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1年間のリフレクションワークショップ—振り返って育む、活躍の種 2022— 【Growth Meetingレポート】

更新日:

作成日:2023.3.21

1年間のリフレクションワークショップ—振り返って育む、活躍の種 2022 Growth Growth Meeting
2023年3月17日に『1年間のリフレクションワークショップ—振り返って育む、活躍の種 2022—』をテーマに、Growth Meetingを開催しました。

1)概要

今回のGrowth Meetingは、『1年間のリフレクションワークショップ—振り返って育む、活躍の種 2022—』をテーマに実施しました。

2022年度、人材開発・育成に取り組む皆さんにとっては、どんな1年でしたでしょうか?新型コロナウイルス感染症の影響が続く中、今年も試行錯誤しながらの1年であったかと思います。そのような中でのご経験から教訓を生み出し、次なる一歩へと繋げていくために、リフレクションはとても大切です。

そこで、今回のGrowth Meetingでは、1年間のGrowth結果や若手・新入社員の状況、ご自身の取り組みを照らし合わせながらリフレクションを行い、ご参加される皆さんと一緒に探求を深めていきました。

2)Growth Meeting内容

Growth Meetingの内容の一部をご紹介します。

Growth結果の共有・チェックイン

若手・新入社員に回答して頂いている、Growth2月の結果を共有しました。

※ Growthとは
若手・新入社員のセルフマネジメント力・リーダーシップの向上を目的とした、振り返りツール(パルスサーベイ)です。毎月、10の設問に回答してもらい、その数値の変化を見て新入社員の育成をフォローします。
Growthについて詳細を見る
クリックで拡大

Growth Meeting投影資料より一部抜粋

まず始めに、「今の率直な気持ち・気になっていること」などを参加者同士で共有し合いました。そこでは、次のようなコメントがありました。

・3月は、1年で一番忙しい時期で、年度内の査定の準備の運用や、新人が3月に入ったため、その教育でばたばたしています。

・人事として、何ができていなくて何が強みなのかが分かっていない状況なので、みなさんがどんな取り組みをされていたのかを知りたいです。

・新入社員研修の詳細について、各部署と連携して進めていて、そのことに意識が向いています。また、私個人としては上期と下期の評価面談があるので、ドキドキしています。

情報提供

まず始めに、「振り返りはなぜ重要なのか?」という問いかけを行い、教育学者デービッド・コルブが提唱している、経験学習サイクルを提示して、振り返りの重要性を共有しました。

【参考】
振り返りとは何か
経験学習サイクル
Growth Meeting投影資料より一部抜粋

今回のGrowth Meetingの投影資料は、下記フォームからダウンロードして頂けます。
詳細について知りたい方は、ぜひご覧ください。

    下記フォームより必要事項をご入力の上、送信してください。
    ご入力いただいたメールにダウンロードURLが届きます。

    ※同業者からのお申し込みはお断りしております
    ※ご入力いただいたメールへ、人事に役立つメルマガ(週1回程度)を配信いたします

    *は入力必須項目となります。

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    2022年度の育成の振り返り

    事前ワークとして、1年間の振り返りシートを記載していただきました。22年度の育成・Growth・Growth Meetingを振り返っていただき、下記4点について、全体で共有していきました。

    ①22年度を振り返って、GrowthやGrowth Meetingを通して、今の率直な気持ち・感じていること

    ②22年度の育成で、「取り組んだこと、取り組みたかったけど残念ながら取り組めなかったこと、心がけたこと」

    ③取り組んでみて気付いたこと・発見したこと・実感した変化

    ④得られた教訓・次年度に活かしたいこと

    ※参加者の皆さんのコメントを一部抜粋してご紹介しています。

    22年度の育成で取り組んだこととして…

    ・昨年に引き続き、新人と話しができる機会を設けた

    ・新入社員との1on1やgrowth結果やキャリアアンケート結果を現場と共有し、対話する機会を多く設けました

    22年度の育成で心掛けたこととして…

    ・中堅社員が新卒採用や新入社員育成に積極的に関わっていけるように、仕組みを整えたり、意識付けていきました

    ・新入社員が自己批判寄りの思考が強かったので、人事としては、新入社員本人たちの良いところにフォーカスするように心掛けました

    ・今までのやり方に固執せず、今の世代に合わせた育成やフォローをする

    取り組み、心掛けたことで気付いたこと・発見したことは

    ・現場や年の近い若手社員をもっと巻き込んだ方が良いものが生まれる。ただ、巻き込むのは簡単ではない(特に繁忙期は申し訳なく思ってしまう)

    ・当然あるデメリットを抱えながら、いかにして計画を実行するか(承認してもらうか)の手段について、あまり深く考えていなかった。手段について考える視野が広がった。

    ・研修中よりも、配属後に態度や姿勢が大きく変化していることを感じられる。

    得られた教訓・次年度に活かしたいこと

    ・会社、社員を深く知って、自社らしく変革していかないといけないのかもしれない。

    ・事前準備をしっかり行う。事前にしっかりとGrowth結果を見てから、研修の見学に臨む。

    ・常に向上心を持って仕事をし続ければそれが自信につながり最後に自分を助ける。

    ・人事だけで振り返りを行うのではなく、新入社員、若手社員、現場と一緒に振り返りを行う。

    チェックアウト

    最後に、チェックアウトとして、「感じたこと・気付いたこと」「新たに取り組んでみたいこと」など、1分程度で自由に共有していきました。

    ・やってみないと出てこないことがあるので、はじめは様子を見ながらゆっくり進めていきたいです。

    ・新しいことを始めるときは労力が要って、上司を巻き込むことが大変だけど、他社の意見を聞いて、他社はこういうことをやっていて、こんな効果があったそうですよと共有してみようと思いました。

    ・まだまだ自分が分からなかった部分がたくさんありましたが、皆さんの共有を聞いて、私自身も取り入れてみようと思ったし、今後、自社で取り組んだことを共有していきたいと思いました。

    ・皆様の話に共感できること、また自分の話に共感していただけたことで、勇気が湧いてきました。

     任意の名前
    Growth Meetingの様子

    皆さん、社員育成に関して、さまざまな取り組みを実践していらっしゃいましたが、それが結果として結びついているのかがわからない、この取り組みはやってみてよかった等、振り返りを行ったからこその気付きがあった様子でした。

    3)アーティエンスから、Growth Meetingを終えてのメッセージ

    今回のGrowthMeetingは、『1年間のリフレクションワークショップ—振り返って育む、活躍の種 2022—』をテーマに実施しました。

    参加者の皆さんは、試行錯誤をしながら、自社の新入社員育成を行っていらっしゃいました。振り返りシートのシェアの中で、自分が考えていたことがあまり実行できなかったというコメントが多くありましたが、一つずつできることから始めてみるということが大切だと思います。

    今回のリフレクションでの対話から、あらためて育成に関して考えるきっかけになれば嬉しいです。

    4)参加型オンライン勉強会【Growth Meeting】開催の想い

    Growthの結果を軸としながら、参加者それぞれの経験を共有・対話・探求し、若手・新入社員の活躍を後押しできる施策を共に探求していきたいという想いで開催しています。

    Growth結果から若手・新入社員の状況を把握し(インプット)
    Growth Meetingや1on1等を通して数値の背景を対話し考え(スループット)
    現場でアクションを実行していく(アウトプット)

    までがGrowth Meetingです。
     インプット スループット アウトプット Growth Meeting
    他社の人事や育成担当者と対話を行うと、自社内だけで考えていても出てこないような施策が出てきて、対話の中から気づきや認知の広がりを感じることができます。皆さんが話しやすい安心できる場づくりを行っていますので、ぜひお気軽にご参加ください。

    ※ Growthとは?
    若手・新入社員に必要とされるセルフマネジメント力の醸成とリーダーシップ発揮の意識醸成を目的とした、月1回の振り返りツールです。

    Growthについては、コチラをご覧ください。