入社前の必読本!内定者におすすめな本、26冊を目的別にご紹介

更新日:

作成日:2023.6.26

内定者におすすめな本

内定者から「おすすめの本があれば教えてください!」と声をかけられた経験はありませんか?

アーティエンスが考える内定者におすすめな本とは「内定者自身の社会人人生が豊かになり、入社後の成長にもつながる」本です。上記観点で内定者におすすめしたい26本をご紹介します。

なお、「入社後の成長」とお伝えしましたが、人の成長には【技術的成長】【精神的成長】の2種類があるとされています。

■技術的成長:スキルや技術、知識が身に付くこと。
(例:職種上の専門知識を習得する/報連相が適切にできるようになる等)
■精神的成長:物事への意識・捉え方が変わる、意欲や意識の向上などの内面的な変化。
(例:目の前の仕事に対する意義が変わる/自分視点のみから顧客視点で物事を捉えられるようになる等)

技術的成長と精神的成長は、相互に影響し合っており、いずれも必要不可欠な観点です。
本コラムでは、技術的成長と精神的成長、それぞれの成長に影響を与えるきっかけとなる本をご紹介します。本コラムを通して、内定者におすすめな1冊が見つかると共に、彼ら・彼女らへおすすめ本を贈りたくなることでしょう。

このコラムで分かること

  • 内定者の「技術的成長」を促す!厳選14冊
  • 内定者の「精神的成長」を促す!厳選12冊
  • 内定者への書籍をプレゼントする際のポイント
執筆者プロフィール
近藤 ゆみ
アーティエンス(株)にて、研修講師、組織開発・人材育成のコンサルタント、コラムの監修・執筆などに従事。前職の大手人材紹介会社では、転職希望者のキャリアカウンセリングから転職サポートまでを一貫して担当。

専門性:新入社員・若手社員、採用・育成


1)【目的別】内定者の「技術的成長」を促す おすすめ本14冊

内定者の「技術的成長」に影響を与えるきっかけとなるおすすめ本を目的別にご紹介します。

目的 書籍タイトル
ビジネスマナーを身につける 令和の新ビジネスマナー
すぐに使えて、きちんと伝わる 敬語サクッとノート
ビジネスモデルを理解する ビジネスモデル2.0図鑑
「お金の流れ」がたった1つの図法でぜんぶわかる 会計の地図
ビジネススキルを身につける 内定者への手紙 ー「仕事が遅い人」と呼ばれないための、10のチェックリスト
世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく
OAスキルを身につける たった1秒の最強スキル パソコン仕事が10倍速くなる80の方法
最短時間でムダなく成果を上げる パソコン仕事術の教科書 [改訂新版]
ビジネス文章スキルを身につける 「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。
ビジネス文章力の基本 ダメ出しされない文書が書ける77のルール
コミュニケーションスキルを身につける 人は話し方が9割
人は聞き方が9割
専門スキルを身につける それぞれの職場に適した専門書

ビジネスマナーを身につける

ビジネスマナーは、社会人として信用や関係性を高めていくために必要なスキルです。しかし、学生のうちはビジネスマナーを意識する機会がほとんどなく、ビジネスマナーの知識や経験が少ない人がほとんどです。紹介する本を参考に、早い段階で身につけて、自然と振る舞えるようにしましょう。

令和の新ビジネスマナー

すぐに使えて、きちんと伝わる 敬語サクッとノート

早い段階でビジネスマナーの知識をつけ、入社までの日常生活の中でも意識して行動してもらうことで、早い段階で信用してもらえる人になりましょう。

ビジネスモデルを理解する

ビジネスモデルとは、事業が利益を生み出すためのしくみのことです。ビジネスモデルを理解することで、組織から見た自分の立場を客観的に捉えることができます。組織からすると、内定者が入社した後しばらくは人材への投資期間と考えていますが、内定者の段階でそのことを理解し切れている人はほとんどいません。ビジネスモデルを理解することで自身が組織の中でどのような存在なのかを理解することができるでしょう。

ビジネスモデル2.0図鑑

有名サービスのビジネスモデルが分かりやすく図解されている本です。組織全体を見る目が養われるため、入社したときに、組織の一員としてどのように動くべきかということを考えられるようになります。また、どんな仕組みでサービスが成り立っているかを理解することも、仕事をする上で重要です。

「お金の流れ」がたった1つの図法でぜんぶわかる 会計の地図

仕事をすることで、売上やコスト、利益にどうつながるかをコストの視点からイメージすることができ、自身が組織に対してどうあるべきかを考えるきっかけになるでしょう。

ビジネススキルを身につける

仕事を行うためには、ビジネススキルが必要不可欠です。ビジネススキルを学ぶことで、仕事に何を求められているのかも知ることができるでしょう。

内定者への手紙 ー「仕事が遅い人」と呼ばれないための、10のチェックリスト

世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく

内定者は入社してから仕事を問題なく行えるかについて不安に感じています。入社前に仕事の進め方やそのために必要なスキルがあることを知り、心構えができるだけでも不安感を和らげることができるでしょう。

OAスキルを身につける

現在の多くの仕事はPCを使用します。そしてPC操作をいかに効率よく行うことができるかが成果につながることもあります。これから紹介する本を読んで、早いうちに効率的なPC操作をできるようになりましょう。

たった1秒の最強スキル パソコン仕事が10倍速くなる80の方法

最短時間でムダなく成果を上げる パソコン仕事術の教科書 [改訂新版]

入社してからPC操作という少しの差が大きな差につながることを実感できるでしょう。

ビジネス文章スキルを身につける

ビジネス文章は、メール、チャット、SNS、プレゼン資料、報告書などさまざまな場面で必要になります。そこで相手にうまく伝えられないと、コミュニケーションエラーやタイムロスに繋がりかねません。入社前にビジネス文章のポイントを学び、どう書いたら相手が受け取りやすいかを意識する癖をつけていきましょう。

「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。

ビジネス文章力の基本 ダメ出しされない文書が書ける77のルール

入社してすぐは、難しいことをできることが求められるのではなく、基本的な仕事を一定以上のレベルで行うことが求められます。そのためには文章スキルが必要になることが多いです。入社前までにビジネス文書の書き方のポイントを活用できる状態にしておきましょう。

コミュニケーションスキルを身につける

仕事はコミュニケーションをしながら進んでいきます。仕事を行う上で欠かすことができないスキルです。コミュニケーションを構成する、相手の話を差異のないように理解し、自分の意見や自分が持っている情報を的確に伝えるということに関する本を紹介します。

人は話し方が9割

人は聞き方が9割

コミュニケーションに苦手意識を持っている内定者が多い印象ですがコミュニケーションのない仕事はありません。入社前までに、仕事はコミュニケーションをとることで進むということを理解し、コミュニケーションに関するスキルを身につけましょう。
また、コミュニケーションに苦手意識がない方も、普段無意識に行なっているコミュニケーションについて、改めて考えてみると、よりよくする方法が出てくることでしょう。

専門スキルを身につける

内定者の職種によっては、専門スキルが必要な場合もあります。例えば、プログラミングスキル、宅地建物取引士、証券外務員などです。
基本的な専門用語や知識がないと話についていけないということが起こる可能性もあります。そのため、入社前までに基本的な知識を理解してもらうことは、早期活躍してもらうことにつながります。

専門スキルに関するおすすめの本を紹介したい場合は、配属先の現場社員にヒアリングをして、それぞれの職場に適した専門書をおすすめしましょう。

2)【目的別】内定者の「精神的成長」を促す おすすめ本12冊

内定者の「精神的成長」に影響を与えるきっかけとなるおすすめ本を目的別にご紹介します。

目的 書籍タイトル
社会人としての意識を醸成する なぜ僕らは働くのか-君が幸せになるために考えてほしい大切なこと
社会人になるということ~令和版~ 
自身のパフォーマンスを最大限に高める さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0
私とは何か 「個人」から「分人」へ
関係性の作り方を理解する 自分の小さな「箱」から脱出する方法
マンガでやさしくわかるアサーション
失敗やミスに落ち込みすぎないようにする プレイフル・シンキング[決定版] 働く人と場を楽しくする思考法
強メンタルの作り方!: 人生が楽しくなる7フレキシブルシンキング
振り返りが成長につながることを知る リフレクション(REFLECTION) 自分とチームの成長を加速させる内省の技術
解像度を上げる――曖昧な思考を明晰にする「深さ・広さ・構造・時間」の4視点と行動法
キャリアプランを描く 君たちはどう生きるか
夢をかなえるゾウ

それぞれの本について簡単にご紹介していきます。

社会人としての意識を醸成する

学生という立場から社会人になるために、社会人としての意識を醸成することが必要です。内定者は今まで学生として学びを与えられる立場の中で生きてきました。しかし社会人となると与える立場となります。ただ、入社式を迎えて社会人になったからと言って、自然と、与えられる立場から与える立場としての意識を変化させることは難しいです。そのため、事前に意識の変化を促す機会が必要になります。その際におすすめしたい本がこちらです。

なぜ僕らは働くのか-君が幸せになるために考えてほしい大切なこと


「なぜ働くのか?」 「 生きるとは?」という誰しもが一度は考えてモヤモヤと不安になるであろうこの問いに対し、働くことの本質や意味を提示し、自分の持つ大きな可能性に気付かせてくれます。働くうえで考えるべき様々なテーマがマンガと図解で多角的に伝えられているため、読みやすいのではないかと思います。
これから社会に出る内定者が、社会人として未来に明るい希望を持てるようになってほしいという想いを込めておすすめしたい本です。

社会人になるということ~令和版~

この本も「私たちはなぜ働くのか」という問いに対して、自分なりの答えを出すためのヒントが記されています。コロナ禍を経て、どのような人生を生きることが正解なのかがわからなくなっている人が増えました。しかし、著者は「人生には必ずしも正解があるわけではない」ということを伝えています。学校生活で身についた「正解を探す」という思い込みを外して、自分で自分の人生を切り開くことの大切さを問いています。社会人としてどんな人生を送りたいのか、ということを考えるきっかけとなるでしょう。

「社会人とはこうあるべき」と押し付けるのではなく、本を読むことで内定者自身に考えてもらう点がポイントです。
学生から社会人としての意識の切り替えを前向きに促し、周りに対してポジティブな影響を与えていくための意識を醸成する時間が必要です。内定者時代にこの意識の変化を促すことができると、入社時から社会人としての意識を持った言動を期待できるようになります。

自身のパフォーマンスを最大限に高める

社会人として活躍してもらうためには、自身のパフォーマンスを最大限に高めてもらうことが望ましいです。そしてパフォーマンスを最大限にしてもらうためには、自分の得意と不得意をを理解した上で、対策を考えたり、仕事内容に応じて周囲に協力してもらったりする必要があります。しかし大抵の場合、自分の得意・不得意を客観的に理解できていることは少ないです。
入社前の時間があるうちに、自分の扱い方を理解できるようにしてもらいましょう。そのためにおすすめな本はこちらです。

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0

自分の強みとその活かし方を理解する本です。書籍特典のウェブテストにアクセスし、いくつかの質問に答えていくと、自分の強みが理解することができます。答えてみると、自分では自覚していなかったような強みが出てくることもあり、自分の理解が深まります。自分に強みがあることを知り、その強みの活かし方を理解することができたら、入社してから自分の強みを活かしながら自信を持って取り組めるようになるでしょう。

※ この本は、新品で購入してください。一冊ごとにアクセスコードがあり、中古・古本だと「ストレングスファインダー」に取り組めません。

私とは何か 「個人」から「分人」へ

「嫌いな自分を肯定するには?」「自分らしさはどう生まれるのか?」「他者との距離をいかに取るか?」という悩みのヒントを得ることができます。
本書では、“個人”よりも一回り小さな単位“分人(ぶんじん)”という見方を導入し、対人関係ごとに見せる複数の顔全てが「本当の自分」であると提唱しています。家族と一緒にいる時の分人、友人と遊んでいる時の分人、職場での分人、SNSの中の分人…それら複数の分人の集合体が自分だということです。
そう考えると、「仕事をしている自分は本当の自分ではない」という悩みを持つこと自体がおかしいことに気が付きます。

新しい職場では、いろんな価値観の人と接することになりますし、様々な業務を行います。中には自分と合わないと感じる人や、苦手意識のある業務も行うことになるかもしれません。
しかし、この本を通してどんな自分も自分であることを知ることで、そのような自分を受け入れることができ、その上で、どのように対応すべきかを考えられるようになるでしょう。

社会人になると、それぞれの強みを活かして仕事を行うチームプレーが大切になります。そのための準備として、自分が周囲に対してポジティブな影響を与えることができる強みを理解し、環境に合わせた自分を認められるようにしましょう。そうすることで主体性を持って仕事に取り組んでもらうことを期待できるようになります。

関係性の作り方を理解する

社会人になると、多くの人と関わります。学生まではある程度関わる人や距離感を自分で選択することができましたが、社会人はそうはいきません。もしかしたら、自分が苦手だと思う人と一緒に仕事を行う可能性もあります。しかし、その場合も社会人として周囲と良好な関係を築く必要があります。そのため、入社前に関係性の作り方の知識を知っておいてもらいましょう。そのためにおすすめな本はこちらです。

自分の小さな「箱」から脱出する方法

社会人になったら、「なんで上司は、自分ばっかりに色々と押し付けてくるんだろう?」
「こんなに頑張っているのに、なんで誰も認めてくれないの?」と感じる経験が何度か訪れるかもしれません。
このような状況が発生した時、我々は「相手や環境に問題がある」と捉えがちですが、本当は、「自分自身」に問題があるのかもしれません。 本書ではそれを「箱に入った状態」と表現し、そこから脱出して物事を正しく考えるための方法を教えてくれています。
いかに無意識に自身を正当化していたかに気付かされる一冊です。

マンガでやさしくわかるアサーション

アサーションとは、コミュニケーション技法のひとつで、「自分も相手も大切にする自己表現」のことです。社会人になると、自分の意見と異なる意見を持った人とも仕事を行います。その際に、常に自分の意見を押さえ込んで言われたままのことを行っていると、自分が辛くなってしまいます。また、もしかしたらあなたの意見が組織にポジティブな影響を生み出す可能性もあります。相手を大切に考えた上で、必要があれば自分の考えや気持ちを伝えることも大切です。
この本では、そんな伝え方の根本となるアサーションの基礎を教えてくれます。

内定者は人間関係にとても不安を感じています。本を通して関係性の作り方を知ることで、その不安を少しでも和らげ、入社することに対するワクワク感を高められるようにしましょう。

失敗やミスに落ち込みすぎないようにする

社会人として初めて仕事を行うと、失敗やミスを多く経験することになります。初めて行うことなので当たり前です。しかし、失敗やミスをすることに落ち込み過ぎてしまう人が多いです。失敗やミスをする自分に対して、「なんて仕事ができないんだ」とか「自分には価値がない」「この場に必要とされていない」という考えが出てきて苦しんでしまう方もいます。
そうならないようにするためには、失敗やミス=ダメなことではないということを理解することが必要です。そのためにおすすめな本を紹介します。

プレイフル・シンキング[決定版] 働く人と場を楽しくする思考法

「プレイフル」とは、「本気で物事に取り組んでいるときのワクワク・ドキドキする心の状態」のことを意味します。どんな状況下であっても、自分とその場にいるヒトやモノやコトを最大限に生かして、新しい価値を創り出そうとする姿勢のことです。

内定者が新入社員になったときにプレイフルな考え方ができれば、チャレンジの機会が増え、例え失敗してもそこから学びを得て、恐れずに前に進んでいくことができるでしょう。また、新しい仕事を依頼した際も、「自分にできるだろうか?」と消極的に受け止めるのではなく、「どうやったらできるだろうか?」とプレイフルに捉えて取り組めるようになります。すると成長スピードは上がり、仕事に対するモチベーションも維持しやすくなります。

強メンタルの作り方!: 人生が楽しくなる7フレキシブルシンキング

この世の中には、メンタルの強い人とメンタルの弱い人がいますがその差は、考え方の違いだとこの本は伝えています。メンタルが弱い人はストレスを正面から受け止めてしようとしますが、メンタルが弱い人はストレスに立ち向かわずに、ヒラリと受け流すしなやかさを持っているということです。メンタルの強弱は受け流すスキルを身につけることで変化させることができます。メンタルは考え方次第です。同じようなことでも、少し考え方を変えることで、感じ方は変わります。繊細でネガティブ思考を持っている方におすすめの本です。

失敗やミスによって精神的にストレスがかかり過ぎてしまうと辛く、立ち直るためにも時間が必要になります。また、組織としても精神面のフォローは専門知識が必要になることもあるため難しいです。
内定者本人にとっても組織にとっても負担のかかる事態にならないように、入社前にミスや失敗=ダメなことという認識を取っ払い、精神を保つためのスキルを身につけてもらうことがおすすめです。

振り返りが成長につながることを知る

内定者が入社して早期活躍してもらうためには早く成長してもらうことが必要です。
成長するためには、経験したことを振り返ることが必要だと教育学者のデービッド・コルブは言っています。教育学者のデービッド・コルブが提唱している、経験学習サイクルでは、経験したことについて振り返りを行うことで人は学習することを表しています。

早期活躍してもらうために必要な、振り返りの大切さを理解してもらいやすい本はこちらです。

リフレクション(REFLECTION) 自分とチームの成長を加速させる内省の技術

リフレクション(Reflection)とは、自分の内面を客観的、批判的に振り返る行為です。
もしかしたら、「振り返り」「内省」という言葉に対してネガティブなイメージを抱いている人もいるかもしれません。

しかし、リフレクションの目的は、あらゆる経験から学び、未来に活かすことだと、著者は言っています。リフレクションを行うことで、ミスや失敗を含むすべての経験は、全て活かすことができるということです。「今日はこれができなかった。あれができるようになった」という浅いリフレクションではなく、もっと深く丁寧に振り返りを行う方法をこの本で学び、成長に繋げられるようにしましょう。

解像度を上げる――曖昧な思考を明晰にする「深さ・広さ・構造・時間」の4視点と行動法

成長するためには、経験したことに対して、解像度高く振り返りをすることが必要です。

そうすることで現状への理解を深めて次の施策を考えることができます。しかし、解像度が低い状態だと、的を射た施策を考えることができず、当てずっぽうで試してみるしかありません。それでは時間がかかり過ぎてしまいます。今日学んだことを明日活かせるようにするためには、原因を細かく具体的に掘り下げ、考慮する原因を広く捉え、その中で見えてきた要素から重要性を把握することが必要です。

この本で解像度を上げる方法を学ぶことで、振り返りの精度だけでなく仕事の精度も高めることができます。スピード感を持った成長と仕事を行えるようになるでしょう。

成長するためには振り返りが必要です。振り返りをしないとナレッジが積みあがらないためです。入社前から振り返りを行う大切さを知り、振り返りを行う癖をつけてもらうことで、早期活躍を期待できるようになります。

キャリアプランを描く

内定者は就職先が決まって安心しているかもしれませんが、就職がゴールではありません。これからのキャリアプランを考えることは大切です。自分が進むべき方向性が決まっていると、自分が今の仕事を行なっている意味を持つことができ、安心できます。今の仕事のままでいいのか、という悩みは、自分の方向性が明確になってなく、今の仕事をする意味を見つけることができなくなることで生まれやすくなるためです。
キャリアプランは、変化していくものなので、現時点で自分がどのようなキャリアを描きたいかを考えてみましょう。自分の方向性が定まると、仕事に対するモチベーションも維持しやすくなります。そのためのきっかけとなるおすすめの本を紹介します。

君たちはどう生きるか

「人間としてどう生きればいいのか」という壮大な問いのヒントが書かれた本です。物事を判断するときに、例えば、有名な人がこのように言っているから、など理由で判断することはしません。それぞれが自分自身で、何が正しく、何が善く、何が美しいのかを考え、真実を見極めなければならない、ということが伝えられています。自分と向き合って自分の理想とする働き方を考えるきっかけにしてもらえたら嬉しいです。

夢をかなえるゾウ

「自分を変えたいなら行動しよう」という、シンプルだけど難しく、すごく大切なことを教えてくれる本です。「成功するためにはどうしたらいいか?」「そもそも成功とは?」というテーマに対して、とても読みやすい文章で書かれています。社会人になるタイミングで、自分を変えたい!と思っている人に、ぜひ読んでほしいです。

内定者が自分が進むべき方向性を見つけることができると、今の仕事が未来につながっていることを実感しやすなります。すると仕事に対してワクワク感を持ち、入社してからのモチベーションを維持できるようになることを期待できるでしょう。

新入社員研修サービス資料
講師派遣型資料 公開講座型資料

3)内定者に本をおすすめする際に抑えたい3つのポイント

内定者におすすめな本

内定者に本をおすすめする際に押さえたいポイントは次の3つです。

・本の選出理由や期待を伝える
・おすすめする本は目を通す
・内定者が本についてアウトプットできる場を作る

それぞれ説明します。

本の選出理由や期待を伝える

本をおすすめする際は、本の選出理由や期待を一緒に伝えましょう。なぜこの本をおすすめしてくれたのかがわからないと、この本を読む目的がおすすめした人と内定者で異なり、おすすめした人が受け取って欲しかったことに気がつかない可能性があるためです。

そのため本をおすすめする際は、下記について伝えるようにしましょう。

・この本をおすすめする理由
(例:入社前に社会人としてやっていけるか不安に思っていたときに、この本を読んで安心できたし、少し自信を持つことができたから)

・この本をおすすめする目的
(例:社会人になることに対して不安に思っているかもしれないけど、不安に思っているだけでは何も解決しない。なぜ不安な気持ちになるのかを知ることができると、不安に対する認知が変わるかもしれないから)

・この本から受け取って欲しいこと
(例:ネガティブな感情もエネルギーに変えることができる。ただネガティブな感情に支配されるのではなく、正しく向き合って自分が成長するためのエネルギーにしていけばいい)

これれを知ることで、本を読むことに対して主体的になり、本の内容をより深く理解することができるようになることも期待できます。

おすすめする本は目を通す

おすすめする本には目を通しておきましょう。本の内容によっては、組織の考え方とは異なる部分もあるかもしれないためです。もしそのような内容があると、内定者を混乱させてしまいかねません。

組織の考えと大幅ズレていないことを確認してからおすすめするようにしましょう。

内定者が本についてアウトプットできる場を作る

内定者が本を読んだ後に、アウトプットできる場を作りましょう。本の内容で理解しきれなかったことを出し合ったり、それぞれの気づきをシェアすることで、より深い学びを得ることができます。

アウトプットできる場の作り方を3つ紹介します。

バトンメール®の実施

アーティエンスが開発したツールで、バトンのように特定のグループの中でメールを回し、受講生同士でリフレクションし合います。(グループチャット等でも実施可能です)

読書感想文やレポート提出よりも負担が少なく、同期の配信内容も気軽に読めるので、相互理解のきっかけにもなるでしょう。

【具体的な進め方】
1. 内定者に対して「本を読んでの気付き・発見・モヤモヤ」などを共有し合うための“問い”を考え、メール文言を作成します。
2. 内定者をグループ(4~6人)に分けます。
3. 各グループのなかで1名指定し、その方からバトンメール®をスタートします。
4. メールを作成し、グループメンバー全員にメールを送ります。
5. メールの文末に、次にメールを送ってほしい人を指名します。
6. 指名された人は、次の1週間内にメールを作成し、グループメンバー全員に送ります。
7. メールの文末に、次にメールを送ってほしい人を指名します。
※ 6~7を繰り返します。

【バトンメール®を実施する際のポイント】
・文頭でアイスブレイクを入れる
・メールの順番は新入社員に任せる
・人事もCCに入れ、メール送付が遅れている場合は声掛けをする
・終了時期を決める

【参考:バトンメール®サンプル】

読書会の開催

読んだ内容をさらに深めて定着させていくために、読書会も効果的です。以下は進め方の一例です。

・内定者が同じ本をプレゼントされている場合
事前に、「気付き・学び」「モヤモヤ・よくわからないこと」「特に印象に残ったフレーズ」等の項目ごとにコメントを出しておき、それを基に対話を進めていく(Google jamboardやmiroなど付箋機能があるものだと使いやすいです)

・内定者によってプレゼントされた本が異なる場合
事前に担当者を決め、本を要約した内容を参加者に共有する。その内容からの「気付き・学び」「モヤモヤ・よくわからないこと」等の項目で付箋に書き出し、それを基に対話を行う。

【参考:弊社読書会のjamboard】

レポートの提出

読んだ内容を簡単なレポートにまとめて提出してもらいます。 その際、読書感想文のような一方的な内容ではなく、人事や上司・トレーナーへの質問項目を設けて、相互にやり取りができるレポート内容だとよいでしょう。また、入社前のレポート作成は、ネガティブに感じる方もいます。必須ではなく任意施策とするなどの計画が必要です。

ただ内定者に本をおすすめするだけでなく、これら3つのポイントを意識して実施することで、内定者は本で学んだことに対する理解が深まりやすく、早期活躍を期待できるようになります。

【参考】本をプレゼントする場合の注意

内定者におすすめの本を紹介するだけではなくプレゼントする場合は、以下のことに注意しましょう。

プレゼントをする目的を伝える

本をプレゼントすることを通じて内定者に何を受け取って欲しいのかを伝えましょう。本をプレゼントした目的があやふやだと、内定者は本来の意図が伝わらず負担に感じてしまったり、読むモチベーションも上がりにくくなってしまいます。

冊数が多すぎないようにする

プレゼントする冊数は、内定者が受け取ったときに負担にならない程度にしましょう。冊数が多すぎると、受け取った瞬間にテンションが下がってしまう可能性があるためです。具体的には3冊以内くらいがおすすめです。もしできれば読んで欲しい本がまだある場合は、参考としておおすすめ本を紹介しておくと、興味がある人は読んでくれるかもしれません。

課題でないことを伝えて負荷を感じさせないようにする

課題ではなく参考として本をプレゼントする場合は、そのことを明確に伝えて内定者に負荷を感じさせないようにしましょう。突然本が送られてくると、内定者はこの本を必ず読まないといけないのだろうか、今度の懇親会でこの本の内容について質問されたりするのかな、などと余計な憶測をしてしまいます。

本を読んでいることを前提に話を進めない

課題ではなく参考として本をプレゼントした場合は、本を読んでいることを全体に話を進めないようにしましょう。本を読んでいることを前提に話をすると、「課題じゃなくて参考だったのに、読まないといけなかったの!?」と混乱と焦り、不安などの感情が湧き上がってしまいます。一度こういうことがあると、組織の発言に対する信頼性が失われ、組織に対して不安の感情が大きくなりやすいです。

4)まとめ

本記事では、入社後の早期活躍に役立ち、また内定者の社会人生活が豊かになるために必要な、「内定者の成長を促す」という軸で内定者におすすめしたい本を紹介しました。気になる1冊が見つかれば幸いです。 また、内定者へ本をプレゼントする際には、次の3つのポイントも意識してみてください。

・本の選出理由や期待を伝える
・おすすめする本は目を通す
・内定者が本についてアウトプットできる場を作る

内定者に適切な本をおすすめし、入社までの期間を内定者にとっても組織にとっても良い状態を作り出せるように活用しましょう。

なお、当社では「周囲から応援される『やり抜く』新入社員の育成」をコンセプトに、今の新入社員の変化と成長を促す新入社員研修を実施しています。内定者が入社後もいちはやく組織になじみ、活躍するための研修をお探しであれば、ぜひお気軽にご相談ください。

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