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2026年1月27日 若手社員フォロー研修ー公開講座研修レポート

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本内容は、2026年1月27日開催「若手社員フォロー研修(2日目)」公開講座研修レポートです。
受講内容や、受講前と後の変化などをレポートとしてまとめていますので、ぜひご覧ください。

「若手社員フォロー研修(1日目)」の様子は以下レポートよりご覧いただけます。
2025年8月26日 若手社員フォロー研修1日目ー公開講座研修レポート

1)研修概要

全2回の若手社員フォロー研修の2日目として、フォローセッションを行いました。

若手社員フォロー研修の目的

視座を高め、後輩やチーム全体へのポジティブな影響を増やすことを目的に実施しています。

若手社員は、中堅社員になるために視座を高めて一皮むける成長が望まれます。自身の存在がポジティブにもネガティブにも、組織の今と未来に影響を与えているということ、認知することが必要です。
認知をしたうえで、自身のありたい姿と、組織のビジョンを統合・融合し、自身と組織の未来が明るくなるために、どのような存在になっていくかを探求します。

若手社員フォロー研修での学びのポイント

メタ認知するための内省

直近3年間の振り返りを、「世の中・自組織・自分自身」の軸で振り返ります。フラットに世の中を見た上で、その後自分自身の振り返りをチームメンバーと共に行うことで、良質な内省を行っていきます。

精神的成長を促すためのアクションプラン

人としての成熟度を高めることへの意識が高まります。その上で「自身がどう変わっていくか、そのことが周りにポジティブな影響を与えるか」を考えて、アクションプランを考えます。

若手社員フォロー研修のアジェンダ

1. チェックイン
2. 3年目のリフレクション
3. あなた自身は、今どのような課題を持っているのか?
4. 現場へ次年度に向けて・ネクストアクションの検討
5. チェックアウト

2)受講者の研修の始めと終わりでの変化

研修の始めと終わりに、「今日の研修で期待すること」や、「気づき・感想」などを話す時間を設けています。
研修の初めと終わりの中で出てきたコメントから、変化を確認できます。

イントロダクション : 研修開始時のコメント

研修開始時、受講生からは下記のようなコメントがあがっていました。

・後輩がどんどん入ってきて、「自分って中堅なんだっけ?それともまだ新人?」とふと考えることがある

・今日は業務から少し離れて、自分の内側を見つめられる時間になったら嬉しい

研修が楽しみな気持ちと同時に、会社の期末が2月ということもあって、色々とやることもあり少しそわそわしている

・スケジュールに入っていた「3年目フォロー研修」という文字を見て、ああ、もう3年目なんだと、改めて実感した

振り返り : 研修終了時のコメント

研修終了時の受講生の発言や終了後のアンケートでは、下記コメントがありました。

書き出すことで悩みが視覚化され、自分の状態を理解できたし、悩みを解決するために具体的にどう動けばいいのかも考えやすくなった

みんな同じような悩みを抱えながらも、着実に成長していることに気づく時間になった

一つの課題を解決することが、他の課題の解決にもつながるとわかったため、まずは一つずつ取り組んでいきたい

・目の前のタスクに追われていると、自分の課題や強みに気づきにくいが、自分にもできることがあり、チームに貢献できていることを確認できたのは嬉しい気づきだった

漠然とした不安や心配も、意外と身近で小さな行動の積み重ねによって解消できそうだと気づいた

研修開始時に見られた「立ち位置への迷い」や「漠然とした不安」が、研修を通じて自分の状態を客観的に捉え、具体的な行動へと意識を向ける前向きな変化に転じていった点が印象的でした。

不安を抱え込む状態から、自分の成長やチームへの貢献を実感し、次の一歩を考えられる状態へと変化していたと感じています。

3)研修での受講生の動き

インタビュー(事前課題)による振り返り

研修の事前課題として実施していたインタビューワークの気付きや感想を受講生同士で共有し合いました。
事前課題のインタビューは、普段一緒に仕事をしている身近な先輩や上司、他部署の先輩などに実施してもらっています。

インタビューをきっかけに、感謝の言葉や、改善すべきフィードバックを受けるなど、受講生にとって自身を振り返る良い機会になっていました。

※ オンライン研修での受講生の様子

インタビューシェアでのグループシェアと全体シェアでのコメントを一部紹介します。

チーム内の人の移動が多く、チームの関係性に不安を感じていた時期もあった。そんな中で、 「チームがうまく回るように人を見て行動してくれている」 「新しい人が入ったときの指導が助かった」と言ってもらえたのは、とても嬉しかった

・先輩や上司が近くで見てくれているからこそ、自分が表に出しているつもりがない部分も理解してくれていると感じた

・周囲の環境や仕事内容に大きな変化がないので内容も大きく変わっているわけではないけれど、フィードバックの中身は以前よりも具体的になったと感じた

・自分ではただ目の前の仕事をこなしている感覚だったけれど、「チームに貢献してくれて感謝している」と言ってもらえて、モチベーションにつながった

インタビューを通じて、受講生が自分では気づきにくい行動や姿勢を言葉として受け取り、成長をしていたと実感と同時に、今後の課題にも気づく時間になっていたように感じました。

3年目のリフレクション

事前課題として記載してもらった振り返りシートをシェアしながら、自身の成長を振り返りました。シェア後は、メンバー同士で感想や質問を伝え合いました。

事前課題として自身で内省しながら書き出すことで1回、
シェアすることで2回、
フィードバックをもらって考えることで3回と、

計3回リフレクションを行うことになり、深くまで振り返ることができます。

※ オンライン研修での受講生の様子

リフレクションのシェアを終えて、次のような気づきを得ていました。

・最近やる気が起きないと感じていたが、1年目のような大きなターニングポイントや強い負荷がかかる出来事がなかったからかもしれない良くも悪くも落ち着いた状態が続いていた

・「もっと頼っていい」「もっとコミュニケーションを取ってほしい」と言われ、3年目にもなったら相談しないほうがいいと思い込んでいた自分に気づいた。改めて基本に立ち返り、報連相を大切にしていきたい

今の自分はどこか中途半端な位置にいる感覚があり、もうすぐ4年目になるという自覚はまだあまりない

3年目という節目だからこそ生まれる「停滞感」や「中途半端さ」を、言語化していた点が印象的でした。

あなた自身は、今どのような課題を持っているのか?

続いて、受講生それぞれが、今自分自身が抱えている課題を洗い出しました。
そのうえで、課題がどのような内的要因・外的要因によって生まれているのかを俯瞰するために、「内的システム」を作成しました。

作成した内容をグループ内で共有し、対話を通して理解を深めていきました。

対話の中では、次のようなコメントがありました。

・最初に挙げていた課題がそれぞれ独立しているのではなく、相互に影響し合っていることに気づいた

内的システムで可視化することで、問題の構造が浮き彫りになった

・「結局は時間が解決するのではないか」という意見も出た。実際に、1年目の頃に抱えていた課題は、時間の経過とともに解消されてきた経験があるから

・責任の重さや業務量の多さといった悩みは多くの人に共通していたが、明確な解決策が見えないからこそ、悩み続けているのだとも感じた。最終的には、環境をすぐに変えることが難しい以上、自分自身の向き合い方やマインドを変えていくしかないのではないか

時間が解決してくれることももちろんありますが、それだけでは「待つ」状態になってしまいます。
そのため、時間に委ねるだけでなく、その間に今の自分にできることは何かを考えることが大切である、というコメントを講師から伝えました。

現場でのリーダーシップ発揮に向けてのアクションプラン

先ほどの内的システムを基に、自身が持っている力と身につけたい力を見つけ、最終的に今後のアクションプランを策定しました。

受講生は先ほどまでのワークでモヤモヤを感じている方が多かったですが、具体的に取り組むべきことが見えたことで、声のトーンが先ほどよりも大きく明るくなり、気持ちが前向きに変化していったように感じました。

4)講師・アテンドの所感

本研修では、3年目という節目のタイミングで、これまでの経験を振り返りながら、自身の成長や現在抱えている課題を言語化し、今後どのように行動していくかを考える時間を大切にしました。

インタビューによる他者視点での振り返りや、内的システムを用いた課題の構造化、そしてアクションプランの策定を通じて、受講生一人ひとりが自分自身と丁寧に向き合っていた点が印象的でした。

最後のワークで整理した【あなたが持っている力】【あなたが身につけたい力】は、今後の環境やご自身の状態に応じて、割合や内容をアップデートしていってください。
また、【周囲に支援してほしいこと】については、ぜひ上司や周囲のメンバーに共有してみてください。そうすることで、より良い関係づくりや成長につながっていくはずです。

4年目以降も、立ち止まったり悩んだりする場面はきっと訪れると思います。しかし、これまでと同じように乗り越えられるはずですし、その一つひとつの経験は、後になって必ず力になります。

今回の研修をもって、階層別公開講座へのご参加は一区切りとなります。
これまで本当にお疲れさまでした。そして、素晴らしい学びの場をご一緒させていただき、ありがとうございました。

今後の皆さんのさらなるご成長とご活躍を、心からお祈りしております。