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若手・新入社員がより主体的に動いていくためには? ~成長のアクセルとブレーキを考える~【Growth Meetingレポート】

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新入社員育成、優しく指導すべき? or 厳しく指導すべき? Growth Growth Meeting 2023年1月18日に『若手・新入社員がより主体的に動いていくためには?~成長のアクセルとブレーキを考える~』をテーマに、Growth Meetingを開催しました。

1)概要

今回のGrowth Meetingは、『若手・新入社員がより主体的に動いていくためには?~成長のアクセルとブレーキを考える~』をテーマに実施しました。

「もっと自分で主体的に考えて、動いてほしいんだけどな…」

若手・新入社員育成に取り組む中で、上記のお悩みを感じている方は多いのではないでしょうか?
ただし、いくら若手・新入社員が報連相の型を完璧に身に付けたとしても、業務に関する専門知識・スキルを習得したとしても、「主体的に考え、周囲へ働きかける」という姿勢が必ずしも醸成されていくとは限りません。

――では、かれらの主体的な働きかけを促し、成長をサポートしていくにはどのようなアプローチが効果的なのか?

そこで、今回のGrowth Meetingでは、成人発達理論をベースとした研修プログラム開発等に取り組む組織人事コンサルタントの菊地講師をお招きし、若手・新入社員の「成長のアクセルとブレーキ」を切り口に、上記問いに対してパネルディスカッション形式で対話をしていきました。    

アーティエンス株式会社 菊地 大翼   アーティエンス株式会社 菊地 大翼 (キクチ ダイスケ)

大学卒業後、アルー株式会社に入社。法人研修の営業・コンサルティングに従事。主要クライアントとして、主に大手生命保険会社、大手証券会社、大手グローバルメーカー、大手エンターテイメント企業など、幅広く担当し自社内でトップの売上を達成。その後、商品開発部に異動し、新規商品の企画開発業務に従事。成人発達理論を活用した研修や、オンライン研修プログラムなどを開発。現在は、組織人事コンサルタントとして、人事制度の構築支援、成人発達理論をベースにした人材開発や組織開発コンサルティングに従事している。

2)Growth Meeting内容

Growth Meetingの内容の一部をご紹介します。

Growth結果と事前ワークの共有・チェックイン

若手・新入社員に回答して頂いている、Growth12月の結果を共有しました。

※ Growthとは
若手・新入社員のセルフマネジメント力・リーダーシップの向上を目的とした、振り返りツール(パルスサーベイ)です。毎月、10の設問に回答してもらい、その数値の変化を見て新入社員の育成をフォローします。
Growthについて詳細を見る
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Growth Meeting投影資料より一部抜粋

また、事前ワークとして、次の問いに対してjamboardに記載して頂き、それらの情報を見た気づきなどを共有して頂きました。

GrowthQ8・Q9の結果や、現場の状況をふまえて・・・ 今回のテーマ「若手・新入社員がより主体的に動いていくためには?~成長のアクセルとブレーキを考える~」に対して、感じていること・モヤモヤしていること・聞いてみたいことは?
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Growth Meetingの対話で活用したjamboard

Growthの結果とjamboardの内容を見たうえで、「今の率直な気持ち・気になっていること、Growthの結果を見て感じたこと」などを参加者同士で共有し合いました。

そこでは、次のようなコメントがありました。

・今年の新入社員は、昨年よりも控えめな印象。もっと主体的に動いてほしいけど。
・主体的に動かない課題の真因はどこにあるのだろう?
・主体的に動かなくても別にいいよねってなっているかもしれない

情報提供

まず、「なぜ、若手社員や新入社員は、主体的に考えて動いてくれないのだろう?」という問いを投げかけ、主体的に行動していくには、技術的成長だけではなく、精神的成長も必要ということをお伝えしました。 精神的成長 技術的成長Growth Meeting投影資料より一部抜粋

より詳細をご覧になりたい方は、下記フォームより当日の投影資料をダウンロードして頂けます。
ぜひご覧ください。

    下記フォームより必要事項をご入力の上、送信してください。
    ご入力いただいたメールにダウンロードURLが届きます。

    ※同業者からのお申し込みはお断りしております
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    パネルディスカッション:若手・新入社員の主体的な行動を促していくために、どんな支援ができるだろう?アクセルを踏み込んでもらうには?ブレーキを緩めていくには?

    事前ワークや先ほどお伝えした情報の内容をふまえて、菊地講師と弊社近藤でパネルディスカッションを行い、参加者のみなさんからの質疑応答を行いました。

    対話の一部をご紹介します。

    若手・新入社員は、主体的に動くことにメリットを感じていないのではないか?

    まず、主体的に動くことの意義や必要性をかれらに分かるように伝えることや努力が必要です。

    上司・先輩社員がどのように主体性を発揮しているのか、というイメージができると、未来が見えます。頭での理解だけではなく、気持ちに訴えると、コミットが上がります。上司・先輩にストーリー(経験談・体験)として語ってもらうことが効果的かもしれないですね。

    若手・新入社員が主体的に動いた時に、こちらの期待しているレベルに達していなかったり、方向性が全くずれていることもあると思います。そんな時にどのような対応ができると、主体性を止めずに指導をすることができるのでしょうか

    「意図」と「行動」にわけて、フィードバックすることが必要です。「意図」は、悪いことをやっていることではないというポジティブフィードバックを行うことです。その上で、「行動」に対するフィードバックを行い、適切に軌道修正を図ることが重要になります。このフィードバックは、時間をかけて丁寧に行うことで、主体性が育まれていきます。

    ブレーキとアクセルどちらから対処するのがやりやすいというのはあるのか?

    若手社員のキャラクターによって異なるので、両者で対話していくことが大事です。最終的には個別になります。(菊地講師個人としては)とはいえ、まずアクセルを創っていくことは必要で、理想を描き、どこに向かうかが必要になります。

    ありたい姿がないと前に進めないですし、ありたい姿があってのブレーキにもなります。ありたい姿の見つけ方は、どれくらいの時間がかかるのか、またどれくらいの支援が必要なのかという事については、ありたい姿は、高尚ではなくてもいいですが、「自己一致観」が重要になります。ある程度の対話が必要であり、周りからのコメント(フィードバック)が必要です。新入社員が入社してすぐのタイミングと、配属後しばらく経ったタイミングとでは異なるので、描き直すことも必要になります。

    1on1を効果的に行うためのコツやポイントは?

    前提として、個別の状態に寄り添うことです。若手・新入社員の、これをやりたいというDoに対して、その上でどうありたいのか、というBeingを問うようにしましょう

    参加者の皆さんには、自社の取り組みでの悩みやモヤモヤしていることをシェアしていただきました。菊地講師のアドバイスや他社の取り組みのシェアの中で、自社では何ができるのか?と気付きや学びがあったようです。

    チェックアウト

    自身が意識したいこと・自社で取り組んでみたいこと」や「新たに探求したいこと」、「本日の感想」等を自由に、1分程度で話して頂きました。  任意の名前Growth Meetingの様子

    ・目標やありたい姿、描いていることを共有する。それをしっかり描き切らせて、アクセルを踏ませてあげる。少しずつ、階段ごとの目標を設定することも重要。

    ・ブレーキがあることは、不安恐れがあることかと思っていたが、こういう未来が良いという想像をしているからかもしれないと思えた。

    ・1~3年目の社員が、ありたい姿をどう描いているのかを、私自身が分かっていないと不安になった。会社とずれていないかなという感覚を持っている社員もいるかもしれない。繁忙期が落ち着いたので、新入社員の入社前の段階で今日の話を伝えられたら良いなと思う。

    3)参加者からの感想

    参加者の方からステキなGrowth Meetingの感想を頂きましたのでご紹介します。

    ・ブレーキ(不安や恐れ)があるということは、ありたい姿があるから。とすると、ブレーキ(不安や恐れ)はネガティブだけではないなと思いました。

    ・主体性を発揮できない原因、組織の状態/個別の関係性/部下の特性など幅広く見ていく必要性を、改めて考えさせられました。

    ・アクセルだけではなく、適度なブレーキも必要。ブレーキにも健全なものがある。今後若手社員と話をするときに、伝え方などの工夫をしていきたいと思います。

    ・精神的成長を促すにはまずブレーキの解消が必要

    皆さん、短い時間の中でしたが、気づきや学びがあったようでした。 Growth Meetingでの対話を活かして、現場にどう繋げるかのヒントとなれば嬉しく思います。

    4)アーティエンスから、Growth Meetingを終えてのメッセージ

    今回のGrowth Meetingは、『若手・新入社員がより主体的に動いていくためには?~成長のアクセルとブレーキを考える~』をテーマに実施しました。

    参加者の皆さんは、自社の取り組みを振り返りながら、若手・新入社員に主体性を発揮してもらうためには何ができるのかということを、模索されていたように思います。主体性を発揮してほしいとこちらから伝えるのではなく、社員一人一人の目標やありたい姿を実現してもらうために、段階的にアクセルやブレーキを踏ませてあげることが重要なのかもしれない、と気付きがあった方もいらっしゃいました。

    今回、菊地講師とのパネルディスカッションの中で、それぞれがお持ちの課題について、ヒントとなるような情報をお伝えいたしました。今回の気付きを、自社の取り組みに活用いただければ嬉しいです。

    下記は、Growth Meetingでご紹介した参考コラムの一部です。

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    ▶派遣型も行っています。派遣型をご希望の方はこちらから

    5)参加型オンライン勉強会【Growth Meeting】開催の想い

    Growthの結果を軸としながら、参加者それぞれの経験を共有・対話・探求し、若手・新入社員の活躍を後押しできる施策を共に探求していきたいという想いで開催しています。

     

    Growth結果から若手・新入社員の状況を把握し(インプット)
    Growth Meetingや1on1等を通して数値の背景を対話し考え(スループット)
    現場でアクションを実行していく(アウトプット)

     

    までがGrowth Meetingです。  インプット スループット アウトプット Growth Meeting 他社の人事や育成担当者と対話を行うと、自社内だけで考えていても出てこないような施策が出てきて、対話の中から気づきや認知の広がりを感じることができます。皆さんが話しやすい安心できる場づくりを行っていますので、ぜひお気軽にご参加ください。

    ※ Growthとは?
    若手・新入社員に必要とされるセルフマネジメント力の醸成とリーダーシップ発揮の意識醸成を目的とした、月1回の振り返りツールです。
    Growthについては、コチラをご覧ください。