新入社員研修の外部委託で失敗しない!14の確認ポイント

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「新入社員研修の外部委託の選び方がわからない!何を基準に選べばいいんだろう?」

このようなお悩みをお持ちの方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。

新入社員研修を提供している会社はさまざまで、提供しているサービスも異なるため、委託先の選定に負担を感じる方も多いと思います。

そこで本コラムでは、新入社員研修を外部委託する際に確認すべきポイントをお伝えします。自組織にあう外部委託先を見つけて、質の良い新入社員研修を実施できるようにしましょう。

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執筆者プロフィール
山下 絢加
2013年にアーティエンスに入社。組織開発・人材育成のコンサルタントとして、大手企業から中小企業まで、幅広く研修プログラムの企画・開発・運営を実施。現在は主にマーケティングプランニングを担当。
youtube:中小企業の人材育成・組織変革 専門チャンネル

専門性:新入社員若手社員組織開発・組織変革

目次

1)外部委託で新入社員研修を実施するメリット・デメリット

新入社員研修を外部委託する際のメリットとデメリットを紹介します。

メリット ①指導スキルのあるプロ講師が登壇するため品質が高い
②研修準備の労力を削減できる
③自組織にはないノウハウや視点、最新情報などを学べる
④人材育成のプロから新入社員の傾向や特徴を教えてもらえる
⑤人材育成のプロから今後の育成のアドバイスをもらえる
デメリット ①研修内容が企業理念や自社の方針と合わない可能性がある
②費用がかかる

メリット①指導スキルのあるプロ講師が登壇するため品質が高い

1つ目のメリットは、指導スキルのあるプロ講師が登壇するため品質が高いことです。新入社員に主体的に研修に参加してもらい学びを深めてもらう方法を熟知しているためです。

新入社員の中には、真剣に学ぼうとしている人だけではなく、面倒くさいというネガティブな感情を持っている人もいます。そのような人にもしっかりと学びを得てもらうようにするには、新入社員のインサイド・アウトを促すことが必要です。

インサイド・アウトとは、新入社員自身の内側から学びたいという思いを持てるようにすることです。インサイド・アウトが促されない状態(アウトサイド・イン)で研修を行うとやらされ感が強くなり、学びが弱くなってしまいます。

【参考】アウトサイド・インとインサイド・アウトの違い

内製で人事が講師を行う場合は、指導スキルが磨かれていないことが多い印象です。たとえ委託先の講師と同程度の知識があったとしても、教えることに不慣れで新入社員のインサイド・アウトを促せないと、達成したい学びを得てもらえません。

このように、新入社員研修を外部委託してプロ講師に登壇してもらうことで、新入社員が積極的に学ぼうという姿勢を作れるため、結果として学びも深くなり、品質の高い研修を実施できます

メリット②研修準備の労力を削減できる

2つ目のメリットは、研修準備の労力を削減できる点です。研修プログラムの開発やテキストの作成などの作業を委託先に依頼できるためです。

新入社員研修は1日かかりで行う研修が多く、その時間分の研修をゼロから開発するのはとんでもない労力がかかります。研修開発の知識がない場合は、そのスキル習得から始まるため、より時間がかかるでしょう。

また、他の人事の仕事もしながらだと取り組める時間が限られます。より良い研修にしようという意識よりも、とりあえず研修できる状態まで持っていこう、というような意識になってしまうことも多いのでしょう。
その状態で質の良い研修を実施することは難しいです。

新入社員研修を内製で行おうとすると、1つの研修を開発するのにとてつもない労力が必要となりますが、研修を外部委託することでその労力を抑えられます

メリット③人事として自組織にはないノウハウを学べる

3つ目のメリットは、人事として自組織にはないノウハウを学べることです。プログラムの設計の仕方やプロ講師の伝え方、場の作り方について実際の様子を見て学べます

研修には様々な学術的背景や手法が取り入れられています。例えば、研修の場作りのためにはファシリテーションのスキルが必要になります。伝え方も上から目線にならないように意識されています。
また、研修で扱う内容は、どんな知識を提供できると組織で業務を遂行できるのかを調査し、学ぶべき内容を選定しています。

このように、研修会社は様々なノウハウによって新入社員研修を設計しているため、プロによる研修を見ることで、内製で研修を行う際に活かせる学びを得られます

メリット④人材育成のプロから新入社員の傾向や特徴を教えてもらえる

4つ目のメリットは、人材育成のプロから新入社員の傾向や特徴を教えてもらえることです。人材育成のプロは長年の知識と経験があり、各年の新入社員の傾向や自組織ならではの特徴が見えています

例年の新入社員と比較して、今年の新入社員の育成はどのようなことに気をつけるべきなのかを研修を通して教えてもらったり、自組織の新入社員の状態を他社との比較で教えてもらえます。
自組織の新入社員の特徴が理解でき、今後の育成に役立てるポイントが見えてきます。

このように、様々な年代と企業の新入社員を見ている人材育成のプロから自組織の新入社員の状態をフィードバックしてもらうことで、現状の課題確認や今後の育成につながるヒントを得られます

メリット⑤人材育成のプロから今後の育成のアドバイスをもらえる

メリット5つ目は、人材育成のプロから今後の育成のアドバイスをもらえる点です。プロ講師は研修での新入社員の様子を常に観察し、その言動が起きている仮説を考えています

新入社員の状態や気になっていること、今後注意した方がいいことなどを、研修で確認できた範囲でお伝えすることで、人事として今後の育成に活かせるポイントを得られます。

例えば、全体発表で発表する積極さはありながらも、チーム内での動きを見ていると自分の意見を言う量が少なくサポートをしていることが多い新入社員がいたとします。
この言動から、良い評価を得たいとか、すごい人だと思われたい、という気持ちが強いかもしれないとの仮説が考えられます。その場合、現場での育成でフィードバックするときにネガティブなことだけではなくポジティブなことも伝えるようにすると受け止めてもらいやすいです、などのアドバイスをお渡しできます。

このように、現場をよく観察し、育成の知識がある人材育成のプロに研修を委託するからこそ、研修をして終わりではなくその後の育成に活かせる情報を得られます

デメリット①研修内容が企業理念や自社の方針と合わない可能性がある

次に、新入社員研修を外部委託する際のデメリットをお伝えします。

1つ目のデメリットは、研修内容が企業理念や自社の方針と合わない可能性がある点です。講師派遣型の研修で、企業理念や組織が持っている価値観をしっかり話し合い、講師が理解できていれば、新入社員に伝えるメッセージにズレが起きることはありません。

ただ、公開講座など組織に合わせたカスタマイズができない場合は、よく委託の会社の価値観を理解しておかないと、組織が伝えてほしいメッセージと異なることが新入社員に伝わってしまう可能性があります。

新入社員研修を委託する際は、組織として伝えたいメッセージや学んでほしいポイントをしっかり確認しておかないと、育成の方向性がズレが生じてしまう場合があります

デメリット②費用がかかる

2つ目のデメリットとして、費用がかかる点が挙げられます。
研修を外部委託する場合は、研修プログラムの開発や講師、会場、備品などに対する費用が発生するため、その分の費用を支払うことになります。

一方、内製で研修をする場合は、基本的に人事の人件費のみ(場合によっては会場費なども)のため、追加で費用が発生することはありません。

もちろん内製で行う場合も人事の人件費はかかっているのですがその分は給与で賄われているため、研修を外部委託すると費用がかかる認識となり、組織にとってはデメリットの1つとなるでしょう

新入社員研修を外部委託する際にはこのようなメリットとデメリットがあるため、これらを理解した上で委託を検討しましょう。

2)外部委託で新入社員研修を実施する際の形態と特徴

新入社員研修の外部委託の形態は、公開講座と講師派遣の2種類あります。

委託の形態 特徴 おすすめの組織
公開講座 公開講座とは、複数の企業様の社員が合同で研修を行う形態 新入社員が1名~少人数でも受講できる 新入社員数が少なく、他社の新入社員との交流によって刺激を得てほしいと考える組織
他社の新入社員と交流できる
研修会社側で設定した日時・場所で調整する必要がある
研修内容のカスタマイズは基本不可
講師派遣 講師を企業に派遣して1社の社員に対して研修を実施する形態 自組織に合わせた研修内容にカスタマイズできる 新入社員が多く、自組織の希望に合わせた研修を実施してほしいと考える組織
組織側の希望日程や場所を指定しやすい
新入社員の視野の広がりが弱くなる場合がある

それぞれの特徴を説明します。

公開講座

公開講座とは、複数の企業様の社員が合同で研修を行う形態です。特徴として次のようなことがあります。

新入社員が1名~少人数でも受講できる

新入社員が1名しかいない企業でも公開講座に参加することで新入社員研修を受けられます。
新入社員の人数が少ないと、新入社員研修を実施する準備や費用の割が合わないからとOJTのみで育成を行う組織もありますが、OJTのみで基本的な知識とスキルの定着を促すのは難しいため、そのような際に特に有効です。

※OJTとは”On-the-Job Training”の略です。業務の中でトレーナーがトレーニーへ1対1で必要な知識やスキルを身につけていけるように育成することを指します。

他社の新入社員と交流できる

複数の企業の新入社員が集まって実施するため、自組織以外の新入社員と交流を持てます。新入社員が1名しかいないくて同期がいない場合も、他社の新入社員と同期のような関係を持つことで、今後不安や悩みを抱えたときに助け合えます。

また、入社してしばらくすると自組織の文化を知った上で他社の新入社員と交流することになるため、自組織で当たり前だと思っていたことが他社では違うことに気づき、新しい考え方が生まれることがよくあります。
アーティエンスのお客様の中には、他社との交流に価値を感じて公開講座を選択される方も多いです。

研修会社側で設定した日時・場所で調整する必要がある

委託会社が公開講座の実施日を設定しているため、研修の日程や場所などは決められた条件に合わせることになります。

アーティエンスでは、早い段階でお申し込みをいただいた組織の方には、組織のイベント等に重ならないように事前に確認をしていますが、実施日決定後にお申し込みをいただくと場合によっては組織のイベントと重なってしまう場合があるため、早めの確認が必要です。

研修内容のカスタマイズは基本不可

公開講座は多様な企業が参加しているため、参加企業独自のメッセージを伝えることは難しいです。独自のメッセージを伝えたい場合は、研修外でそのような内容を伝える場や研修を内製で用意していただく必要があります。

公開講座にはこのような特徴があるため、新入社員数が少なく、他社の新入社員との交流によって刺激を得てほしいと考える組織におすすめの形態です。

なお、新入研修の公開講座1講座の料金相場は、1人あたり1~5万円程度となっています。アーティエンスでは2〜3万円で実施しています。
アーティエンスの公開講座の費用について詳しく知りたい方はこちら

講師派遣

講師派遣とは、講師を企業に派遣して1社の社員に対して研修を実施する形態です。特徴として次のようなことがあります。

自組織に合わせた研修内容にカスタマイズできる

1社に対して研修を実施するため、組織が伝えたいメッセージを盛り込んだり、新入社員の弱さを感じる部分を強化するためにワーク量を調整するなどのカスタマイズを行えます。
組織として希望が多い場合は、講師派遣型の方が希望に添える内容を実施しやすいです。

組織側の希望日程や場所を指定しやすい

組織が実施したい日程や場所に合わせて研修を実施できます。組織の配属のタイミングや、半期の成果報告の時期など組織の動きに合わせた研修を行えます。
ただ、人気の講師は1年前から予約が入っている場合もあるため、希望する要素がたくさんある場合は、早めに相談することをおすすめします。

新入社員の視野の広がりが弱くなる場合がある

講師派遣型は自組織の新入社員しか参加しないため、新しい視点を持つ人との交流ができず視野の広がりが公開講座と比べると弱くなってしまう傾向があります。一方で、参加者全員が共通認識を持っているためにコミュニケーションがしやすく、対話は深まりやすくなります。

講師派遣にはこのような特徴があるため、新入社員が多く、自組織の希望に合わせた研修を実施してほしいと考える組織におすすめの形態です。

なお、新入研修の講師派遣1講座の料金相場は、30〜80万程度となっています。アーティエンスでは内容に応じて30万円〜で実施しています。


新入社員の人数や実施場所の環境などによって費用が変動するため、費用感を知りたい場合はお問い合わせください

新入社員研修の委託形態は大きく2種類あるため、自組織に適している方を検討し、費用対効果を高められるようにしましょう。

3)外部研修で新入社員研修を実施する際のおすすめ内容

新入社員研修を委託する際におすすめの研修内容は、一般的な社会人として身につけておくべき知識やスキルに関する研修です。研修を実施している委託会社が得意とする内容のためです。

逆に、経営理念の浸透、職場理解など自社理解を促す内容や、プログラミングや工場機器の扱い方などの専門知識は、組織によって様々なため委託会社より内製での研修をおすすめします。

社会人として成長し、成果を出すために必要な知識やスキルとしては次のようなものが求められます。

・社会人としての責任感やモラル
・ビジネスマナー
・ビジネススキル
・組織の基本構造
・コミュニケーション
・論理的思考
・プレゼンテーション
・問題解決
・ビジョンの描出

これらの知識やスキルはどの組織の新入社員も必要なため実施回数が多く、その都度アップデートされ続けて質の高い研修内容になっていることが多いです。研修会社に委託することの効果を高く感じやすいため、おすすめです。

アーティエンスでは、次のような新入社員向けの研修内容を用意しています。

研修で学ぶ内容 研修名 研修目的
社会人としての
責任感やモラル
社会人の自覚研修 社会人になることを前向きさ醸成と、活躍・成長するための意識の変革
ビジネスマナー ビジネスマナー研修 信用を積み上げるため、相手と場に応じたビジネスマナーを習得
組織の基本構造 目標達成・コスト意識研修 組織の基本構造理解と、自身への「投資」理解・目標達成意識の向上
ビジネススキル ビジネススキル研修 “プロ”として仕事を遂行するための基本的な業務遂行スキルを実践的に習得
共創するための
コミュニケーション
上司との協働体感研修 チームで仕事を行う際に不可欠な「共創・協働」の意識と行動の習得
関係性を築くための
コミュニケーション
仕事と自己成長をつなぐ研修 新入社員と組織との関係性を高め、リアリティショックの軽減を図る
共創するための
コミュニケーション
巻き込み力向上研修 成果創出のために周囲に主体的に働きかける意識とスキルの習得
関係性を築くため
コミュニケーション
関係性構築力研修 自己理解と他者理解を通じた、円滑なコミュニケーション方法の習得
論理的思考 ロジカルシンキング研修 上司・顧客・仲間と一緒に使えるロジカルシンキングを実践的に習得
関係性を築くため
コミュニケーション
新入社員・OJT合同研修 内省と対話を通じて関係の質を高め、現場育成の成長サイクルを加速
プレゼンテーション プレゼンテーション研修 ニーズ把握・資料作成・プレゼンテーションを一連の流れで実践的に習得
問題解決 問題解決力研修 課題の明確化と深掘り・共創による課題解決コミュニケーションスキルの習得
ビジョンの描出 1年目フォロー研修 1年間の成長と貢献を実感しエンゲージメントを高め、2年目のビジョンを描く

新入社員研修を委託する際には、研修会社が得意とする一般的な社会人として身につけておくべき知識やスキルに関する研修内容がおすすめです。

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4)新入社員研修の外部委託で失敗しない!14の確認ポイント

良質な新入社員研修を実施してもらうために、委託会社を選定する際にの14の観点をお渡しします。

区分 確認ポイント
研修プログラムの品質 研修に人材開発・組織開発などの学術的背景がある
研修内容が時代に即している    
 研修コンセプト・ラーニングポイントが明確  
インサイド・アウトを促すアプローチをしている
業務に活かせる振り返りをしている
講師の品質 講師が継続的にトレーニングをしっかり受けている
 講師としての登壇実績・想いがある    
講師に実務経験がある    
納品の品質 研修内容に対して受講人数が適切である
研修内容に対して教室のレイアウトが適切である    
研修内容に対してアテンドスタッフの人数が適切である   
フォローの品質 充実した研修後のレポートがある    
研修受講後にも変化を促すフォローがある    
社内育成の相談やフォローをしてもらえる

それぞれ説明します。

 研修プログラムの品質①研修に人材開発・組織開発などの学術的背景がある    

学術的背景は、受講者へ学びの説得力を高める上で大切です。学術的背景のない新入社員研修は、学びが表面的であったり、精神論に偏っている場合があるためです。

研修会社が学術的背景を持った研修を行なっているのかを確認するために「研修を提供する上で、御社が大切にしている学術的背景は何ですか?」と聞いてみることをおすすめします。

また、なぜその学術的背景を大事にしているのかまで確認すると、研修会社が新入社員育成で大切にしていることが自ずと見えてきます。自社にマッチした研修内容かどうかの判断もつきやすくなるでしょう。

アーティエンスの新入社員研修では「シェアドリーダーシップと学習する組織」を大切にしています。

シェアドリーダーシップの取り入れ方
『リーダーシップは誰しもが発揮できるものであり、それはたとえ新入社員であっても発揮できる』というメッセージのもと、自発性を促しています

学習する組織の取り入れ方
新入社員自身のエネルギーを高めることや、相互作用によって生まれる発見を大切にしています。具体的には、新入社員として「心から望む成長」は何かを考えたり、「探求」の時間を随所にいれることで相互に学び合う場を研修内で提供しています。

このように学術的背景を持った研修を実施しているかによって、研修プログラムの質の高さや自組織が期待する新入社員と同じ方向性かを確認できます。

研修プログラムの品質②研修内容が時代に即している

研修内容が時代に即しているかも確認しましょう。研修内容がビジネス環境の変化や新入社員の傾向にあわせた内容にでなければ、新入社員の良質な学びには繋がらないためです。

例えば、「声出しをひたすら行う」、「不可能で理不尽な課題を課す」などの昔ながらの研修内容は、新入社員にとって嫌悪感を高める要素となってしまう可能性が高いでしょう。

また「一方的な価値観や学びの押しつけ」は、腹落ち度を重視する今の新入社員には適していません。「今の新入社員の傾向も含めて、どのような点を意識して研修を提供していますか?」と確認を取ることをおすすめします。

アーティエンスの新入社員研修も、今の時代にあわせて、研修内容をアップデートし続けています。

一例として、最近の新入社員は対面でのコミュニケーション経験不足により、「他者からのフィードバックを恐れる」傾向が強いことが分かったため、23年卒新入社員研修から「フィードバックの受け止め方と活かし方」を学ぶ時間を多く取り入れるようにアップデートしました。

このように時代に即して研修をアップデートし続けているかもプログラムの品質を確認するために有効です。

研修プログラムの品質③研修コンセプト・ラーニングポイントが明確

研修コンセプトやラーニングポイント(学びのポイント)が明確であるかを確認しましょう。研修コンセプトやラーニングポイント(学びのポイント)が明確であれば、新入社員の学習度合いが高まるためです。

ラーニングポイントとは、「研修を通してどんな考え方や姿勢を学べるか」という内容です。

例えば、アーティエンスのビジネスマナー研修のラーニングポイントは下記です。

・ビジネスマナーを実践することの意義と、与える影響を理解する
・ビジネスマナーの基本となる「相手目線」を意識する
・ビジネスマナーを通じた「個性の発揮」を考える

マナーの型をただ学ぶのではなく、なぜ重要なのか、何が大切なのかを丁寧に伝えています。

ビジネスマナー研修では「敬語」「名刺交換」「電話応対」などのスキルを身につけますが、これは、ラーニングポイントにはなりません。ラーニングポイントとは、ビジネスマナー研修を通して、どんな考え方や姿勢を学んでほしいかを明確にするものです。

そのため「学びのポイントは何ですか?どのようにその学びのポイントを研修コンテンツに落としていますか?」と確認を取ることをおすすめします。

このように研修コンセプトやラーニングポイント(学びのポイント)が明確であることも、研修プログラムの品質を確認する手掛かりとなります。

研修プログラムの品質④インサイド・アウトを促すアプローチをしている

新入社員が深く学びを得るためにインサイド・アウトを促すアプローチをしているのかも確認しましょう。インサイド・アウトが促されない状態(アウトサイド・イン)で研修を行うとやらされ感が強くなり、学びが弱くなってしまうためです。

インサイド・アウトが促されていると、自ら学びたい!という意欲が強くなり、積極的に学ぶ姿勢が強く見られるようになります。

アーティエンスでは、ワールド・カフェを行うことでインサイド・アウトを促しています。ワールド・カフェとは、カフェのようなリラックスした雰囲気の中で、少人数に分かれたテーブルで自由な対話を行う対話手法の一つです。

例えば、社会人の自覚研修では、次のような問いを投げてグループで対話をしてもらいます。
「学生と社会人の違いとは何だろう?」

この問いによって「学生と社会人の違い」を新入社員自ら言語化し探求します。すると、「社会人としてちゃんと仕事ができるように、研修とかで学ぶことが大切だ」という意見が出てきます。

講師からこの内容を伝えられても、新入社員がこの言葉を100%で受け止めることは難しいため、自分の中から湧いてきた感覚として持ってもらうことがポイントです。

インサイド・アウトを促すアプローチをしているかは「新入社員が主体的に参加できるように意識していることはありますか?」と確認を取ることをおすすめします。

このようにインサイド・アウトを促すアプローチをしているかも、研修プログラムの品質を確認できます。

研修プログラムの品質⑤業務に活かせる振り返りをしている

研修での学びを業務に活かせるようにするための振り返りをしているかも確認ポイントです。研修を実施して終わりだと、せっかく学んだ知識やスキルを業務に活かしきれないためです。

人は曖昧な内容では行動しづらく、行動が具体的になっている方が実行しやすくなる傾向を持っています。

例えば、「今日研修で学んだことを明日から活かせるようにします」という意思表示だけではほとんどの確率で学んだことが活かされないまま明日が終わるでしょう。明日になった時に、具体的に何をどう活かそうかを考えないといけなくなり、その工程が面倒だったり、そんなことを考えている時間がないと後回しにされるためです。

そうならないようにするためにも、新入社員研修後に、今日学んだことをどのように業務で活かせそうかを考える時間を振り返りの中で行うことが必要です。

アーティエンスでは研修後にブリッジシートという振り返りシートを記入してもらっていています。5つの設問のうち、次の2つが振り返りの項目となっています。

①本日の研修での学び・気づき・発見を振り返ってください。そのなかで、あなたが上司・先輩を巻き込むために大切にしたい気づきや学びは、どのようなことでしょうか

②研修の学び・気づきから、あなたにはどのような変化が生まれましたか?それは、気持ちや考え方の変化かもしれません。今の気持ち・感想を教えてください。

振り返りをすることで学んだことを整理でき、翌日から業務に活かせるようになります。

そのため「研修での学びを業務に活かすために行なっていることはありますか?」と確認を取ることをおすすめします。

このように研修を実施して終わりではなく、業務に活かすことまで考えている研修会社はプログラムの品質も高いことが多いです。

講師の品質⑥講師が継続的にトレーニングをしっかり受けている

講師が継続的にトレーニングを受けている人物であることも、重要な観点です。研修の品質は、講師の品質に大きく左右されるためです。

例えば、講師の言葉遣いやオペレーション一つをとっても、新入社員の学びに大きく影響します。指示命令ばかりの講師のもとでは、新入社員の受け身の姿勢が強化されます。講師からの問いかけを多くすると、新入社員が能動的に考えるようになります。

ワークの説明も、受講生の理解度に応じて説明度合いを調整するスキルも必要になります。

ご検討の際には、「講師にどのようなトレーニングをしているか?講師のスキルアップにどのような支援をしているか?」と確認を取ることをおすすめします。

アーティエンスでは、講師認定テストを実施し、合格した上で、当社の研修にマッチするための講師トレーニングを受けていただいています。下記に記載されているような内容を、講師の方には受講していただきます。

・講師とは何?なぜ、講師をしたいのか
・自己紹介の仕方
・アイスブレイク体験
・立ち振る舞い
・有効なオペレーション
・有効なインタラクティブ
・困った受講生とのやり取り
・タイムラインの調整方法
・研修のクロージング方法

このように講師が継続的に講師としてのトレーニングを行なっているかは、講師の品質を確認するポイントの1つです。

講師の品質⑦講師としての登壇実績・想いがある

講師としての登壇実績や、研修に対する思いを確認しましょう。経験と同程度に想いがあってこそ、研修品質は高まるためです。

「年間で何件くらい登壇しているのか?」、「講師としての経験年数はどれくらいか?」などは確認されていると思います。この観点も重要で、講師の品質を判断する材料になります。

ただ、経験と同程度に「講師登壇にどのような想いがあり、受講生にどのような想いを伝えてきたのか?」という観点も大切です。想いを持っているとより良い研修を実施したいという意欲が生まれ、研修品質が高まるためです。

アーティエンスの新入社員研修を担当する講師は、新入社員研修がこれからの社会人人生を歩む新入社員にとってかけがえのない時間にしたいという想いを持っています。また、組織にとっても短期的・中長期的の両方にポジティブな影響を与えられるようにしたいと考えています。
このような想いを持った講師だからこそ、常により良い研修にアップデートし続けられています。

なお、新入社員研修に登壇する講師は比較的若いことが多いです。年齢が近い方が、新入社員が受け取りやすいメッセージを伝えられるためです。経験年数のみを重視せず、想いも大切にすることをおすすめします。

講師として、何を大切にしているか?自身が登壇した新入社員研修で印象的な場面と、困った場面をどう対応したか?」といった確認を取ると良いでしょう。

このように講師としての登壇実績だけでなく、研修に対する想いを確認することで講師の品質を知れます。

講師の品質⑧講師に実務経験がある

講師の実務経験を確認することもポイントです。講師自身に実務経験がないと、新入社員へ説得力のあるメッセージは伝えられないためです。

新入社員研修の内容にあわせて講師自身のリアルな体験談を伝えることで、現場での活用イメージを具体的に持ちやすくなるためです。
新入社員時代も含めて、どのような実務経験があり、どのような苦労や失敗を乗り越えてきたか」確認を取ることをおすすめします。

アーティエンスの新入社員研修では、下記のような講師に登壇していただいています。講師としての力量、ビジネスマンとしての経験、そしてあり方がとても素敵な方々です。

このように講師がどのような実務経験をしているのかを確認することも、講師の品質を確認するポイントの1つです。

納品の品質⑨研修内容に対して受講人数が適切である

研修内容に対して受講人数が適切であるかも確認しましょう。受講人数が多すぎると場を締めることが難しくなったり、講師が受講生を見切れなくなるためです。

研修の受講人数は、形式や内容により異なりますが、一般的な新入社員研修(ワークが中心)であれば、1クラス40名未満が一つのラインといえるでしょう。

40名を超えると、研修が適切に機能しづらくなります。「講師の目が行き届かず、ワークに集中しない新入社員がいる」や「新入社員への講師のフォローが適切ではない」といったトラブルが発生する恐れがあります。

そのため、「研修は、何名で行っているか?(40名以上の場合は)その人数は適切なのか?人数の多さをカバーする対策は取っているのか」といった確認を取ることをおすすめします。

アーティエンスでは、研修内容に合わせた受講人数の制限を行っており、4月の新人研修では最大36名での実施としています。

適切な受講人数であることも納品の品質に関わるため確認しておきましょう。

納品の品質⑩研修内容に対して教室のレイアウトが適切である

研修内容に対して、教室のレイアウトが適切であるかも確認しましょう。教室のレイアウトが研修内容とあっていないと学びが弱くなってしまうためです。

確認の際は「研修風景の写真を見せてもらえませんか?」とお聞きいただくことをおすすめします。

研修でよく用いられるレイアウトを下記図でお見せします。

例えば、グループワークが多いのであれば島形式が望ましいです。全員で対話をする場合はサークル形式が良いです。
ワークの発表を行う際は、机は動かさずに椅子だけシアター形式にする方法もあります。スクール形式やコの字形式は講師から受講生に一方的に伝える場合に効果的です。

アーティエンスでは、グループワーク中心の実践的な研修のため、島形式で実施しています。

このように研修内容によって適切な教室のレイアウトが異なるため、そのポイントから納品の品質を確認できます。

納品の品質⑪研修内容に対してアテンドスタッフの人数が適切である

研修内容に対して、アテンドスタッフの人数が適切であることは大切です。講師1人だけでは、研修の場をホールドしたり、コントロールすることが難しいためです。

例えば、新入社員が居眠りしていたとします。その際に講師が気付かなければ、本人の学びが少ないどころか、同グループの新入社員にもネガティブな影響を与えます。講師以外にアテンドスタッフがいれば、そのことに気づいて講師に状況報告し、講師から当人に注意喚起できます。

研修の場に良くない影響を与えることには、適切かつ早期な対応が必要であり、そのためにはアテンドスタッフからのサポートが必要です。基本的に、受講生が16名以上の場合にはアテンドスタッフが必要と言えます。

ご検討のタイミングで、「研修時には、講師以外にアテンドスタッフの方はいますか?」と確認を取ることをおすすめします。

アーティエンスの新入社員研修では各クラスに講師1名、アテンドスタッフ1名の体制で実施しています。

このように講師以外に研修の場を観察しているアテンドスタッフがいることで納品の品質が左右されるため確認することをおすすめします。

フォローの品質⑫充実した研修後のレポートがある    

研修後のレポートをもらえるかも確認ポイントの1つです。研修後のレポートがなければ、「新入社員が何を学び、どのように感じたのか」を把握できないためです。

新入社員への適切なフォローや、上司への実施報告もしづらくなります。そのため「研修後の、実施企業へのフォローはありますか?」と確認すると良いでしょう。

当社では研修後のフォローを2点行っています。

1)レポートの共有

研修実施の様子をまとめたレポートを作成し、企業へ共有しています。

2)受講者のアンケートの共有
お客様ごとに作成するWEBページ上に、研修時のアンケートを掲載しています。

このようなフォローがないと新入社員の様子を確認できないため、レポートの有無は確認するようにしましょう。

フォローの品質⑬研修受講後にも変化を促すフォローがある

研修後、受講生に認知変容・行動変容を促すフォローを行うことは必要不可欠です。学んだことは使っていかないとどんどん忘れていってしまうためです。

しかし研修会社の中には「研修を受けてもらったらそれで終了」という会社もあります。
そのため「新入社員が研修で学んだことを、現場で継続するためのフォローはありますか?」と確認を取ることをおすすめします。

アーティエンスでは、新入社員研修を受講した新入社員へ、毎月実施するパルスサーベイ(Growth)を無料で提供しています。

新入社員には、定期的な内省の機会になります。人事・経営者の方は、サーベイレポートによって新入社員の状態が把握でき、適切にフォローしていくことが可能です。

自組織でフォローを行える場合は問題ないですが、それが難しい場合は研修後も変化を促すフォローがあるか否かも判断の1つのポイントとなります。

フォローの品質⑭社内育成の相談やフォローをしてもらえる

社内育成の相談を行える場やフォローがあるかも確認しましょう。現場に戻った後の新入社員の育成の悩みを早期に解決できる可能性があるためです。

どんなに素晴らしい研修であっても、社内育成と連動できていなかったり、現場でフォローやサポートがなければ、研修効果は半減してしまいます。

ご検討にあたっては、「社内育成の相談に乗ってもらえますか?」と確認を取ることをおすすめします。

アーティエンスでは、4月の研修後、ご希望のお客様には最大1時間で研修の振り返りのお打ち合わせ(オンライン)を実施しています。受講生の個別フィードバックや現場育成へのアドバイス等をお伝えしています。

また毎月、人事・経営者向けの勉強会(テーマは新入社員・若手社員)を実施しており、この場でも育成の情報をお伝えしています。

新入社員に関する育成の悩みはプロに教えてもらうことで解決のヒントを得られることが多いです。そのため、新入社員研修以外でもフォローしてもらえるかは新入社員の育成にポジティブな影響を促すために必要なポイントです。

以上14つの確認ポイントをお伝えしました。委託会社を選定する際にチェックシートをご活用ください。

5)まとめ〜新入社員研修はアーティエンスがサポートします〜

本コラムでは、新入社員研修を外部委託する際に確認すべきポイントをお伝えしました。

新入社員研修を外部委託する際のメリットとデメリットとしては次のことが挙げられます。

メリット 指導スキルのあるプロ講師が登壇するため品質が高い
研修準備の労力を削減できる
自組織にはないノウハウや視点、最新情報などを学べる
人材育成のプロから新入社員の傾向や特徴を教えてもらえる
人材育成のプロから今後の育成のアドバイスをもらえる
デメリット 研修内容が企業理念や自社の方針と合わない可能性がある
費用がかかる

新入社員研修を外部委託する際にはこのようなメリットとデメリットがあるため、これらを理解した上で委託を検討しましょう。

新入社員研修の外部委託の形態は、公開講座と講師派遣の2種類あります。それぞれ次のような特徴があります。

委託の形態 特徴 おすすめの組織
公開講座 公開講座とは、複数の企業様の社員が合同で研修を行う形態 新入社員が1名でも研修を受講できる 新入社員数が少なく、他社の新入社員との交流によって刺激を得てほしいと考える組織
他社の新入社員と交流できる
研修会社側で設定した日時・場所で調整する必要がある
研修内容のカスタマイズは難しい
講師派遣 講師を企業に派遣して1社の社員に対して研修を実施する形態 自組織に合わせた研修内容にカスタマイズできる 新入社員が多く、自組織の希望に合わせた研修を実施してほしいと考える組織
組織の日程や場所に合わせられる
視野の広がりが弱い

自組織に適している方で実施し、費用対効果を高められるようにしましょう。

新入社員研修を外部委託する際におすすめの研修内容としては次の内容をおすすめします。

研修で学ぶ内容 研修名 研修目的
社会人としての責任感やモラル 社会人の自覚研修 社会人になることを前向きさ醸成と、活躍・成長するための意識の変革
ビジネスマナー ビジネスマナー研修 信用を積み上げるため、相手と場に応じたビジネスマナーを習得
組織の基本構造 目標達成・コスト意識研修 組織の基本構造理解と、自身への「投資」理解・目標達成意識の向上
ビジネススキル ビジネススキル研修 “プロ”として仕事を遂行するための基本的な業務遂行スキルを実践的に習得
共創するためのコミュニケーション 上司との協働体感研修 チームで仕事を行う際に不可欠な「共創・協働」の意識と行動の習得
関係性を築くためのコミュニケーション 仕事と自己成長をつなぐ研修 新入社員と組織との関係性を高め、リアリティショックの軽減を図る
共創するためのコミュニケーション 巻き込み力向上研修 成果創出のために周囲に主体的に働きかける意識とスキルの習得
関係性を築くためコミュニケーション 関係性構築力研修 自己理解と他者理解を通じた、円滑なコミュニケーション方法の習得
論理的思考 ロジカルシンキング研修 上司・顧客・仲間と一緒に使えるロジカルシンキングを実践的に習得
関係性を築くためコミュニケーション 新入社員・OJT合同研修 内省と対話を通じて関係の質を高め、現場育成の成長サイクルを加速
プレゼンテーション プレゼンテーション研修 ニーズ把握・資料作成・プレゼンテーションを一連の流れで実践的に習得
問題解決 問題解決力研修 課題の明確化と深掘り・共創による課題解決コミュニケーションスキルの習得
ビジョンの描出 1年目フォロー研修 1年間の成長と貢献を実感しエンゲージメントを高め、2年目のビジョンを描く

研修会社が得意とする一般的な社会人として身につけておくべき知識やスキルに関する研修内容がおすすめです。

良質な新入社員研修を実施してもらうために、委託会社を選定する際に役立つ14の確認ポイントもお伝えしました。

区分 確認ポイント
研修プログラムの品質 研修に人材開発・組織開発などの学術的背景がある
研修内容が時代に即している    
 研修コンセプト・ラーニングポイントが明確  
インサイド・アウトを促すアプローチをしている
業務に活かせる振り返りをしている
講師の品質 講師が継続的にトレーニングをしっかり受けている
 講師としての登壇実績・想いがある    
講師に実務経験がある    
納品の品質 研修内容に対して受講人数が適切である
研修内容に対して教室のレイアウトが適切である    
研修内容に対してアテンドスタッフの人数が適切である   
フォローの品質 充実した研修後のレポートがある    
研修受講後にも変化を促すフォローがある    
社内育成の相談やフォローをしてもらえる

これらのポイントを意識して委託会社を決めることで、良質な新入社員研修を実施できるようになります。

なお、アーティエンスでは組織の課題や予算に合わせた新入社員研修を用意しています。お互いに大切にしている考え方や、新入社員に求めるあり方などについて対話をしながら、実施を検討していただければと思いますので、お気軽にお問い合わせください

自組織に適した外部委託先を見つけて、質の良い新入社員研修を実施できるようにしましょう。

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