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[ コラム ]
【具体例あり】グランドルールは効果抜群!ファシリテーションがスムーズに!
- グランドルールとは、会議やワークショップ等をより効果的に進めていくために定めるルールです。ファシリテーションを行う場面では、グランドルールはよく用いられます。ただし、グランドルールの本来の役割を認識しないまま、盲目的に活用しているとかえって
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失敗しない人材育成勉強会の選び方3つの観点
更新日:
「他社はどんな育成・取り組みをしているのか、気になる…」
「従業員の人材育成に関する意識・感度をもっと高めたい…」
人材育成に取り組む方であれば一度は、上記のようなことを感じた経験があるのではないでしょうか。上記お悩みの解消に向け、人材育成に関する勉強会へ参加することは有効です。勉強会に参加すると次のような効果も期待できます。
・参加した社員の人材育成に対する意識を高められる
・日々アップデートされる人材育成の情報を手軽に情報収集できる
ただ、オンラインも当たり前となった現在、日々多種多様な勉強会が開かれており、「自分はどんな勉強会に参加すべきなのか?」と迷ってしまうこともあるかと思います。
そこで、本コラムでは、人材育成の勉強会が必要とされる理由に改めて触れながら、質の高い勉強会の見極めポイントや内容についてまとめました。本コラムをお読みいただき、自社にマッチした勉強会を検討いただき、ひいては自社の人材育成を考えるきっかけになれば幸いです。
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目次
1)(前提)自組織の人材育成の質を高めていくには「勉強会」に積極参加すべき
変化の激しいこれからの時代、組織の人材育成の質を高めていくためには、定期的に勉強会に参加すべき(もしくは開催すべき)であると考えています。そう考える2つの理由をご紹介します。
「一方通行ではない学びの場」が必要だから
VUCAとも言われる時代、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、人材育成の現場も大きく変容し続けています。今までの「これをやっておけば大丈夫」といった育成の正解が、正解ではなくなっていることもあるでしょう。従来の育成方法や成功体験に固執し、決めつけるように育成していては、優秀な人材は育たず、組織にも定着しません。
これからの人材育成で必要とされるのは、組織単位で価値観や考えをしなやかに変容させて、皆で試行錯誤しながら「自組織における人材育成の適応解(試してみる価値がある施策)」を見出していくことです。そして、「自組織における人材育成の適応解」は、外側から与えられるものではなく、自分たちで生み出していくものであるため、「一方通行ではない学びの場」が不可欠になります。
セミナー(ウェビナー)や動画、書籍などを活用して知識を習得することはもちろん大切ですが、その情報がそのまま全ての職場や人に当てはまり、上手くいくわけではありません。互いに情報交換し合い、共に考えて話し合う、双方向の学びによって、自分たちなりの適応解は生み出されていきます。
「共に学び合う仲間の存在」が必要だから
双方向の学びには、”仲間”の存在が不可欠です。しかし、人事は、その業務の秘匿性の高さや現場との乖離の生じやすさから、組織内でも孤独を感じやすいポジションではないかと思います。また、現場の育成においても、テレワークの拡大や働き方の多様化によってチーム内での助け合いが減り、育成担当者が一人で対応せざるを得ず、育成の負担や悩みを抱え込んでしまうことも多くなっています。
そのような閉ざされがちな人材育成において、悩みや想いを相談・共感し合い、互いに高め合っていける仲間を創ることは、組織にとっても大きなプラスになります。そういった仲間の存在を創るためにも、人材育成の勉強会は重要であり、積極的に参加すべきであると言えます。
本コラムを執筆している当社でも、定期的に勉強会を開催しています。その理由は、クライアントの「組織の育成文化を育みたい」という想いを持っているからです。
どんなに優秀な人材を採用しても、外部研修を充実させても、「人が育つ組織」でなければ、中長期的に期待した成果・成長を成し遂げることは難しく、組織定着も弱くなり、組織としての成長も見えなくなってしまいます。そのため、当社では「組織の育成文化を育む」という想いを大切に、研修提供のみで終わらせず、「人を育てる意識とスキル」を醸成し、組織文化として形成されていくような支援を心掛け、お客様と共に取り組んでいます。
その一環として、人事担当者や育成担当者向けに、人材育成・組織開発をテーマにしたオンライン勉強会を定期開催しています。その他にも、例えば、当社の新入社員研修(公開講座)では、新入社員本人の研修を通じた育成はもちろんのこと、新入社員を受け入れる現場側の育成サポート(オンボーディングツールの提供や支援)をセットで行っています。
以上のことから、組織の人材育成の質を高めていくためには、積極的に「勉強会」に参加すべきであると言えます。
2)より質の高い人材育成の勉強会を選ぶための3つの観点
前章では、これからの時代、人材育成の勉強会が必要とされる理由についてお伝えしてまいりました。本章では、より質の高い人材育成の勉強会を選ぶための3つの観点についてご紹介します。
・内省が深まりそうか?
・対話の時間は充分か?
すぐに実践できそうな内容か?
一つ目は、勉強会で学んだ内容がすぐに実践に繋がりそうかどうか、という点です。
なぜならば、どんなに良い内容の勉強会であったとしても、参加後にすぐに実践できる機会がなければ、勉強会の効果を実感できず、学ぶ意欲も低下してしまうからです。
例えば、当社の勉強会では、人事担当者や現場社員の生の声を聴きながら、時期やアウトプットの機会の有無を見据えてテーマ設定をしています。
その他にも、「新入社員育成とは?」などという大き過ぎるテーマ設定ではなく、「新入社員へ適切にフィードバックを行うには?」や「1on1において対話を深めるには?」等、より絞り込んだテーマの方が、参加者も具体的にイメージができ、学びも深まりやすいです。
ご参考として、過去1年間の当社の勉強会にて取り扱ったテーマをお見せします。
※ 2022年7月以降は、勉強会の事後レポートを作成しています。クリックいただくとご覧になれます。
開催月 | テーマ |
---|---|
5月 | 22年度新入社員 導入研修 プチ振り返り会 |
6月 | 若手・新入社員の「成長を支援する“フィードバック”」を考える |
7月 | 現場の1on1ミーティングに対して、人事はどんな関わり・支援ができるのか? |
8月 | 若手・新入社員の“精神的成長”を促すために、支援したこと・したいこと |
9月 | “コロナジェネレーション”の特徴と育成について考える |
10月 | 新入社員の成長を阻む認知ギャップ、なぜ生じる?どう取り組む? |
11月 | 新入社員の組織定着と早期活躍を支援するオンボーディングを考える |
12月 | 新入社員育成、優しく指導すべき? or 厳しく指導すべき? |
1月 | 若手・新入社員がより主体的に動いていくためには?~成長のアクセルとブレーキを考える~ |
2月 | 「OJTは意味がない」から脱却するためしたこと・したいこと |
3月 | 1年間のリフレクションワークショップ—振り返って育む、活躍の種 2022— |
内省が深まりそうか?
二つ目は、自身の内省が深まりそうかどうか、という点です。
なぜなら、人材育成の質を高めていくためには、過去の経験を振り返って自分自身を知り、自らの内面や価値観をアップデートすることが、とても重要であるからです。
内省は時に、新しい知識やスキルを習得する以上に大切な学びにもなり得ます。
例えば当社の勉強会では、勉強会の最中や事前ワークでも内省の機会を設けています。内省の機会を設ける目的は、ご自身や自組織の状態を見つめなおし、本質的な課題に気付き、次に活かすためです。
事前ワークは、5分程度のショートワークですが、投げかけた問いに対して思いつくままにGoogle jamboardに付箋を書き加えてもらいます。匿名性もあるので意見を出しやすく、また他の方の付箋を見て、違った視点からも内省が深まっていきます。
※ Growth Meetingで活用したjamboard
対話の時間は充分か?
三つ目は、参加者同士の対話の時間が充分に確保されているか、という点です。
なぜなら、対話という「一方通行ではない学び」が、今後の人材育成において重要だからです。「内省→対話」のプロセスによって、「自組織における人材育成の適応解」が生み出されていきます。
実際、当社勉強会後のアンケートでも「勉強会で良かったセッション」を尋ねたところ、全体の46.1%の方が「参加者同士の対話」を挙げています。
例えば、下記は当社で過去開催した1.5時間の勉強会のアジェンダです。青色で記した項目は、参加者同士の対話がメインの時間です。毎回、全体の半分以上が対話の時間となるように企画しています。 【参考】当社勉強会「新入社員育成、優しく指導すべき? or 厳しく指導すべき?」のアジェンダ
項目 | 所要時間 (バッファを含む) |
|
---|---|---|
1 | オープニング(目的やテーマの確認) | 5分 |
2 | チェックイン・事前ワークの共有 | 10分 |
3 | テーマに関する情報提供 ①新入社員育成の歴史、最近の新入社員の特徴 ②ディベートのデモを見て考える~新入社員には厳しくvs優しく?~ |
20分 |
4 | 問い①:新入社員には厳しく指導すべき?優しく指導すべき? 問い②:新入社員育成における「厳しさ」とは何だろう? |
1回目:15分 2回目:20分 |
5 | 全体共有・対話・質疑応答 | 15分 |
6 | チェックアウト | 5分 |
人材育成の勉強会は、社内で実施することも可能ですが、まずは外部開催の勉強会、特に人材育成のプロが主催している勉強会へご参加いただくことを推奨します。
その理由としては、次のようなメリットが得られるからです。
・社外交流により、別の視点や考え方に触れ、参加者の視野が広がる
・人材育成のプロの知識やノウハウを得られる
・(ご自身が社内で勉強会を運営する側である場合)勉強会の企画・運営の進め方・場創りを学ぶことができる
質の高い勉強会を開催するには、質の高い勉強会に参加した経験が重要です。
例えば、当社の勉強会にご参加された方も「勉強会の流れや場創りがとても良かったので、社内でも同様のテーマで勉強会を開催してみました」といったお声を頂くことがあります。まずは、社外の勉強会に参加し、よい部分を取り入れていけると良いかと思います。
以上の3点が、より質の高い人材育成の勉強会を選ぶ際のポイントです。
なお、社内で勉強会を開催する場合は、「ファシリテーター」の存在が欠かせません。当社では、ファシリテーター育成に関するコラムも複数執筆しています。下記ご参考くださいませ。
3)人材育成の勉強会ならアーティエンスの【Growth Meeting】がおすすめ
特におすすめしたいのが、当コラムを執筆しているアーティエンスの勉強会【Growth Meeting(グロース・ミーティング)】です。 ※ オンラインでのGrowth Meeting(グロース・ミーティング)開催の様子
アーティエンスの勉強会Growth Meeting(グロース・ミーティング)とは
当社では、人材育成に取り組む人事担当や育成担当、現場管理職の方々が企業や立場を超えて対話し、情報交換できる オンライン参加型の学びの場を月1回定期開催しています。
【Growth Meeting概要】
詳細 | |
---|---|
開催日程 | 隔月18日前後で開催、10:30~12:00の1.5時間 |
場所 | オンライン(ZOOM) |
対象者 | ・人事部門で育成や採用に取り組んでいる方 ・トレーナー・育成担当者、現場管理職の方 ※「若手・新入社員の活躍を支援したい」「その人らしく活躍できる人材を育成したい」という想いを持った仲間を、私たちは増やしたいと思っています。その想いに共感いただける方でしたら歓迎します。 |
料金 | 基本的に無料 |
Growth Meetingに参加すると叶うこと
人材育成に関するトレンドやノウハウを知ることができる
各回のテーマに関する人材育成の最新トレンドやノウハウを提供しています。学術的な研究結果に基づいた理論、具体的な取り組み例・施策などの情報をお伝えしています。また、定期的に人材育成・組織開発の分野で活躍する専門家をお招きして、講演も行っています。
他社人事や育成担当との交流・情報交換ができる
ご参加される方は、人事部門の担当者、現場の育成指導者、研修講師や人事コンサルタントなど業界・職種、経験問わず多岐に渡り、情報交換が活発に行われています。
例えば、新入社員とのコミュニケーション施策など、各社によって様々な工夫をしており、「早速自社で取り入れたい」といったコメントも多くお聞きします。また、「同じ悩みを共感できて勇気が湧いた」や「“同志”のように感じた」といったお声も頂いています。
若手・新入社員の状況を客観的にみることができる
当社では、毎月、若手・新入社員向けにパルスサーベイ【Growth】を実施しており、勉強会では、全体のサーベイ結果もお伝えしています。全体結果と比較しながら、自社の若手・新入社員の状況と客観的に見ることができ、どのようなフォローを行えるとよいのか、検討しやすくなります。
ご参加された方々の声
実際に勉強会に参加された方からは、次のようなコメントをいただいております。
・毎回、他社の方とお話をすると新たな気づきもあり、新鮮な気持ちになります。
・自社で取り組んでいたこと、モヤモヤしていることを共有し合えて、世間との認識のすり合わせができる、貴重なディスカッションの機会でした。
・アーティエンスさんが行っている1on1の内容は、ぜひ参考にして、来月から取り入れたいと思いました。
・仲間意識が芽生えたという発言が印象に残ってます。普段相談できないことを相談できたり、本音で話せる場だと思うので、そこから出てきた他社事例で取り入れられるものは取り入れたい。
4)よくあるご質問
ここからは、アーティエンスの勉強会【Growth Meeting】ご参加にあたり、よくいただくご質問にお答えしていきます。
Q1.どのような方を対象にした勉強会でしょうか?
「自社の人材育成をよりよくしていきたい」という想いを持った、人事ご担当者様や現場の管理職、育成トレーナーの方など幅広い方からご参加いただいております。
ご参加いただく方々のご年齢や所属企業の規模や業種もさまざまです。当社とこれまでにお取引のないお客様でも全く問題ございません。また、オンラインでの勉強会ですので、勤務地やお住まいに関わらず、ご参加いただけます。
Q2.参加費はいくらでしょうか?
Growth Meeting自体のご参加は、無料となります。(Growthサーベイのご回答に関しては、お一人500円/回にて承っております)
Q3.画面・マイクオフで、聴講のみの参加も可能ですか?
必ず画面・マイクオンにしていただき、ご参加者の皆さまと対話をしていただきます。(リラックスできる場所からご参加ください)
Q4.事前ワークなどはありますか?
所要時間5~10分程度の簡単な事前ワークをご依頼させていただくことがあります。詳細は、勉強会開催の 1 週間前を目途にご案内していますので、そちらをご確認いただければと思います。
Q5.参加にあたって準備すべきものはありますか?
特にご準備いただくものはありませんが、パソコンでのご参加を推奨しています。(ZOOM、Google jamboard、PowerPointなどを主に使用するため)
Q6.毎月、参加しなくてもかまいませんか?
関心のあるテーマのみのご参加で構いません。
Q7.参加者が学びたいテーマをリクエストすることは可能でしょうか?
ご相談いただければ検討させていただきます。
5)まとめ ~勉強会に参加し、自社の人材育成をアップデートしよう~
本コラムをまとめると次の通りです。
・組織の人材育成の質を高めていくには「勉強会」に参加すべき
これからの時代、優秀な人材を育てて組織に定着させていくには、人材育成に関する「一方通行ではない学びの場」と「共に学び合う仲間の存在」が必要不可欠になります。そのため、勉強会に積極的にご参加いただくことをお勧めします。
・より質の高い人材育成の勉強会を選ぶための3つの観点
より有益な勉強会かどうかは、次の3点で見極めることができます。
・すぐに実践できそうな内容か?
・内省が深まりそうか?
・対話の時間は充分か?
アーティエンスでも、人材育成に関する勉強会を定期開催しています。今後の勉強会は、下記ページにて参加お申込みを承っています。
また、新着の勉強会は、週2回配信中の当社メルマガにて随時ご案内しておりますので、お気軽にメルマガ登録くださいませ。勉強会を通して、「組織の育成文化を育んで」いただければ幸いです。
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