-
[ コラム ]
新入社員が直面する5つのコミュニケーション上の悩みと解決策
- 新入社員が上司へ報連相をしない…新入社員が同僚に声を掛けに行かない…新入社員とクライアントとのコミュニケーションを見て不安になる…新入社員のコミュニケーションついて、このようなお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?リクルートマネ
- 詳細を見る
更新日:
2023年5月18日に『配属先の新入社員の受け入れ準備は、万全ですか?—効果的なオンボーディングとは—』をテーマに、Growth Meetingを開催しました。(参加者数:3社3名)
【受付中】2024年卒新入社員研修(公開講座)
1日、1名から参加可能|『周囲から応援される”やり抜く”新入社員の育成』でハイパフォーマーな新入社員を。
目次
今回のGrowth Meetingは、『配属先の新入社員の受け入れ準備は、万全ですか?—効果的なオンボーディングとは—』をテーマに実施いたしました。
「新入社員の配属後が、不安だ。しっかりやっていけるか」 「新入社員研修は無事終わったけど、配属されてから元気がない」 「人事からは、優秀だと聞いていたけど、ちょっと期待外れ」
といったお悩みを抱えている人事や配属先の上司・トレーナーの方も少なくないのではないでしょうか?
今回のGrowth Meetingは、配属直後の新入社員の状態に対して、問題意識を持っている方が対象の人材育成勉強会です。
配属後、少しでも早く新入社員が組織になじみ、そして立ち上がりを早めていくための「オンボーディング」を参加者のみなさんと共に、探求していきました。
Growth Meetingの内容の一部をご紹介します。
若手・新入社員に回答していただいているGrowth全体結果を共有しました。 (2021年から2023年4月の平均値の比較)
※ Growth Meeting投影資料より一部抜粋
まず始めに、「今の率直な気持ち・気になっていること」などを参加者同士で共有し合いました。
そこでは、次のようなコメントがありました。
まず始めに、オンボーディングの概要とそのメリットについて、情報提供を行いました。 ※ Growth Meeting投影資料より一部抜粋
今回のGrowth Meetingの内容は、下記フォームからダウンロードが可能です。
詳細について知りたい方は、ぜひご覧ください。
事前ワークとして、「新入社員が、早くなじめる配属先と、そうでない配属先とは?」に関して、探求していただきました。お一人「早くなじめる配属先と、そうでない配属先」の付箋に一枚ずつ、問題意識や、考えていることなどを、自由に記載していき、3つのテーマでダイアログを行い、下記のようなコメントが出てきました。
※ Growth Meetingの対話で活用したGoogleスライド
・配属先の受け入れを楽しみにしているところもある
・現場に、新入社員の配属のことを伝えると、特に2年目社員は自分の仕事で手一杯の様子で、教えることがしんどいのかなと思います
・配属先には、事前に新入社員の情報を伝えておくと、スムーズに受け入れることができますよね
・新入社員の素を出すために不安要素を取り除いてあげるといいのかなと思います
・既存社員も素を出していけるといいですよね
・業務は入ってみないと分からない部分もあるのかも
・これまで、現場でウェルカム感がないという課題があり、現場を巻き込んで内定者にイベントを行い、オンラインでスクリーンショットして記念撮影をしました
・コロナ禍での新入社員の入社の場合は、2.7ヵ月以上かかっていそう
・新入社員のフォローだけでなく、育成する側のフォローも必要だと思う
・現場へのフォローがないと、新入社員へもフォローできない気がする
・管理職の立場のフォロー体制がない且つ3、4年目の離職率が高くなっていることに悩んでいる
・現場ごとに受け入れの仕方が違っていて、歓迎会をしているところもあれば、何も出来ていない ところもある
・受け入れ側としても何をしたらよいかわからないので、フォローする必要がある
・会社の方針を伝えていき、組織全体での意識付けが必要
・新入社員は、会社での人間関係や仕事がきちんとできるのかという不安を抱えていると思う
・新入社員への役割や期待を伝えてあげる
・ウェルカム感はあるが、1年後に配属先が変わる可能性があるので、どうフォローしたらよいか
・新入社員は全てが初めてだと思うので、人事の立場としては、新入社員が不安に思うことなどの対応方法についてノウハウがあると思うので、それを蓄積していって、先回りした行動ができるんじゃないかなと思います。
・コロナ禍から同期の仲が深まらなかったので、一番に同期との関係性を創ってあげられるような機会をつくりたい(月1に集まって、会社の会議室に振り返りsheetを書いてもらって、ただただ雑談する会をつくった)
・(実体験として)人生のモチベーション曲線を書いて、お互いの人生でどこで上がってどこで落ちているかを共有し合って、同期との関係性が深まった。
・オンボーディングは短期的に見てしまいがちですが、中長期的に考えなければいけないと思う
・不安な思いをしてほしくない。ギャップを感じさせない。人事のノウハウを使って先回りして対応したい
・(1年目に対して)一人で抱え込まないようにしたい。周りとの関係づくり
・新入社員の配属を決めるときに、受け入れ部署の意見も取り入れて打ち合わせをした上で、配属先を決めている。そうすることで、配属先と新入社員とでよしやるぞという状態になる
最後に、チェックアウトとして「改めて、新入社員が組織になじむのに2.7カ月間かかるとして、これを早めるために(小さくてもいいので)できることは何か」ということを、1分程度で自由に共有していきました。
・最近は、1年目社員と話さなくなっているので、フラットに現場で話して、情報を蓄えておいて、上長や管理職などに、どんな社員が入るのか事前に情報を渡してみようと思います
・オンボーディングは、入社3か月後など短いスパンで考えがちですが、長期的なスパンで考えることが必要ですよね
・会社が新入社員に求める役割を伝えていきたいです
※ Growth Meetingの様子
今回のGrowth Meetingは、『配属先の新入社員の受け入れ準備は、万全ですか?—効果的なオンボーディングとは—』をテーマに実施いたしました。
新入社員の受け入れについて悩みや課題をお持ちの方が多かったですが、各テーマごとのダイアログを通して、新入社員のフォローだけではなく、受け入れ側のフォローも必要ということや、人事からも積極的に新入社員や現場とのコミュニケーションを取っていきたいなど、何か取り組めることを見つけて、持ち帰っていただけたように感じました。
社員育成は、組織全体で行っていくことが大切だと思いますので、小さなことからでもできることから始めていただけると嬉しいです!
Growthの結果を軸としながら、参加者それぞれの経験を共有・対話・探求し、若手・新入社員の活躍を後押しできる施策を共に探求していきたいという想いで開催しています。
Growth結果から若手・新入社員の状況を把握し(インプット)、
Growth Meetingや1on1等を通して数値の背景を対話し考え(スループット)、
現場でアクションを実行していく(アウトプット)
までがGrowth Meetingです。 他社の人事や育成担当者と対話を行うと、自社内だけで考えていても出てこないような施策が出てきて、対話の中から気づきや認知の広がりを感じることができます。皆さんが話しやすい安心できる場づくりを行っていますので、ぜひお気軽にご参加ください。