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中堅社員のやる気を取り戻せ!モチベーション低下を解決する6つの方法
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最適な中堅社員研修の内容が決まる!6つの役割別に12の研修を解説
更新日:
「中堅社員の成長を促すために研修を導入したいが、どれを選べばいいかわからない」
このように悩んでいる人事担当者・経営者の方も多いのではないでしょうか。
中堅社員は組織の中核を担う重要な存在であり、その成長が組織全体の成果に直結します。
しかし、現場では「期待する役割を十分に果たせていない」「思うような成果を上げられていない」といった課題を抱える組織も少なくありません。
組織が感じている課題を解消し、求める中堅社員の姿に近づいてもらうためには、スキル習得やマインド見直しの機会が必要です。
本コラムでは、中堅社員に期待される6つの役割ごとに最適な研修を紹介するとともに、成功事例や研修選定のポイントを解説します。
▼【中堅社員に期待する役割別】中堅社員におすすめの研修内容
中堅社員に期待する役割 | おすすめ研修内容 |
---|---|
①安定した業務遂行力 | ベーシックなビジネススキル研修 |
②高いパフォーマンスの発揮 | 【思考力を上げる】 ーロジカルシンキング研修 ー問題解決力研修 ーシステムシンキング研修 【コミュニケーション力を上げる】 【専門スキルを上げる】 |
③後輩の成長支援 | 部下指導・後輩育成研修 |
④現場感に基づいた的確な意見発信 | 意志発信力研修 |
⑤個々がリーダーシップを発揮するチーム創り | ーパーソナリティベースドリーダーシップ研修 ー心理的安全性研修 |
⑥新しいアイデアの導入・実行 | アンラーニング力向上研修 |
中堅社員の課題や期待に合った研修を適切に選定し、組織の成果向上につなげましょう。

大学卒業後、大手通信会社、アルー(株)勤務後、2010年にアーティエンス(株)を設立。業界歴17年。大手企業から、中小企業、ベンチャー企業の人材開発・組織開発の支援を行っている。専門分野は、組織開発、ファシリテーション。
目次
1)【中堅社員に期待する役割別】おすすめ研修内容
中堅社員に期待される6つの役割別に、中堅社員研修のおすすめ内容を紹介します。
中堅社員に期待する役割 | おすすめ研修内容 |
---|---|
①安定した業務遂行力 | ベーシックなビジネススキル研修 |
②高いパフォーマンスの発揮 | 【思考力を上げる】 ーロジカルシンキング研修 ー問題解決力研修 ーシステムシンキング研修 【コミュニケーション力を上げる】 【専門スキルを上げる】 |
③後輩の成長支援 | 部下指導・後輩育成研修 |
④現場感に基づいた的確な意見発信 | 意志発信力研修 |
⑤個々がリーダーシップを発揮するチーム創り | ーパーソナリティベースドリーダーシップ研修 ー心理的安全性研修 |
⑥新しいアイデアの導入・実行 | アンラーニング力向上研修 |
自社の課題や将来を見据え、中堅社員のどの役割を強化したいのかによって、適切な研修を実施しましょう。
①【安定した業務遂行】を促す、中堅社員研修の内容
中堅社員の業務遂行力を安定させ、生産性を向上させるためには、ビジネススキル研修が効果的です。
中堅社員は過去に基本的なビジネススキルを学んでいることが多いですが、時間が経つにつれてその知識やスキルが曖昧になり、実務で十分に活かせていないケースが少なくありません。
ビジネススキルの再確認と強化を行うことで、安定した業務遂行が可能となり、組織全体の生産性向上につながります。
ビジネススキル研修では、業務遂行に必要な基本スキルを体系的に学び直し、実務に活かせる形で定着させます。
特に重要となるスキルは以下の通りです。
・要件定義:業務の目的や必要条件を明確にする
・報連相:円滑なコミュニケーションでミスを防ぐ
・タスク分解:業務を細分化し、効率的に進める
・スケジュール管理:プロジェクトを遅延なく進める
これらのスキルを再確認し、実務で適用できるようにすることが、中堅社員の安定した業務遂行につながります。
アーティエンスのビジネススキル研修では、各スキルごとにワークを行い、インプットとアウトプットを繰り返しながら、実務で活用できる状態に導きます。
中堅社員に「業務の効率を改善し、ムダを減らしてほしい」「仕事の進め方を属人化させず、チーム全体で共有・再現できる形にしてほしい」と感じている企業におすすめです。
②【高いパフォーマンスの発揮】を促す、中堅社員研修の内容
中堅社員に高いパフォーマンスを発揮してほしい場合は、思考力、コミュニケーション力、専門スキルを高める必要があります。
中堅社員は業務の中心的な役割を担い、上司と部下の間で調整を行うことが増えるためです。
論理的に物事を考える「思考力」、
円滑に意思疎通を図る「コミュニケーション力」、
業務の質を高める「専門スキル」
の3つを高めることで、プレイヤーとして高いパフォーマンスを発揮できるようになります。
それぞれを高めるためにおすすめの研修内容は以下の通りです。
【思考力を上げる】
ー2-1.ロジカルシンキング研修
ー2-2.問題解決力研修
ー2-3システムシンキング研修
【コミュニケーション力を上げる】
ー2-4.関係性構築力研修
ー2-5.プレゼンテーション研修
ー2-6.ファシリテーション研修
【専門スキルを上げる】
専門スキル研修
具体的に紹介します。
2-1.思考力を上げる|ロジカルシンキング研修
中堅社員の思考力を高めるためには、ロジカルシンキング研修がおすすめです。
中堅社員は業務の難易度が上がり、関係者との調整や問題解決の場面が増えるため、論理的に物事を考え、的確な判断を下す力が求められます。ロジカルシンキングを身につけることで、複雑な課題に対して整理しながら適切な解決策を導き出せるようになります。
ロジカルシンキングの中でも、多くの情報をロジックツリーやマトリックスで整理する方法や、MECEを意識しながらロジック構造を考え、作れるようになることは、思考力を高める際に役に立ちます。
※ 当社、ロジカルシンキング研修のテキストより一部抜粋
アーティエンスのロジカルシンキング研修では、基本的なフレームワークを紹介し、シミュレーションワークを通して、状況に応じた適切なフレームワークの活用方法を身につけられるように設計しています。
中堅社員に「複雑な課題を整理する力を身に付けさせたい」「納得度の高い解決策を上長に提案できるスキルを渡したい」と感じている企業におすすめです。
2-2.思考力を上げる|問題解決力研修
中堅社員の思考力を高めるためには、問題解決力研修も有効です。
中堅社員は、業務を遂行するだけでなく、現場で発生する課題を自ら考え、解決する役割が求められるためです。
問題解決力を高めるためには、ヒアリングスキルとトーキングスキルが必要です。
・ヒアリングスキル:課題の本質を正しく把握するために必要
・トーキングスキル:関係者と適切にコミュニケーションを取り、解決策を実行するために必要
※ 当社、問題解決力研修のテキストより一部抜粋
ただし、ヒアリングスキルやトーキングスキルは、座学で学ぶだけでは「分かったつもり」になりがちで、実際に使いこなせるようになるのは難しいです。そのため、問題解決力研修では、実践を通じて学べる研修をおすすめします。
アーティエンスの問題解決力研修では、シミュレーションワークを取り入れ、講師が上司役となり、リアルで具体的なフィードバックを提供します。このプロセスを通じて、実践的に問題解決力を身につけ、質の高いアウトプットを目指せます。
中堅社員に「現場の課題に、的確な解決策を見出せるようになって欲しい」と感じる企業におすすめです。
2-3.思考力を上げる|システムシンキング研修
中堅社員がより本質的な問題解決を行うための思考力を高めるには、システムシンキング研修が効果的です。
中堅社員は、部分的な対策ではなく、全体の構造を理解しながら本質的な解決策を考える力が求められるためです。
システムシンキングを活用することで、課題の背後にある根本原因を捉え、長期的に有効な解決策を導き出せるようになります。
アーティエンスのシステムシンキング研修では、システム図を活用しながら、物事のつながりや構造を整理するスキルを実践的に学びます。
▼システムシンキングの際に活用するシステム図
※ 当社、システムシンキング研修のテキストより一部抜粋
具体的には、以下のことを習得できます。
・システム思考の基礎:表面的な問題ではなく、背後の構造や影響関係を捉える
・システム図の活用:要素間の関係性を整理し、全体を俯瞰して考える
・因果ループの理解:問題の根本原因を明確にし、持続的な解決策を検討する
この研修を通じて、中堅社員は業務全体の流れを把握し、単なる対処療法ではなく、本質的な課題解決に取り組めるようになります。
中堅社員に「表層的な課題解決ではなく、根本的な解決を実施できる力を身に着けてほしい」と考えている企業におすすめです。
2-4.コミュニケーション力を上げる|関係性構築力研修
中堅社員のコミュニケーション力を高め、職場での円滑な人間関係を築くためには、関係性構築力研修がおすすめです。
中堅社員は、上司と部下、他部署との橋渡し役として、多様な人々と協働する機会が増えます。そのため、信頼関係を築き、効果的なコミュニケーションを図る能力が必要です。関係性構築力を身につけることで、チームの生産性向上や職場環境の改善につながります。
アーティエンスの関係性構築力研修では、関係性を高めていくことは、仕事の結果の質を高めることに繋がる(成功循環モデル)ことを知り、関係性を構築する重要性を学ぶところから始めます。
この理解があると、コミュニケーションへの意識が変わっていきやすいです。
※ 当社、関係性構築力研修のテキストより一部抜粋
中堅社員に「多くの社員との連携をスムーズに行ってほしい」「チーム内のコミュニケーションを円滑にさせたい」と考えている企業に中堅社員におすすめです。
2-5.コミュニケーション力を上げる|プレゼンテーション力研修
中堅社員が効果的に情報を伝え、説得力のある発信を行うためには、プレゼンテーション力研修がおすすめです。
中堅社員は、会議やプロジェクトの場で自分の意見や提案を発表する機会が増えるためです。
伝えたい内容が相手に正確に伝わらなければ、意思決定やプロジェクトの進行に支障をきたす可能性があるため、プレゼンテーション力を高め、相手に響く伝え方を習得することが必要です。
プレゼンテーション力研修では、話し方の構成や資料の作成方法などを学びます。
アーティエンスのプレゼンテーション力研修では、実際にプレゼンテーションを行い、講師や参加者からフィードバックを受ける実践的なセッションを取り入れています。これにより、自身の強みや改善点を明確にし、スキルアップにつなげます。
※ 当社、プレゼンテーション研修のテキストより一部抜粋
中堅社員に「プレゼンテーションに自信を持たせたい」「説得力のある説明ができるようになってほしい」と考えている企業におすすめです。
2-6.コミュニケーション力を上げる|ファシリテーション研修
中堅社員が会議やチームディスカッションを円滑に進行し、成果を上げるためには、ファシリテーション研修がおすすめです。
中堅社員は、会議の進行役やプロジェクトのリーダーを任されることが増えるためです。参加者の意見をうまく引き出し、議論をまとめるためにファシリテーションスキルを身につけることで、多様な意見をまとめ、チームとしての最適解を導く力を養えます。
アーティエンスのファシリテーション研修では、現場で実際に起きる課題を理解し、どのようにアプローチしていくか、ということも学びます。
中堅社員に「会議やミーティングの質を高めてほしい」「議論をまとめ、結論を導ける力を身につけさせたい」と考えている企業におすすめです。
2-7.専門スキル研修
中堅社員が業務の質を向上させ、より高度な成果を出すためには、専門スキル研修がおすすめです。
中堅社員には、業務の効率化だけでなく、専門性を活かした価値提供が求められるためです。ただ、中堅社員になると、日々の業務に追われる中で、新たなスキルを体系的に学ぶ機会が限られてしまうことも少なくありません。そのため研修を通して学ぶ機会を提供することをおすすめします。
この研修では、業界や職種に応じた専門スキルを強化し、即戦力として活躍できる力を養いましょう。
例えばエンジニアや経理、銀行員やマーケターなど、それぞれ特化したスキルや知識が必要な職種については、より高度な技術や知識を習得できるようにします。
中堅社員に「クライアントの期待に応えられる専門知識を身につけさせたい」「より質の高いアウトプットができるようになってほしい」と考えている企業におすすめです。
③【部下・後輩の成長支援】を促す、中堅社員研修の内容
中堅社員が部下や後輩の成長を支援し、育成スキルを高めるためには、育成担当者・OJTトレーナー研修がおすすめです。
中堅社員は、後輩の指導やOJTの役割が求められることが増えるためです。
「どのように教えればよいかわからない」「育成の成果が思うように出ない」といった悩みを解消し、部下や後輩が成長を促すためには、適切な指導スキルを身につけることが求められます。
指導者として必要なスキルは以下の4つです。
・育成計画:目指すべきところを明確にし、育成の道筋を立てるために必要
・ティーチング:相手が理解し、行動できるように適切に伝えるために必要
・フィードバック:部下や後輩の行動を改善・強化するために必要
・コーチング:部下や後輩を自律・自走させるために必要
アーティエンスの部下・後輩育成OJTトレーナー研修では、これら4つのスキルの知識を伝えたのち、シミュレーションワークを行い、具体的に実践する時間を設けています。
シミュレーションワークで部下の立場を体感することで、より効果的な指導方法を考えられるようになる方も多いです。
現場で活かせる具体的なアプローチを学ぶことで、指導への自信を高めることができます。
中堅社員に「部下や後輩に対して適切な指導ができるようにさせたい」「OJTを通じた部下の成長支援をできるようになってほしい」と考えている企業におすすめです。
④【現場感に基づいた、的確な意見発信】を促す、中堅社員研修の内容
中堅社員が現場の視点を活かし、組織に対して的確な意見を発信できるようになるためには、意思発信力研修がおすすめです。
中堅社員には、現場での課題や改善策を上司や他部署に伝え、組織の意思決定に貢献する役割が求められるためです。
しかし、「意見を伝えても納得してもらえない」「自分の考えをうまく言語化できない」といった課題を感じる方も少なくありません。適切な伝え方を学ぶことで、自分の意見に説得力を持たせ、組織の意思決定に影響を与えることができます。
アーティエンスの意思発信力研修では、意思発信を行うための考え方や、意思発信をした際に躓くポイントを学びます。実際の業務を想定したロールプレイを通じて、意見を伝える実践練習を行い、具体的なフィードバックを受けることで、より効果的な発信方法を身につけることができます。
中堅社員に「自分の意見を的確に伝えられるようになってほしい」「組織の意思決定に積極的に関われる発信力を身につけさせたい」と考えている企業におすすめです。
⑤【個々がリーダーシップを発揮するチーム創り】を促す、中堅社員研修の内容
中堅社員に個々がリーダーシップを発揮するチーム創りをしてほしい場合は、パーソナリティベースドリーダーシップ、心理的安全性を高める必要があります。
中堅社員がチームの中心的な存在であり、上司と部下の橋渡し役を担う立場にいるためです。
それぞれを高めるためにおすすめの研修について具体的に紹介します。
5-1.リーダーシップを発揮するチームを創る|パーソナリティ・ベースリーダーシップ研修
中堅社員が自分の強みを活かし、自然な形でリーダーシップを発揮するためには、パーソナリティ・ベースリーダーシップ研修がおすすめです。
中堅社員は、リーダーの役割を与えられていないとしても、チームの中心的な存在であるためです。メンバーを牽引し、チームのパフォーマンス向上に貢献することが求められます。
そのため、「特定のリーダー像」にとらわれるのではなく、自分自身の特性を理解し、それを活かしたリーダーシップのスタイルを見つけることが大切です。
アーティエンスのパーソナリティ・ベースリーダーシップ研修では、個々の特性・強みを活かしたリーダーシップを発揮できるように、自身の「特性・強み」を理解して活かすための方法と鍛え方を学びます。
中堅社員に「自分らしいリーダーシップスタイルを見つけさせたい」「部下や後輩の強みを生かしたマネジメントスタイルを知ってほしい」と考えている企業におすすめです。
5-2.リーダーシップを発揮するチームを創る|心理的安全性向上研修
チーム内でメンバーが安心して発言し、挑戦できる環境をつくるためには、心理的安全性向上研修が効果的です。
心理的安全性が低いと、「間違った発言をしたらどうしよう」「批判されたくない」と感じ、積極的な発言がなくなり、その結果チームの成長が停滞してしまうためです。
アーティエンスの心理的安全性向上研修では、自身やチームの状態を客観的に捉えたうえで、心理的安全性の高いチームを創るために自身が変わることと、チームに働きかけることを考えます。
この時間を設けることで、メンバー同士が、目標や成果を達成していくするためにお互いに高め合える存在だと認識し、目標達成に向けて、お互いに協力し、相談や助け合いといった働きかけが自然発生する状態を目指せます。
中堅社員に「誰もが安心して意見を出せる場を作れるようになってほしい」「メンバーが萎縮せずに積極的に発言できる環境を作ってもらいたい」と考えている企業におすすめです。
⑥【新しいアイデアの導入・実行】を促す、中堅社員研修の内容
中堅社員が変化に適応し、新しいアイデアを柔軟に取り入れながら組織の成長に貢献するためには、アンラーニング研修がおすすめです。
中堅社員には、これまでの経験や成功パターンにとらわれず、新しい考え方を取り入れながら業務を推進することが求められるためです。
しかし、「過去のやり方に固執してしまう」「変化に対応するのが苦手」と感じる方も多いです。変化の激しい環境では、従来の考えを一度手放し、新たな価値観を柔軟に受け入れる力が必要です。そのため、既存の思考や行動パターンを見直し、アップデートしていくことが重要になります。
アーティエンスの管理職のためのアンラーニング力向上研修では、アンラーニングするために、自身の認知(メンタルモデル)を理解し、技術的成長(スキルや技術に関する成長)だけではなく精神的成長(意欲や意識など内面的な成長)までアプローチをします。
中堅社員に「過去のやり方にとらわれず、新しいやり方を柔軟に取り入れられるようになってほしい」「変化を前向きに捉え、柔軟に対応できる力を身につけさせたい」と考えている企業におすすめです。
3)中堅社員研修が組織全体にポジティブな影響をもたらす2つの事例
中堅社員研修によって中堅社員の課題を解決した事例を2つご紹介します。
・事例1:表面的なプレゼンから脱却!中堅社員が経営陣の心を動かす発信力を習得
・事例2:中堅社員の離職率が低下!自組織での活躍を前向きに考えられるように
中堅社員研修によって中堅社員の意識や行動が変わり、組織全体にポジティブな影響をもたらすことができます。
事例1:表面的なプレゼンから脱却!中堅社員が経営陣の心を動かす発信力を習得
経営陣へのプレゼンで「想いがなく、上っ面の言葉ばかり」と指摘された中堅社員に対し、意思発信研修を実施しました。
その結果、想いを込めた発信ができるようになり、経営陣から高評価を得られるプレゼンができるようになりました。
【概要】
項目 | 詳細 |
---|---|
業種 | メーカー |
企業規模 | 200名程度 |
対象・実施時期 | 中堅社員・1月~3月 |
目的 | 自組織へのエンゲージメントを高めるため、アクションラーニングを実施する |
研修内容 | 意思発信研修 |
得られた効果 | 経営者への最終プレゼンで高評価 |
【研修実施の背景】
中堅社員は、経営陣に向けて自組織の課題解決についてプレゼンを行う機会がありました。しかし、その際に経営陣から「想いがなく、上っ面の言葉ばかりだ」と厳しいフィードバックを受けました。
これは、単なる情報の整理や説明にとどまり、「自分自身が何を大切にしているのか」「組織の課題に対してどう向き合いたいのか」といった想いが伝わっていないことが原因でした。
そこで、中堅社員が自らの想いを持ち、それを発信する力を高める必要があると考え、意思発信研修を実施することにしました。
【研修内容】
意思発信研修では、まず「自身や組織が何を大切にしているのか」を改めて考えることからスタートしました。そのうえで、以下のポイントを重点的に学びました。
・想いのある意見を発信する重要性
・意見の異なる人・部署を巻き込む際のポイント
単に論理的に説明するだけでなく、「なぜそれを伝えたいのか」「自分自身がどう考えているのか」を言葉にして発信できるようになることを目的としました。
【研修後の変化】
研修を受けた中堅社員は、経営陣への最終プレゼンに再び臨みました。その結果、これまでとは違い、想いのこもったプレゼンを実施でき、経営陣から「例年とは違い、素晴らしい内容だった」と高評価を得ることができました。
この成功により、中堅社員自身も「自らの想いを持ち、それを伝えることができれば、相手の心を動かせる」という実感を持つことができたようです。
事例2:中堅社員の離職率が低下!自組織での活躍を前向きに考えられるように
中堅社員の離職率が高いという課題に対し、自組織と自身の課題に向き合うフォロー研修を実施しました。
その結果、キャリアへの不安を払拭し、社内のプロジェクトに積極的に応募する社員が増加。離職率の低下につながりました。
【概要】
項目 | 詳細 |
---|---|
業種 | IT(Sler) |
企業規模 | 2,000名程度 |
対象・実施時期 | 5年目社員・6月 |
目的 | 中堅社員がモチベーション高く仕事に取組み、周りに好影響を与える |
研修内容 | 自身と自組織の課題を考え、どのように向き合っていくかを考える |
得られた効果 | 離職率の低下、社内公募プロジェクトへの応募者増加 |
【研修実施の背景】
中堅社員の離職率が高いことが課題となっていました。離職の背景を調査したところ、「このまま自分のキャリアが成長できるのか」「今の仕事を続ける意味があるのか」という不安を抱えている社員が多いことがわかりました。
そこで、5年目社員を対象に、自身のキャリアや組織の課題と向き合い、今後の働き方を前向きに考えられるようにするフォロー研修を実施しました。
【研修内容】
フォロー研修では、「今の組織の中でできることは何か」「自分のキャリアをどう築いていくか」を考え、行動につなげることを目的としました。
研修は半日という短い時間でしたが、以下の2つの取り組みにより、より深い気づきを得られるようにしました。
・事前ワーク(上司・同僚へのインタビュー)
事前に上司や同僚へインタビューを行い、「自分の強み」「期待されていること」「チーム内での役割」を振り返ることで、現在の自分の立ち位置を客観的に把握
・研修後のフォロー(バトンメール®)
研修後も学びを継続できるよう、バトンメール®を活用し、受講者同士で気づきや考えを共有
※バトンメール®とはメールやグループチャットを用いた研修の学びのリマインドと相互の成長を促進するためのツールです。
【研修後の変化】
研修を受けた中堅社員の多くが、「今の組織でまだやれることがある」と前向きに捉え直すことができるようになりました。
その結果、社内で公募しているプロジェクトへの応募が増加し、積極的に新しいチャレンジをする姿勢が生まれました。 また、離職率も低下し、組織へのエンゲージメントが高まる成果が見られました。
ーーーーー
これらの事例のように、中堅社員への研修によって変化を促し、組織にポジティブな影響をもたらすことができます。
4)事例で解説|自組織に最適な中堅社員研修を選ぶ3つのステップ
自組織に合った研修を選定するためには、以下の3つのステップで整理していくことが重要です。
それぞれのステップについて、詳しく解説していきます。
①組織全体の育成コンセプトを明確にする
組織として「中長期的にどのような人材を育てたいのか」を明確にし、それをもとに中堅社員の育成コンセプトを決めます。
育成コンセプトを決める方法には、大きく2つのアプローチがあります。
●「解決したい組織課題」から考える
- 例:現状の組織課題を解決するために、どのような人材が必要かを考える
●「ありたい組織の姿」から考える
- 例:理想の組織像を実現するために、どのような人材が必要かを考える
当社でご支援させていただいた企業様は、「チャレンジできない組織からの脱却」という解決したい組織課題を起点に、「一歩を踏み出せる人材を育成する」というコンセプトを策定しました。
【背景】
社員数200名程の100年以上続く老舗食品メーカーでは、年功序列の文化が根強く、特にコロナ禍を経て社員の受け身の姿勢が強くなっていました。また、「正しくやることが正義」という価値観が定着しており、失敗を恐れてチャレンジできない風土が課題となっていました。
今回の事例では、「チャレンジできない組織からの脱却」という解決したい組織課題を起点に、「一歩を踏み出せる人材を育成する」というコンセプトを策定しました。
育成コンセプトは組織の中長期的なビジョンと強く関わるため、人事だけでなく、経営層ともすり合わせながら決めていくことが重要です。
②中堅社員育成のゴールを明確にする
育成コンセプトが決まったら、次に「中堅社員にどのような成長を期待するのか」という育成ゴールを明確にします。
育成コンセプトが同じでも、新入社員・若手社員・中堅社員・管理職など階層によって求められる役割は異なるため、それぞれの立場に合わせたゴール設定が必要です。
例えば「一歩を踏み出せる人材を育成する」という育成コンセプトを各階層に分けると、以下の内容が考えられます。
各階層のコンセプト | |
---|---|
経営陣 | 「共に変わるために、一歩を踏み出す」を育むための風土・文化を創る |
管理職 | 「共に変わるために、一歩を踏み出す」に対して、ポジティブな影響を与えるチームを創る |
中堅社員 | 「共に変わるために、一歩を踏み出す」に対して、ポジティブな影響を与える |
若手社員 (2・3年目) | 「共に変わるために、一歩を踏み出す」に対して、あきらめず向き合う |
新入社員 | 「共に変わるために、一歩を踏み出す」に対して、自分ができることを考える |
中堅社員の育成コンセプトを
『「共に変わるために、一歩を踏み出す」に対してポジティブな影響を与える』とし、それに対してポジティブな影響を与えることを目的に育成ゴールを検討すると、
「通常業務・プロジェクトにおいてリーダー業務(もしくは中心メンバーとなる業務)を担う」
などが出てきます。
このように、中堅社員に求める具体的な行動や役割を定めることで、必要なスキルやマインドが明確になります。
③中堅社員の現状を確認し、必要なスキルやマインドを洗い出す
育成ゴールが決まったら、次に現状の中堅社員がそのゴールを達成できる状態にあるかを確認します。もし不足しているスキルやマインドがあれば、それを補う研修を検討することが必要です。
例えば、中堅社員の育成ゴール「通常業務・プロジェクトにおいてリーダー業務(もしくは中心メンバーとなる業務)を担う」を達成するためには、以下のスキルやマインドが必要です。
項目 | 内容 |
---|---|
スキル | ・仕事に必要な要件定義 、報連相、タスク分解、スケジューリング ・課題解決に必要な問題解決思考やシステムシンキング ・リーダーとしてクライアントや上長への提案に必要な、プレゼンテーション力 ・上司からのフィードバックを後輩にわかりやすく伝える意志発信力 など |
マインド | ・メンバーが強みを活かしたリーダーシップを発揮できるチームを作るための、パーソナリティベースドリーダーシップ ・メンバー率直な意見を伝え合うことができる環境をつくるための、心理的安全性 ・丁寧なティーチングやフィードバックへの意識 など |
このように必要なスキルやマインドを洗い出すことで、自組織にとって最適な研修を選び、中堅社員の成長を促進できます。
中堅社員が組織の中核として活躍できるよう、適切なスキルやマインドを提供できる研修を導入していきましょう。
5)まとめ・中堅社員向け研修はアーティエンスにおまかせ
本コラムでは、中堅社員に期待される役割ごとに最適な研修を紹介するとともに、成功事例や研修選定のポイントを解説しました。
【中堅社員に期待する役割別】中堅社員におすすめの研修内容は以下の通りです。
中堅社員に期待する役割 | おすすめ研修内容 |
---|---|
①安定した業務遂行力 | ベーシックなビジネススキル研修 |
②高いパフォーマンスの発揮 | 【思考力を上げる】 ーロジカルシンキング研修 ー問題解決力研修 ーシステムシンキング研修 【コミュニケーション力を上げる】 【専門スキルを上げる】 |
③後輩の成長支援 | 部下指導・後輩育成研修 |
④現場感に基づいた的確な意見発信 | 意志発信力研修 |
⑤個々がリーダーシップを発揮するチーム創り | ーパーソナリティベースドリーダーシップ研修 ー心理的安全性研修 |
⑥新しいアイデアの導入・実行 | アンラーニング力向上研修 |
中堅社員が組織の中核として活躍できるよう、役割や課題に応じた研修を導入しましょう。
アーティエンスでは、組織が期待する役割や課題に合わせて、さまざまな中堅社員向け研修を実施しています。
「うちの中堅社員に合う研修はどれだろう?」 とお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
中堅社員の成長は、組織の成果に大きく影響します。
組織の中堅社員の課題や成長に合った研修を適切に選定し、組織の成果向上につなげましょう。
中堅社員研修の企画に悩んでいる人事責任者様・担当者様へ
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