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[ コラム ]
【事例付き】新入社員研修の内容例!成功のカギを深掘り解説
- 社会人としての土台を築き、活躍人材へと育成するための最初のステップである新入社員研修。本コラムでは、新入社員研修で取り入れるべき内容例や効果を高めるためのカギ、そして事例を詳しく紹介します。本コラムを参考に新入社員研修の内容を選定し、新入社
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本内容は、2024年4月8日に開催した「上司との協働体感研修」の公開講座研修レポートです。受講内容や、受講前と後の変化などをレポートとしてまとめていますので、ぜひご覧ください。
目次
チームで仕事を行う際に不可欠な「共創・協働」の意識と「自己改善力」を習得することを目的としています。
新入社員は、必要以上に周囲からの評価を気にしたり、フィードバックを恐れる傾向があります。その結果、上司への働きかけが弱くなり仕事を抱え込み、成果創出や成長が難しい状況に陥ります。
本研修では、上司役講師と協働し、プロジェクト企画のワークを疑似体感します。その過程で、フィードバックの適切な受け止め方、自分から主体的に働きかけていくことが、より良い成果や成長につながることを実践的に学びます。
シミュレーションワークを通じて、自分から主体的に上司へ働きかけていくことの重要性に気付き、上司とより良い協働関係を築いていくための意識とコミュニケーション力を養います。
周囲からのフィードバックは避けるべきものではなく、適切に受け止めることで、自身の成長に大きく影響することを知り、現場での活用につなげます。
経験→振り返る→学びや改善点を得る→経験に活かす、というプロセスを体感し、振り返りを通じて自分自身で成長していくサイクルを習慣化する。
1. 事前講義~社会人として必要な意識・スキル~
2. チームで働いていくために~フィードバックの受け止め方~
3. 総合シミュレーションワーク~日報の提出率を改善せよ~
4. 事後講義~学びの確認~
5. 本日の振り返り
6. 明日への一歩
研修の始めと終わりに、「今日の研修で期待すること」や、「気づき・感想」などを話す時間を設けています。研修の初めと終わりの中で出てきたコメントから、変化を感じることができます。
・今までの学びを活かして仕事に活かせるようにしたいです。アイディアを出したり複数の視点で考えることが弱いので今日意識したいと思います。
・先日のワークで行動力の裏には思考力の足りなさがあると感じたので、そこを意識したいです。
・率先力と決断力が弱いと感じるのでチャレンジしたいです。
・今まで学んだことを思い出して使えるように頑張りたいです。
・上司との認識のすり合わせは自分が思っていた以上にもっと厳密に捉えてやっていく必要がある。また、上司に動いてもらいたければ、まずは自分の言動で動かさなければならない
・相反する意見があるからこそ、良いモノができると実感しました。どちらが正しい、間違いなんてことはなくて、足りない視点を補い合うことが大切だと感じました。
・一人でどうにかしようとせず、周りを頼っていいんだと気づき、これからは自分のできることは自分で、分からないことや苦手なことは誰かに頼っていいんだということを学んだ
・協働すること生まれる連帯感や支え合う意識は、配属後も意識していきたい
シミュレーションワークを通して、仕事の進め方の全体感を理解し、自分なりに発言し行動している様子が伺えました。まだ未熟な部分はありますが、社会人としての自覚を持って、自分の立場や役割を認識し、周囲の人と共に素敵な仕事を行える社会人になろうとしているように感じました。
「社会人に必要とされるスタンス・マナー・数値の捉え方」について、Yes/Noクイズで理解度をチェックしながら、学びの復習をしました。
※当社、上司との協働体感研修テキストより抜粋
「社会人としての仕事の進め方」については、要件定義、タスク分解、スケジューリング、報連相、解決策の講じ方ごとに、ミニワークを通してポイントを振り返りました。
※当社、上司との協働体感研修テキストより抜粋
細かいミスはありながらも正解率は高く、多くの新入社員が今までの学びをしっかりと理解していました。
4日間で多くのことを学んでいるため、1度学んだだけで身に着けるのは難しいです。
研修が終わった後も定期的に研修テキストや自身のメモを見返して、仕事の中で活用していくことで自分のものとなることをお伝えしました。
フィードバックの前提やフィードバックを受ける際のテクニックをお伝えしました。
最近の新入社員の傾向として、フィードバックは嫌なものという認識をしている方が多いためです。
※脳科学においても、フィードバックという言葉を聞いただけで、嫌悪感が出るという結果が出ています。
フィードバックの前提としては次のことを伝えています。
フィードバックの受け方では、部下の態度が異なる2パターンの動画を見て、自分が上司だったらどう思うかを考えてもらいました。
その後、フィードバックを受ける際のテクニックとして次の3点についてお伝えしました。
フィードバックに対してネガティブなイメージではなく、新入社員の成長を願って伝えているものだということを理解できてるようでした。
今まで学んできたことを全て活用して、シミュレーションワークを行いました。シミュレーションワークの世界観は次のようになっています。
※当社、上司との協働体感研修テキストより抜粋
約2時間の時間を受講生に預け、上司役の講師に報連相を繰り返しながら、アウトプットを完成させていきました。※ 研修でのグループワークの様子
アウトプットとしては次の写真のような内容が出てきました。
※ 受講生のアウトプット
アウトプットを明確にするために要件定義(5W2H)で確認し、課題のタスク分解とスケジューリングを行った上でBig Whyで解決策を掘り下げて考える、ということを行えていました。
シミュレーションワークを終えた振り返りとして、次のようなコメントが出てきていました。
ワーク時の受講者コメント
「チームで仕事をする感覚が身についたと思う。上司とかもチームなんだなと感じた。」
「実際の仕事となると今回のワークよりもっと複雑になると思うし、自分が他の人に仕事を依頼しないといけなくなることもあるから、それらのことをいろいろ意識するのが難しそうだなと感じた。」
「まだ仕事の経験がないからできるか不安。経験って必要だなと感じた。」
現場で働く時の難しさや不安を抱えながらも、まずは学んだことを全て活かして自分ができる最高の質の仕事を積み重ねていくしかない、ということを感じているようでした。
アンケート①
アンケート②
5日間に渡る4月の新入社員研修は今回で最後となります。5日目は、今までの学びを全て活かして行うシミュレーションワークがメインとなっています。
実際の業務のようなワークを行うことで、今まで学んできたスキルをいつ、どのように使えばいいのかをイメージできるようになります。また、振り返りにもなり、今まで学んできたたくさんのことを整理する時間にもなります。
これからの仕事で活用できるのか不安な思いを感じている人もいましたが、初日と比べてできることが増えていることを認め、自信を持ってほしいというメッセージをお伝えしました。
今年度、アーティエンスでは、「周りから応援されるやり抜く新入社員」を育成することをコンセプトとした新入社員研修を実施しており、研修の中でもたびたびメッセージとしてお伝えしてきました。
新入社員はまだ成果を出すことが難しいですが、そんな中でもやり抜く姿勢を持って言動していれば、周囲の人は応援してくれます。すると知識や経験値が上がり、成長しやすくなります。
この循環を作れるようにしてくことが大切であることを最後に改めてお伝えしました。
初めてのことばかりで失敗も多いと思いますが、やり抜く姿勢を忘れず、今回学んだことを活かして頑張ってほしいです。
※本研修の内容及び24年度新入社員研修のご案内資料は、下記よりダウンロードいただけます。
5月以降も、新入社員がその時期によって持つ悩みに即した研修を提供していますので、よければご利用くださいませ。
新入社員を対象とした公開講座スケジュールはこちらから確認いただけます。