、システムシンキング作成の基礎を学びます。システムシンキング活用のハードルを下げ、現場での活用イメージも持ちやすくなります。
研修では実際に、参加者同士で自組織やチームの状態のシステム図を作成します。作成の過程で自身がこれまで見えていなかった視点に気付くと同時に、システム図の効果を実感します。
システム図の作成後、レバレッジポイント(小さな力で大きな影響を生み出せるポイント)の見つけ方を学びます。レバレッジポイントを抑え、解決策を実行することで、真の課題解決につながります。