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[ コラム ]
新入社員のための場面別挨拶例と育成者のための挨拶指導法3選
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更新日:
2023/3/13作成ー
本内容は、2023年3月3日に開催された「部下・後輩育成OJT研修」の研修レポートです。 (参加企業数:2社、参加人数:6名、オンライン1クラス)
目次
1. チェックイン/イントロダクション
2. Work0 OJTと育成とは何かを考える
3. Work1-a 育成計画を立てる
4. Work1-b 部下に伝える
5. Work2 部下の行動を改善・強化する(フィードバック)
6. Work3 部下を自律・自走させる(コーチング)
7. 本日の振り返り
8. チェックアウト
・後輩に教える立場になるので、その意識を持たなければと思い研修に参加しました。
・話を聞いてあげたり、環境づくりのサポートができる先輩になれたらいいなと思う。
・先輩になるにあたって、業務上での後輩との関わりや先輩としてのあり方を学びたい。
・会社からこの研修を受けるように言われたので参加しました。
・相手の状況や心身の状態など背景を確認しつつ、指導のスタンスや関わり方の判断をすることが大切だと学びましたので、今後はきちんと丁寧に新入社員も含め、同僚とも向き合っていきたいと思います。
・一人で後輩を育成するのではなく、チーム全体で育成していくことが大切なんだと気づきました。
・ティーチングの際は、聴き手の状況や気持ちを考慮しながら伝えることが大切で、その際、話し手の考えもプラスして伝えるとなお良いということを学んだ。
※ オンライン研修での受講生の様子
まず、冒頭で、OJTは何のために行うのか?ということを、現代社会の傾向を踏まえながら一緒に考えていきました。そして、より現場でのイメージを持っていただくために、グループワークでは上司役・部下役に分かれてロープレを行い、具体的な育成プランの立て方や上司や後輩とのコミュニケーションの取り方などを学んでいきました。
※ 当社「部下・後輩育成OJT研修」テキストより一部抜粋
講義を聞いて、モヤモヤしていること・疑問に思ったことをグループワークでシェアしていきました。
・仕事に対する考え方やモチベーション、コミュニケーションなど、職場の雰囲気が大事だと思った。
・本人の自律自走の促進について、どのくらいから自分ひとりでできることなのか、先輩と一緒にやった方が良いのかの区別が分からない。
・自律自走について、サポートすることが難しいのではないか。仕事の依頼をするばかりで、後輩の自律自走が促されているかわからない。
このモヤモヤや気付き発見を持ちながら、「部下の育成計画」のワークを行いました。育成計画で大切なポイント3つを踏まえながら、育成計画を立てていき、その後、上司役・部下役に分かれて、部下役に育成計画を伝えていきます。
受講生のみなさんからは、「限られた時間の中で、後輩に育成計画を説明するのが難しかった」、「業務の説明だけになってしまって、後輩の心情を察知することができていなかった」と、後輩に、ただ仕事内容を伝えるだけではなく、メンタル面も考慮しながら育成を行っていくことが大切だと気付きを得られていた様子でした。
※ 当社「部下・後輩育成OJT研修」テキストより一部抜粋
※ 当社「部下・後輩育成OJT研修」テキストより一部抜粋
育成計画を立てた後は、計画を実行した部下役へ行動の改善・強化のためのフィードバックのワークを行います。
このワークでは、上司役から部下役へのフィードバック方法を学んでいきました。 まずは、部下役に対する課題と対策を洗い出し、その後どう伝えるかを考えていきます。
グループワークでは、下記のようなコメントが出ていました。
・真面目すぎて表情や態度が硬くなってしまい、お客様とのコミュニケーションを上手く取れていないので、部下役の営業スタンスを確認した上で、上司役の営業スタンスを見てもらうのはどうかな。
課題と対策はすぐに洗い出せていましたが、後輩に厳しくも優しく伝えるにはどういう言葉を使うと良いのか、と部下役への伝え方に苦戦している様子でした。 ※ 当社「部下・後輩育成OJT研修」テキストより一部抜粋
最後に、部下の自発性・自律性を促すためのコーチングについてお伝えし、上司役と部下役に分かれて、ロープレを行っていきました。より現場での活用イメージを持っていただくために、ストーリーを設定しており、受講生の皆さんには、上司役と部下役になりきっていただきました。 ※ 当社「部下・後輩育成OJT研修」テキストより一部抜粋
実際に現場での状況をイメージしながら、ワークに取り組んでいただき、自分の業務もこなしつつ、どのように後輩をフォローしていくのかを模索している様子でした。
ここまでのワーク全体を通しての気づき・発見やもやもやしていることをグループでシェアしていきました。
・OJTというと先輩後輩1対1で指導しがちというイメージを持っていたけど、組織全体でカバーしていくことが大事だと気付いた。
・改善してほしい、やってほしいということをただ伝えるだけになっていて、新入社員の気持ちを考えられていなかったな。
・トレーナーとして間接的に指導する場面があると思うが、相手を傷つけないような表現をするのが難しい。
※ オンライン研修での受講生の様子
今回は、実際にOJTトレーナーとして後輩を見ている方やこれからOJTトレーナーになる方にご参加いただきました。
研修の冒頭では、今は自分の仕事で精一杯になっていて、後輩のことを考える余裕がないという意見が出ていて、後輩育成に対して不安を抱えている方が多かったです。グループワークを進めていく中で、後輩育成はOJTトレーナー1人で行うのではなく、会社または部署などチーム全体を巻き込んで行うことが大切なんだという事に気付きを得られていました。また、グループワークの時には、実際に、自社でどういう育成や取り組みを行っているのかについても共有し、現場での活用をイメージしながら進められていたことも印象的でした。
後輩育成はOJTトレーナー1人ではなく、組織全体で行うことが重要です。 みなさんが、育成で躓いたときには、上司や先輩に相談をして、チームを巻き込みながら進めていくと良いでしょう。
ぜひ、今日の気付き・学びを現場で実践してみてください。
※本研修の内容のご案内資料は、下記よりダウンロードいただけます。 ご興味をお持ちの方は、ぜひダウンロードください。