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[ 研修・セミナーレポート ]
新入社員育成、優しく指導すべき? or 厳しく指導すべき?【Growth Meetingレポート】
- 2022年12月16日に『新入社員育成、優しく指導すべき?or厳しく指導すべき?』をテーマに、GrowthMeetingを開催しました。(参加者数:8社8名)1)概要今回のGrowthMeetingは、『新入社員育成、優しく指導すべ
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2023年1月18日に『若手・新入社員がより主体的に動いていくためには?~成長のアクセルとブレーキを考える~』をテーマに、Growth Meetingを開催しました。
目次
今回のGrowth Meetingは、『若手・新入社員がより主体的に動いていくためには?~成長のアクセルとブレーキを考える~』をテーマに実施しました。
「もっと自分で主体的に考えて、動いてほしいんだけどな…」
若手・新入社員育成に取り組む中で、上記のお悩みを感じている方は多いのではないでしょうか?
ただし、いくら若手・新入社員が報連相の型を完璧に身に付けたとしても、業務に関する専門知識・スキルを習得したとしても、「主体的に考え、周囲へ働きかける」という姿勢が必ずしも醸成されていくとは限りません。
――では、かれらの主体的な働きかけを促し、成長をサポートしていくにはどのようなアプローチが効果的なのか?
そこで、今回のGrowth Meetingでは、成人発達理論をベースとした研修プログラム開発等に取り組む組織人事コンサルタントの菊地講師をお招きし、若手・新入社員の「成長のアクセルとブレーキ」を切り口に、上記問いに対してパネルディスカッション形式で対話をしていきました。
アーティエンス株式会社 菊地 大翼 (キクチ ダイスケ)
大学卒業後、アルー株式会社に入社。法人研修の営業・コンサルティングに従事。主要クライアントとして、主に大手生命保険会社、大手証券会社、大手グローバルメーカー、大手エンターテイメント企業など、幅広く担当し自社内でトップの売上を達成。その後、商品開発部に異動し、新規商品の企画開発業務に従事。成人発達理論を活用した研修や、オンライン研修プログラムなどを開発。現在は、組織人事コンサルタントとして、人事制度の構築支援、成人発達理論をベースにした人材開発や組織開発コンサルティングに従事している。 |
Growth Meetingの内容の一部をご紹介します。
若手・新入社員に回答して頂いている、Growth12月の結果を共有しました。
※ Growth Meeting投影資料より一部抜粋
また、事前ワークとして、次の問いに対してjamboardに記載して頂き、それらの情報を見た気づきなどを共有して頂きました。
※ Growth Meetingの対話で活用したjamboard
Growthの結果とjamboardの内容を見たうえで、「今の率直な気持ち・気になっていること、Growthの結果を見て感じたこと」などを参加者同士で共有し合いました。
そこでは、次のようなコメントがありました。
まず、「なぜ、若手社員や新入社員は、主体的に考えて動いてくれないのだろう?」という問いを投げかけ、主体的に行動していくには、技術的成長だけではなく、精神的成長も必要ということをお伝えしました。 ※ Growth Meeting投影資料より一部抜粋
より詳細をご覧になりたい方は、下記フォームより当日の投影資料をダウンロードして頂けます。
ぜひご覧ください。
事前ワークや先ほどお伝えした情報の内容をふまえて、菊地講師と弊社近藤でパネルディスカッションを行い、参加者のみなさんからの質疑応答を行いました。
対話の一部をご紹介します。
上司・先輩社員がどのように主体性を発揮しているのか、というイメージができると、未来が見えます。頭での理解だけではなく、気持ちに訴えると、コミットが上がります。上司・先輩にストーリー(経験談・体験)として語ってもらうことが効果的かもしれないですね。
ありたい姿がないと前に進めないですし、ありたい姿があってのブレーキにもなります。ありたい姿の見つけ方は、どれくらいの時間がかかるのか、またどれくらいの支援が必要なのかという事については、ありたい姿は、高尚ではなくてもいいですが、「自己一致観」が重要になります。ある程度の対話が必要であり、周りからのコメント(フィードバック)が必要です。新入社員が入社してすぐのタイミングと、配属後しばらく経ったタイミングとでは異なるので、描き直すことも必要になります。
参加者の皆さんには、自社の取り組みでの悩みやモヤモヤしていることをシェアしていただきました。菊地講師のアドバイスや他社の取り組みのシェアの中で、自社では何ができるのか?と気付きや学びがあったようです。
自身が意識したいこと・自社で取り組んでみたいこと」や「新たに探求したいこと」、「本日の感想」等を自由に、1分程度で話して頂きました。 ※ Growth Meetingの様子
・ブレーキがあることは、不安恐れがあることかと思っていたが、こういう未来が良いという想像をしているからかもしれないと思えた。
・1~3年目の社員が、ありたい姿をどう描いているのかを、私自身が分かっていないと不安になった。会社とずれていないかなという感覚を持っている社員もいるかもしれない。繁忙期が落ち着いたので、新入社員の入社前の段階で今日の話を伝えられたら良いなと思う。
参加者の方からステキなGrowth Meetingの感想を頂きましたのでご紹介します。
・主体性を発揮できない原因、組織の状態/個別の関係性/部下の特性など幅広く見ていく必要性を、改めて考えさせられました。
・アクセルだけではなく、適度なブレーキも必要。ブレーキにも健全なものがある。今後若手社員と話をするときに、伝え方などの工夫をしていきたいと思います。
・精神的成長を促すにはまずブレーキの解消が必要
皆さん、短い時間の中でしたが、気づきや学びがあったようでした。 Growth Meetingでの対話を活かして、現場にどう繋げるかのヒントとなれば嬉しく思います。
今回のGrowth Meetingは、『若手・新入社員がより主体的に動いていくためには?~成長のアクセルとブレーキを考える~』をテーマに実施しました。
参加者の皆さんは、自社の取り組みを振り返りながら、若手・新入社員に主体性を発揮してもらうためには何ができるのかということを、模索されていたように思います。主体性を発揮してほしいとこちらから伝えるのではなく、社員一人一人の目標やありたい姿を実現してもらうために、段階的にアクセルやブレーキを踏ませてあげることが重要なのかもしれない、と気付きがあった方もいらっしゃいました。
今回、菊地講師とのパネルディスカッションの中で、それぞれがお持ちの課題について、ヒントとなるような情報をお伝えいたしました。今回の気付きを、自社の取り組みに活用いただければ嬉しいです。
下記は、Growth Meetingでご紹介した参考コラムの一部です。
▶新入社員研修の詳細はこちら
▶派遣型も行っています。派遣型をご希望の方はこちらから
Growthの結果を軸としながら、参加者それぞれの経験を共有・対話・探求し、若手・新入社員の活躍を後押しできる施策を共に探求していきたいという想いで開催しています。
Growth結果から若手・新入社員の状況を把握し(インプット)、
Growth Meetingや1on1等を通して数値の背景を対話し考え(スループット)、
現場でアクションを実行していく(アウトプット)
までがGrowth Meetingです。 他社の人事や育成担当者と対話を行うと、自社内だけで考えていても出てこないような施策が出てきて、対話の中から気づきや認知の広がりを感じることができます。皆さんが話しやすい安心できる場づくりを行っていますので、ぜひお気軽にご参加ください。