【プロが厳選】組織変革が進む!おすすめの研修をご紹介

更新日:

作成日:2024.2.16

 新入社員研修 外部委託

「自組織の組織変革が思うように進まない。研修を活用して組織変革を進めたい」
組織変革の必要性は感じているが、どんな研修を選べばよいか分からない

こうしたお悩みを持ち、本コラムにたどり着いたのではないでしょうか。

組織変革を扱った研修は、専門的な側面も強く、安易に決められる研修ではありません。

そこで今回は、組織変革研修の目的や含めるべき内容をお伝えした上で、おすすめの組織変革研修をお伝えします。

本コラムを最後までお読みいただくと、組織変革研修の概要が分かり、自組織にあった組織変革研修を見出すことができるでしょう。

このコラムで分かること

  • 組織開発研修に含めるべき内容
  • 組織開発が進む研修を実施した研修の事例
  • 組織開発が進むおすすめの研修
執筆者プロフィール
迫間 智彦
大学卒業後、大手通信会社、アルー(株)勤務後、2010年にアーティエンス(株)を設立。業界歴17年。大手企業から、中小企業、ベンチャー企業の人材開発・組織開発の支援を行っている。専門分野は、組織開発、ファシリテーション。

専門性:ファシリテーター管理職組織開発・組織変革

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1. 組織変革研修の目的は「Do」の習得と「Be」と向き合うこと

組織変革研修の目的は「組織変革を進めるための知識・スキル(Do)を学び、そのうえで自身のあり方(Be)とも向き合う」です。

組織変革を進める上で、専門的な知識・スキルを身に着けることは重要です。知識・スキルがなければ、現場で物事を前に進めることができません。

一方で、Beにも焦点をあてることが、同等、もしくDo以上に重要です。
組織変革を中心となって進めていると、時に、多くの抵抗や衝突が生じる場合があります。
その時に「組織変革では、こうするべきだ!」と偉そうな態度を取ると、中心人物を周囲とで分離が進んでしまいます。組織変革を進めるための協力関係を築いていくことはできないでしょう。
また「まあまあ色々ありますよね」等と言って、見て見ぬふりをする存在では、組織変革は進まず、停滞の一途をたどるでしょう。

抵抗や衝突があった際に「共にその状況を受け止めて、誠実に向き合い対応していく」存在となり、信用・信頼されることで、組織変革は力強く進んでいきます。
直面する多くの抵抗や衝突を乗り越えるためにも、自身のあり方(be)はどうであるか?を常に問い続け、向き合っていく姿勢が大切です。

このように、組織変革研修の目的は、組織変革を進めるための知識・スキル(Do)を学ぶだけではなく、自身のあり方(Be)とも向き合う研修にする必要があります。

2. 組織変革研修に含めるべき3つの内容

研修によって組織変革を進めたいならば、下記3つの内容が含まれている研修を選びましょう。

・組織変革を進める際の具体的な知識・スキルの習得と探求
・組織変革を進める際に起こりうる抵抗や問題を事例から学べる
・組織変革を進める上での自身のあり方と向き合う内省機会

それぞれ説明していきます。

2-1. 組織変革を進める際の具体的な知識・スキルの習得と探求

組織変革を進める際の具体的な知識・スキルの習得と探求が、研修内容に入っていることが必要です。

具体的な知識・スキルの習得はもちろんですが、「探求」も内容に含まれているか確認しましょう。組織変革は、すべての会社で進め方が変わります。だからこそ、「自組織だったらどうであるか?どう進めるか?」と、探求する機会がなければなりません。

知識・スキルを渡すだけの組織変革の研修では、机上の空論で終わってしまう場合があります。「探求」の時間が設けられているのか、確認しましょう。

2-2. 組織変革を進める際に起こりうる抵抗や問題を事例から学べる

「組織変革を進める際に起こりうる抵抗や問題」を学べる内容が入っていることが必要です。

組織変革では、組織の枠組みが変わっていきます。当然、組織のビジネスモデル・仕組み、歴史・存在にまで否定が起きることも多いです。こうした否定が起きると、破壊が起きます。
これらの否定や破壊に対して、組織や人々は抵抗しますし、問題も起きます。この時に、組織変革を進める中心メンバーが、「抵抗・問題が起きる」ということ自体と、その具体例を知っておけると、実際に抵抗・問題を目の前にした時の心構えができますし、心の支えとなるでしょう。一般的な話ではなく、生々しいストーリーを知ることで、組織変革を進めるための覚悟と準備が養われます。

例えば研修内で「組織変革を行うと、影響を強く受ける部署があるので、事前説明が重要です」という話を聞くよりも「あるクライアントで組織変革を行った際に、ストレスチェックが高まり、メンタルヘルスの問題や退職者が出た。その状況を乗り越えるための対策として・・・」など、具体的に学べることが大切です。また、自組織ではどのような状況になるかを考えることも重要です。

研修講師に組織開発の経験があるか、も一つのキーポイントとなるでしょう。

2-3. 組織変革を進める上での自身のあり方(Be)と向き合う内省機会

組織変革を進める上での自身のあり方(Be)と向き合うの内省機会が、研修内容に入っていることも必要です。

組織変革を実行する人は、「1. 組織変革研修の目的」でもお伝えしたとおり、そのあり方(Be)を問われます。あり方が変わっていくには、良質な内省の機会を定期的に設けることが必要です。内省の質が高いほど、参加者自身の変容は促進されていきます。

例えば、組織変革を進める中で「自身はその組織にどのようにかかわっているのか?変革はどう進んでいるのか?」や、「組織変革を通して、自身がどう変わっていったのか?」を丁寧紐解いていくといいでしょう。

参加者自身が組織変革を進める際に、どのような存在であるかを内省する機会が必要です。

3. アーティエンスがお薦めする組織変革が進む研修3選

当社がお薦めする組織変革研修を提供している3社をお伝えします。

3-1. アーティエンス株式会社 :社内で進める!組織変革ファシリテーター育成コース

【主な対象者】組織変革を進める現場社員
現場社員が日常的に触れ合う会議に焦点を当てた研修プログラムです。
会議を起点とした実践的な組織変が進められます。
具体的には、下記の内容です。

本コースを導入したクライアント(中小企業 :メーカー、社員数200名、参加者16名)は、下記のように組織変革が進んでいきました。

・ファシリテーター起点で、全体会議の見直しが起きる
・新商品開発のプロセスの見直しが行われる
・社員が創る中長期計画プロジェクトが始まる
・営業のやり方を抜本的に見直していく
・マーケティング部が創られる

より詳しい内容を知りたい方は、下記URLをご覧ください。

社内で進める!組織変革ファシリテーター育成コース
ファシリテーションスキルの基礎~応用まで実践的に習得し、組織の変革を推進する

3-2. 株式会社ヒューマンバリュー : プラクティショナー養成コース

主な対象者:組織変革を中心となって進める推進者
株式会社ヒューマンバリューの「プラクティショナー養成コース」もお勧めです。日本の組織開発の第一人者でもあり、常に学び実践し続けているヒューマンバリュー社の学びの場は、とても良質な場です。

監修者からの一言

筆者が「組織変革ファシリテーターになる!」志を持ったのは、ヒューマンバリュー社のAIプラクティショナー養成コースを受講したことがきっかけです。10年以上前の話ですが、今でもありありとその時のことを思い出します。私自身、ただ組織開発の知識とスキルをインプットするために受講しました。本セッションの3日間は知識・スキルはインプットできたものの、もやもやが残り、正直消化不良でした。リフレクションセッションで、自身の中で相転移が起きましたゲイリー・ハメルの言う能力のピラミッドのレベル3から、レベル6になる体験したと思っています。当時、いかにアーリーリタイア(今でいうFIRE)をしようとしていた筆者ですが、組織変革ファシリテーターを生涯の生業にするという考えに至った体験でした。

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多くのコースがあるので、興味があるものから実施できると良いでしょう。順番で迷っている方のために、参考までに筆者のお勧めを記載します。

おすすめのコースと受講順

【人材開発・組織開発の領域に詳しい人】
1. 組織変革
2. AI(アプリシエティブ・インクワイアリー)
3. OST(オープン・スペース・テクノロジー)
※ 他のコースは、興味があれば受講されることお薦めします。

【人材開発・組織開発の領域に詳しくない人】
1.プロセス・ガーデニング
2. Ocapi
3. ストーリーテリング
4. ワールド・カフェ
5. 組織変革
6. AI(アプリシエティブ・インクワイアリー)
7. OST(オープン・スペース・テクノロジー)

3-3. 有限会社チェンジ・エージェント:学習する組織 5つのディシプリン

主な対象者:組織変革を中心となって進める推進者有限会社チェンジ・エージェントの「学習する組織 5つのディシプリン」も、お勧めします。
学習する組織を翻訳したチェンジエージェント社の代表の小田氏が、講師をされます。

ヒューマンバリュー社と同様にさまざまコースがありますが、まずは「学習する組織 5つのディシプリン」がよいでしょう。学習する組織自体と、具体的な知識・スキルを学べます。その後に他のコースも受講されるといいでしょう。

筆者が本コースを受講したときに「学習する組織」を読まずに参加者もいました。「学習する組織は難しくて読むのを挫折しましたが、研修で分かりやすく学べたのはありがたかった」と研修終了日に話されいたことが印象的です。

代表の小田氏をはじめ、チェンジエージェント社のみなさんの知的好奇心や専門性には頭が下がります。最新の学びを提供していただけますし、学習する組織の著者のピーターセンゲとのやり取りなども紹介してもらえます。組織変革を日本に伝導している組織です。

参考|研修内容

4. 組織変革研修の受講を検討する際によくある質問

Q1. 組織変革の研修を受講する前に、どの程度の知識や経験が必要ですか?

研修内容によって変わります。

「3. アーティエンスがお薦めする組織変革の研修」の事例から、筆者の考えをお伝えします。

「株式会社ヒューマンバリュー : プラクティショナー養成コース」内にある組織変革コースや、「有限会社チェンジ・エージェント:学習する組織 5つのディシプリン」は、HR業界に最低3年以上は携わっている方がいいでしょう。前提知識や経験が豊富だと、より学びの深い時間になります。

当社アーティエンスの「社内で進める!組織変革ファシリテーター育成コース」は、事前の知識や経験は必要ありません。あくまで会議を軸にファシリテーション力を高めて、組織変革を進めるためです。

Q2. 組織変革研修を組織として導入する際の対象者は?

組織変革に携わる方がいいでしょう。権限も責任もない中では、どうしても学習効果が下がってしまいます。

当社の「社内で進める!組織変革ファシリテーター育成コース」を受講された対象者の例を挙げると、下記になります。

・経営者+管理職
・経営者を含む組織変革プロジェクトメンバー
・管理職

Q3. どの程度の予算を考えておけばいいですか?

研修内容によって変わります。

「3. アーティエンスがお薦めする組織変革の研修」の事例から、お伝えします。

・「株式会社ヒューマンバリュー」 の「プラクティショナー養成コース」内にある組織変革コース(本セッション3日+リフレクションセッション1日) : 一人385,000円(税抜き)
・「有限会社チェンジ・エージェント」の学習する組織 5つのディシプリン(2日間) :  一人80,000円(税抜き)
・当社アーティエンスの社内で進める!組織変革ファシリテーター育成コース(11か月11日間) : 一人325,000円(税抜き)※ 16人受講の場合

※金額は、現時点でのWeb上の情報です。詳しくは提供会社までご確認ください。

4.まとめ

組織変革研修は世の中に多くの研修がありますが、下記ポイントを押さえて導入を検討されるといいでしょう。

・組織変革を進める際の具体的な知識・スキルの習得と探求
・組織変革を進める際に起こりうる抵抗や問題を事例を通して学べる
・組織変革を進める上での自身のあり方(Be)と向き合うの内省機会

なぜなら組織変革研修の目的は、「組織変革を進めるための知識・スキル(Do)を学び、そのうえで自身のあり方(Be)とも向き合う」研修だからです。

組織変革を実行する人は、専門的な知識・スキルを身に着けるだけではなく、その組織にとっても重要な存在になる必要があります。知識・スキルがどんなにあっても、組織変革を進める中で”人としての存在”を問われることがあります。

だからこそ、上記観点をもとに皆さんの組織にあった素晴らしい組織変革研修に出会えることを願っています。

当社の組織変革研修にご興味があれば、ぜひご連絡ください。

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