最適な管理職研修の選び方|研修形態ごとにポイントを解説!

更新日:

作成日:2022.12.28

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管理職研修の企画・実施って、どんなことをすればいいのだろうか?
このような問題意識を持って、本コラムに辿り着いたのではないでしょうか。

本コラムでは、基本的な管理職研修の形態とそれぞれの企画を進める際のポイントを記載しています。深く知りたい内容に関しては、本文内の詳細コラムお読みください。(本コラムと詳細コラムを読んでいただければ、管理職研修に関して、専門家並みの情報量を持つことになるでしょう。)

本コラムと詳細コラムを読み終えると管理職研修の企画・実施の品質の向上、外部研修会社や講師とのディスカッションの充実化を図れることを、お約束します。

監修者プロフィール

迫間 智彦

大学卒業後、大手通信会社、アルー(株)勤務後、2010年にアーティエンス(株)を設立。業界歴17年。大手企業から、中小企業、ベンチャー企業の人材開発・組織開発の支援を行っている。専門分野は、組織開発、ファシリテーション。



合計500社以上の導入実績を誇るアーティエンスでは「管理職がプレイヤーから抜け出せていない」「管理職が昔の気質のままで変われない」といった企業さまへ「研修成功事例集」を作成しました。
研修成功事例集をダウンロードする


1)効果的な管理職研修とは

効果的な管理職研修 効果的な管理職研修とは、『管理職が「自分たちは変われる」という確信を持つ』研修です。

管理職研修で、管理職が「自分たちが変われる」と確信することができなければ、実際に管理職が変わらず、会社にも変化が起きないでしょう。せっかく時間とお金を費やしたにもかかわらず、全くの無駄になってしまいます。

『管理職が「自分たちは変われる」という確信を持つ』研修で抑えておきたいポイントは、

・やらされ感ではなく、自分事として捉えることができること
・理解はできるというレベルではなく、自分たちが変わりたいと思う内容であること
・自分たちは変わっているという実感が持てること

です。この3つが揃う研修でなければ、効果のある管理職研修には成り得ないでしょう。
詳細は、下記コラムでご確認ください。

確実に効果をあげるための「管理職研修の内容」を事例で解説!

目次
1)効果が出やすい管理職研修とは?
2)【目的別】管理職研修の種類
3)管理職研修実施の進め方
4)管理職研修で避けたいこと

2)新任管理職研修とは

新任管理職研修とは 新任管理職研修を行う目的とは、「一般社員から、管理職へのパラダイムシフト(認知変容・行動変容)を起こすこと」です。

管理職になり、今まで求められていた役割と変わります。ただ、役割が変わったことを伝えるのではなく、自身の取り巻く世界が大きく変わり、その新しい世界でパフォーマンスを出していく必要があります。

例えば、一般社員の場合は、基本的には自身の成果と成長にのみコミットします。
トレーナーであっても、育成の一部のみになります。管理職は、チームの成果と成長にコミットし、そのためには下記の役割があると言われています。

・部(チーム)における業務遂行
・職務権限に基づく意思決定・決裁
・情報の伝達と共有
・メンバーの育成・評価
・チームビルディング
・モチベーション管理
・労務管理・健康管理
・コンプライアンス管理
・プレイヤー業務
・リーダーシップの発揮

このように、ただ管理職として役割が変わったということではなく、新任管理職研修を通して、「一般社員から、管理職へのパラダイムシフト(認知変容・行動変容)を起こすこと」が必要です。
詳細は、下記コラムで、ぜひご確認ください。

今の時代にあった新任管理職研修の目的と内容

目次
1)新任管理職研修はパラダイムシフトのために行う
2)よい新任管理職研修に必ず含まれる3つの内容
3)避けるべき新任管理職研修の内容
4)新任管理職研修で必ず抑えておきたい内容とは?

3)中小企業向けの管理職研修とは

中小企業向けの管理職研修とは 中小企業のための管理職研修とは、「自組織の課題を解決する」ための研修です。それ以上でも、それ以下でもありません。

中小企業は、大企業よりも景気の影響を受けやすいため、常に事業課題・組織課題があります。その課題を解決していくことが必要になります。この時に、自組織の課題を正確に把握し、最も優先度が高く、効果が見込める解決策の一つとして、中小企業では管理職研修を行う必要があります。
※ 管理職研修で対応できないと判断した場合は、他の施策を考える必要があります。

例えば、よくあるNGな事例は、
・課題1 :「 管理職が戦略的に考えられない」⇒打ち手1:「戦略思考の研修を実施」
・課題2 : 「若手社員の離職率が高い」⇒打ち手2:「心理的安全の研修を実施」
・課題3 : 「管理職の役割が分かってない」⇒打ち手3:「新任管理職研修を実施」

のようなパターンが見られます。

もちろん、たまたま上手くいくこともあるかしれませんが、ほとんどのケースは失敗に終わります。

それでは、どうしたらいいかというと、管理職の課題を中心にしながらも、自組織の事業課題・組織課題を一旦出し切ります。なぜ課題を出し切るかというと、それらの課題はすべて複雑に絡み合っているからです。

それらの課題がどのような関係があるのかを紐解き、最も優先して解決すべき課題を探していく必要があります。
中小企業が管理職研修を行う際は、自組織の本質的な課題にアプローチする必要があります。そして、この課題を解決するために、自組織にあった管理職研修を行うことが重要です。

管理職研修を行う際は、「企画・準備・運営・研修後フォロー」のプロセスで進めます。
各プロセスのポイントは下記になります。

【失敗しない管理職研修の進め方】
1. 企画 : 経営者が、組織の真の課題から目を背けない
2. 準備 : 経営者が、管理職に対して、研修への想いを強く伝える
3. 運営 : 経営者と管理職が共に学び、現場の課題解決へのコミットを高める
4. 研修後フォロー : 管理職が課題を解決するために、経営者は支援する

詳細は、下記コラムで、ぜひご確認ください。

【中小企業向け】管理職研修とは、自組織の課題を解決する研修を実施すべき

目次
1)研修のプロが薦める中小企業のための管理職研修とは?
2)【事例から学ぶ】失敗しない中小企業の管理職研修の進め方
3)中小企業の管理職研修で絶対に避けるべき注意点

4)公開講座で受講する管理職研修とは

公開講座で受講する管理職研修とは 公開講座で受講する管理職研修では、会社によって、求める効果が異なります。
例えば、下記のような効果を求めることが多いです。

・売上向上にインパクトを与えてほしい
・新規事業を立ち上げてほしい
・次世代リーダーになってほしい
・メンバーの離職率を下げてほしい
・いきいきと働いて、管理職にあこがれる存在になってほしい

そこで、当社が管理職研修(公開講座)で求められることは、“結果を出し続ける管理職”になることだと定義しました。この定義であれば、多くの組織が求めている効果が得られるのではないでしょうか。

・売上向上にインパクトを与えてほしい
⇒売上を上げる管理職

・新規事業を立ち上げてほしい
⇒新規事業を立ち上げる管理職

・次世代リーダーになってほしい
⇒次世代リーダーに推薦できる管理職

・メンバーの離職率を下げてほしい
⇒メンバーのエンゲージメントを高める管理職

・いきいきと働いて、管理職があこがれる存在になってほしい
⇒結果を出し、やりがいをもって働いている管理職

そしてこの状況を生むために、”結果を出し続ける管理職” になるための管理職研修(公開講座)とは、下記3点を抑える必要があると、当社は考えます。

・あるべき姿ではなく、組織と自身のありたい姿の統合
・知識習得ではなく、現場での実践活用
・自身とチーム・組織の変化・変容を探求する仕組み

詳細は、下記コラムで、ぜひご確認ください。

“結果を出し続ける管理職” になるための管理職研修(公開講座)とは?

目次
1)”結果を出し続ける管理職” になるための管理職研修(公開講座)とは?
2)管理職研修を公開講座で実施する際に、外してはいけないポイント

5) 厳しい管理職研修とは

 厳しい管理職研修とは 厳しい管理職研修とは、「管理職の大きな変化を求めて強い刺激を与える」研修のことです。

管理職が今の状態から大きな変化を、しかも短期間に成し遂げるためには、その分強い刺激を与えることが必要になります。具体的には、下記の方法が取られることがあり、いくつかの方法を組み合わせる研修が行われています。

・合宿研修
・難易度の高い課題を課す研修
・周囲からの厳しいフィードバックを与える研修

これらの方法を用いて、厳しい管理職研修を実施することは可能です。管理職に対して、厳しい研修を実施することは、管理職の意識を一気に変革していくことや会社の大きな変革に繋げていくために有効な手段です。

一方、管理職への厳しい研修は強い刺激であるために、その分丁寧に設計を行うこと、担当者、研修会社、講師が強い意志を持って取り組むことが必要になりますので、注意が必要です。

詳細は、下記コラムで、ぜひご確認ください。

管理職・マネジャーに対して「厳しい管理職研修が必要では?」と思った時に考える3つのステップ

目次
1)厳しい管理職研修とは何か
2)厳しい管理職研修における3つのリスク
3)「管理職に厳しい研修が必要では?」と思った時に考える3つのステップ

6)おすすめの管理職研修とは

 おすすめの管理職研修とは おすすめの管理職研修とは、下記3つをすべて満たす研修です。

①講師やプログラムから考えるのではなく、企画を練るところからスタートする
②柔軟に対応してくれる講師に依頼する
③研修後のフォローアップや定着を行う

これらを満たさないと、効果が出ないばかりか悪影響が出る場合もあります。

管理職研修は、企業の方向性を左右する大きな投資になります。なんとなく安易に決めるのではなく、慎重に判断して検討しましょう。

詳細は、下記コラムで、ぜひご確認ください。

【保存版】プロがおすすめする管理職研修を選ぶ際の3つのポイント

目次
1)管理職研修を選ぶ3つのポイント
2)アーティエンスの研修は3つのポイントを押さえている
3)管理職研修を失敗させないための注意点

7)アーティエンスからのメッセージ

本コラムでは、基本的な管理職研修の内容を、網羅してお伝えしました。

1.効果的な管理職研修とは
2.新任管理職研修とは
3.中小企業向けの管理職研修とは
4.公開講座で受講する管理職研修とは
5.厳しい管理職研修とは
6.おすすめの管理職研修とは

本コラムと、詳細コラムを読んでいただければ、管理職研修に関して、圧倒的な情報量を持つことができたと思います。本コラムをお読みいただいたことにより、企画・実施の品質も上がり、外部研修会社・講師とのディスカッションがより高いレベルで行えるでしょう。

最後に、当社アーティエンスから、本コラムをお読みいただいたみなさんにメッセージをお伝えさせてください。
管理職研修は、組織に強いインパクトを与えます。それは、ポジティブインパクトにもなりますし、ネガティブインパクトにもなります。だからこそ、管理職研修の企画と実施は、丁寧に扱っていただけると嬉しく思います。あなたの組織が、管理職研修を通して、素晴らしい組織の一歩を踏み出すことを、心より願っております。 当社の管理職研修にご興味がある場合は、ぜひお問い合わせいただければ嬉しいです。