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[ コラム ]
若手社員が抱える悩み12選と、解決に導く具体策
- 「最近の若手社員はどんなことで悩んでいるんだろう?」「若手社員の悩みにうまく対処し、フォローするにはどうすればいいんだろう?」という声を、人事や管理職、トレーナーの方からよくいただきます。若手社員の悩みをそのまま放置しておくことはとてもリ
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更新日:
2023/2/2作成ー
本内容は、2023年1月27日に開催した「若手フォロー研修2日目」公開講座研修レポートです。受講内容や、受講前と後の変化などをレポートとしてまとめていますので、ぜひご覧ください。(参加受講者 : 3年目~6年目社員、参加企業数:5社、参加人数:47名、12グループ、オンライン1クラス)
受付中|2024年開催【公開講座】会社の未来を創るリーダーシップの発揮を促す|若手社員フォローアップ研修1日目
目次
今回の研修は、2022年8月に行ったワークショップ1日目のフォローセッションになります。「会社の未来を創るためのリーダーとして、第一歩を踏み出す」という目的のもと、約半年間を丁寧に振り返りながら、自身の成長や変化を実感するとともに次年度に向けてのアクションや取り組みを探求していきました。
・もう3年目も終わりに近づいてきて、自分が精神的にも技術的にも成長できていたら良いなと思う。
・仕事が立て込んでいて、落ち着かない状態ですが、研修では一旦仕事の事は忘れます。
・充実していた3年間だったので、あっという間でした。
・今日の研修では、どんなことをするのかが気になっています。
※ オンライン研修での受講生の様子
・研修がすぐに業務の成果へ繋がるわけではないと思うけれど、これからも振り返ることを意識していきたいです。
・3年間の振り返りの中で1年目の頃は、ただがむしゃらに頑張っていたことが、現在は何に向かって努力するかが明確化していることに気づけました。
・研修の振り返りの中で、3年目では困難にぶつかることが多かったけれど、乗り越えられたので、少しずつ経験を積んでいけていることがわかった。小さな成功を嬉しいと思うようになった。
まず、はじめに半年前の研修や3年間を振り返り、グループワークを行いました。「若手から中堅になり、何が求められているのか?」というテーマで、1年目からこれまでの自分のあり方や会社から求められていることなどをグループでシェアしていただき、実現したい未来像に近づくための一歩を踏み出していきました。
※ オンライン研修での受講生の様子
【グループワークでのコメント(一部抜粋)】
・チームや部署で求められていることはわかっていたが、会社全体が何を求めているのかをあまり考えたことがなかったので新鮮でした。
・自分が会社に与えている影響で、ネガティブなことはすんなり出てきたが、ポジティブな影響がすぐに浮かんでこなかった。
・仕事の中でネガティブな感情になることが多かったので、周りにも自分にもポジティブな影響を与えられるようになりたいです。
自分のありたい姿はイメージできるけれど、会社全体が何を求めているのかという質問は新鮮だったようで、悩んでいる受講生が多かったです。
ここからは、グループワークで、振り返りシートをシェアしながら、3年間の自身の成長を振り返っていきました。シェア後は、メンバー同士でポジティブフィードバックを行いました。
※ オンライン研修での受講生の様子
【グループワークでのコメント(一部抜粋)】
・部署異動があり、孤独感や不安を感じていたけれど、環境に適応できているので会社に感謝しています。
・2年目では、仕事の目的を確認するために上司に何度も質問をしていた。3年目では、仕事の目的を確認した上で、仕事をするようにして自分が納得した上で、上司や先輩に相談をして進めていくことを心掛けた。
・部署の中で最年少ですが、ただ闇雲に仕事をするだけでなくて、自分の意見を発信しながら仕事ができています。4年目になるので、より責任感を持って仕事をしていきたいです。
ここからは、自身が大切にしていること、そしてどんな力を使っているのかというワークを行いました。まずは個人で考えていただいた後、グループでシェアしていきます。
※ オンライン研修での受講生の様子
ここからは、現場でどのようにリーダーシップを発揮していくのか、上記の個人の発達理論をもとに、現場でよく起こるシチュエーションを設定していただき、具体的に活用できそうなアクションプランを考えていきました。今度はペアになり、シェアしていきます。
先輩や後輩はどんな型なんだろうと難しさを感じながらも、現場での様子をありありとイメージしながら、明日からでも活用できそうなアクションをシェアしていたことが印象的でした。
※ 当社 若手フォロー研修テキストより一部抜粋
【グループワークでのコメント(一部抜粋)】
・営業部の先輩は、達成者型だと思いました。チームで事例を共有しながら、PDCAを回していくイメージですね。
・自分が何型かを理解することが難しく、先輩のことを型で例えることが難しかった。
・上司や後輩との関係性を思い返してみると、コミュニケーション不足だったことがわかり、このアクションプランをすぐに活用できそうなイメージが湧いてきました。
※ オンライン研修での受講生の様子
最後は、研修を振り返っての学びや気付きをグループでシェアしていきました。
・自身を表すワードなどを書き出してみた結果自分が本来何を大事にしていたかなど振り返ることができました。それによって、働く姿勢などもう一度見つめ直すことができました。
・3年間をゆっくりと振り返ることができ、変化がないと思っていたが、意外と変化していることもあったことに気づいた。行動理論の話は自分を振り返り、内省するのにいいツールでした。
・周囲の人(同僚)と、仕事の対象(お客様、製品)、利益(目的)のバランスを考える、そのためのコミュニケーションの大切さを学びました。熱量は伝播する、伝え方が大切、ということが印象的でした。
※ オンライン研修での受講生の様子
今回の研修では、様々なワークを通して3年間の振り返りを行っていただきました。
チェックイン時は、「仕事が立て込んでいて振り返る時間がなかった」、「あっという間に3年間が過ぎて、充実していました」など、それぞれの率直な気持ちが出ていました。
そんな中でも、グループワークでは、他社の方と一緒に自身を振り返り、成功体験や失敗体験から学んだこと、グループメンバーの経験からの気付きを得ている様子が伺えて、内省が深まっていたように思います。
1~3年目まで研修を受けている方もいらっしゃいますが、今日の研修は、リフレクションに繋がっています。今日の研修のような成人発達理論を扱うと、ネガティブなことを見ていくことになるので疲れます。ただ、ターニングポイントを見ることができるので、そこを乗り越えていくことが必要になり、自分自身の器が広がっていきます。技術的成長だけではなく精神的成長に繋がっていきます。
どんな人でもネガティブなところはあります。抵抗がある方もいるかもしれませんが、そういうネガティブなことからも目を背けずに、自身の成長と向き合うことを大切にしてほしいと思います。