コラム

【中小企業の社員研修】効果的な研修の内容を徹底解説!│よくある質問にも回答

 会社で会議をしている様子

2023/3/24作成ー

「中小企業で行う効果的な研修とは、何だろう?時間もお金もない中、無駄なことはしたくない」
「中小企業で研修を行っても、現場の社員からは文句を言われる」
「社長が思いつきで研修を行えと言ってくるが、自社は中小企業なのでまったくナレッジがない」
「研修をやることは決まっているので、効果が上がる中小企業向けの研修を行いたい」
「久しぶりに人事制度を変えたので、それに伴って研修制度も変えたいが、中小企業向けの研修制度はなんだろう?」

このような問題意識を持っている方は、ぜひ本コラムを読んでいただき、中小企業で行うべき研修とは何かを知っていただきたいと思います。

中小企業で行う研修は、自組織の課題を解決する研修です。
なぜなら、まずは研修効果を体感していく必要があるためです。そうすると、経営者も現場も協力的になっていきます。その成功体験をもとに、人材育成や組織変革をパワフルに進めていくことをお薦めします。

本コラムを最後までお読みいただくと、中小企業における研修の位置づけや企画・実施方法が分かり、研修実施の失敗のリスクが下がります。

※ 本コラムでの中小企業の定義は、社員数30~500名程度の組織を指します。そのため、大企業であっても、事業部の管理職研修を行う際は、参考にされてもよいでしょう。
※ 研修を行うにあたって、悩みが明確な方は、「3. 中小企業の社員研修の導入でよくある質問20選」をお読みいただき、その後「1. 中小企業で行う研修は、自組織の課題を解決する研修」と「2. 中小企業の社員研修の内容とは、2つの課題を解決することが重要」をお読みいただいても構いません。

目次

1)中小企業で行う研修は、自組織の課題を解決する研修

中小企業で行う研修とは、自組織の課題を解決する研修です。

実業務と繋がった研修効果を体感すると、研修は面倒なものというより、学ぶことで実業務に活かせるという認知に変わります。そうすると、経営者はより人材開発・組織変革に投資しますし、現場も自分たちにとってメリットがあるので、協力度合いが強くなります。

中小企業でよくある失敗例としては、下記があります。

・研修会社の言われるとおりに新入社員研修から管理職研修まで体系的に入れたけど上手くいかない
・経営者の想いや考えを研修で伝えようとしたが、効果を感じることができなかった
・経営陣と人事で現場のことを想い、一生懸命企画したが絵に描いた餅に終わってしまった

なぜこのような失敗が起きるかというと、

・研修会社の言われるとおりに新入社員研修から管理職研修まで体系的に入れたけど上手くいかない
→ 研修会社がやりやすいように、企画もしっかり行わずにパッケージ商品をそのまま提供しているから

・経営者の想いや考えを研修で伝えようとしたが、効果を感じることができなかった
→ 組織課題・事業課題に対して、真因を捉えていなかったり、研修では解決できないものを研修で解決しようとしている

・経営陣と人事で現場のことを想い考え、一生懸命企画したが絵に描いた餅に終わってしまった
→ 研修では解決できないものを研修で解決しようとしたり、現場が課題意識を持てないような実施方法になっている

これらを乗り越えていくためには、自組織の課題を正確に捉えて、研修効果を定義して、研修を実施していく必要があります。そして、それが課題解決に繋がっていきます。

中小企業で行う研修とは、自組織の課題を解決する研修にしなければならないのです。

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