【投影資料配布中】内定者研修で育む“組織人”への入り口──タキヒヨー社の共創型プログラム、その真価と広がり

「新しい価値を生み出したい。タキヒヨーだからできることが、たくさんある
先輩社員の素晴らしい経験や知識を引き継ぎたい。そして後輩にも渡していきたい

こうした強い想いを持つ新入社員が受講したタキヒヨー社の内定者研修は、サステナブル素材「ROOPS(ループス)」を使用したTシャツのデザイン企画・制作・ランウェイまでを内定者が進めるプログラムです。
その中で生まれたのは「同期との深い信頼関係」そして「自分はこの会社の一員だ」という揺るぎない実感でした。

本記事では、内定者研修の参加者である25年度入社の水野さんと志村さんの声を通じて、内定者研修の真価に迫ります。本取り組みが、みなさんの希望とヒントを与えることを願って──

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参考:タキヒヨー社の内定者研修の概要
タキヒヨー社の内定者研修は、“自分たちらしさ”と“会社らしさ”を探究し、その融合をオリジナルTシャツで表現するユニークなプログラムです。先輩社員との対話によって相互理解を深め、Tシャツに込める想いやデザインを検討。最後には自分たちでデザインしたTシャツを着て、ランウェイを開催。
半年にわたるこの共創プロセスが、内定者の主体性や仲間意識を育み、「自分はもう会社の一員だ」という感覚へとつながっていきます。

▼制作したTシャツを持つ、25年度新入社員の水野さん(左)と志村さん(右)
※ 本文では、敬称略で記載。

安堵と嬉しさがこみ上げた、内定の瞬間

──まずは、おふたりの自己紹介からお願いします。

水野:
国内販売の部署で、お客様に生地を提案して、製品までつくって納品する仕事をしています。

志村:
マーケティングチームで、3DやAIのソフトを活用しながら色変更提案などを行っています。最近はメタバースの試作などもしています。

──内定が決まったときのことを覚えていますか?

志村:
覚えています。ちょうど銀座を歩いていたときに、電話がかかってきました。「共に頑張りましょう」って言われて、足が止まってしまいました。すごく嬉しかったですし、ホッとしました。実は僕、タキヒヨーしか受けていなかったんですよ。自分の中でここしかないと思っていたので、何よりの安心感になりました。

それに、就活中は周囲がどんどん内定をもらっていく中で、自分だけがまだだったので、少し焦ってもいました。だから、あの電話は本当に救われたような気持ちになりましたね。

水野:
僕も、第一志望がタキヒヨーでした。最終面接を終えて家に帰ったら、すぐに電話がかかってきて。「共に頑張りましょう」って。電話を切った瞬間、嬉しさがこみ上げてきて、リビングにいた親に「受かった!」って報告しました。タキヒヨーの一員になれるって感動でした。

特に印象的だったのが、社風や事業内容だけじゃなくて、説明会や面接で出会った社員の方々が本当に魅力的で。「この人たちと一緒に働きたい」と心から思えた会社だったんです。だから「やっと、ここに入れるんだ」って、喜びと安堵が一気にあふれました。

内定者研修は、正直「マジか」と思った

──内定者研修を受ける前、どんな気持ちでしたか?

志村:
正直、「マジか」と思いました(笑)。ちょうど専門学校の授業や新作のプロジェクトが重なっていて、ただでさえ忙しかったんです。そこに名古屋までの移動が加わるとなると、ちょっと腰が重くて……。

しかも、僕は他の内定者よりも少し遅れてこの研修に合流したんです。だから、すでに顔を合わせて打ち解けている同期たちの輪に、いきなり入っていくのがすごく緊張しました。「ここで変に目立ったらどうしよう」「うまくやれるかな」と、不安も大きかったです。

でも実際に行ってみたら、みんな本当に優しくて。自然に輪に入れてくれたのが、すごく嬉しかったですね。

水野:
僕は内定者同士で事前にご飯を食べに行く機会があったので、ある程度仲間意識が芽生えていたんです。だからこそ、「またみんなに会える」と思って、むしろ楽しみにしていました。

ただ、回数としては月1回の研修が半年続くので、友人からは「多くない?」って驚かれました(笑)。でも僕は逆に、回数があるからこそ関係性が深まると思っていたので、全く嫌ではなかったです。

印象に残っているのは「Tシャツができた時」と「仲間の輪に入れた瞬間」

──内定者研修で、印象に残っている出来事は?

水野:
Tシャツ制作ですね。最初はまさか研修でそんなことをやるなんて思ってなかったんですけど、いざ始まるとどんどんのめり込んでいきました。みんなで案を出し合って、あーでもない、こーでもないと議論して。

最終的に試作品が完成して、実物が手元に届いたとき、感情が大きく動いたのを覚えています。何ヶ月もかけて作ったものが、こうして“形”になったという達成感。それを自分たちで着て、ランウェイまで歩いたわけですから、感情の振れ幅がすごかったです。

志村:
僕は、デザインを出して、それをみんなに「いいじゃん!」って言ってもらえた瞬間がすごく嬉しかったです。正直、それまであまり打ち解けきれていなかったところがあったので、自分の提案が認められたというか、輪の中に入れた感じがして。「やってよかったな」「このメンバーでよかったな」って心から思えた瞬間でした。

水野 :
あと印象的だったのは、研修の前日、同期と自主的に前乗りして名古屋で集まって飲んだことです。朝まで語って、そのままヘロヘロで研修に行ったんです(笑)。
でも、そういう時間があったからこそ、本音でぶつかれる関係になったと思うし、その“仲の良さ”が、Tシャツという形になって現れたんだと思います。

あの内定者研修があったから、すっと社会人になれた

──内定者研修は、入社後にどう影響しましたか?

水野:
正直、4月1日が全く怖くなかったんです。普通なら、いきなり“社会人スタート”ってなると思うんですけど、僕たちの場合はすでに半年間かけて“仲間と会社に慣れていた”状態だったので、違和感がほとんどなかった。まるで中学2年生から3年生に進級したような感覚。「新しいけど、まったくの新世界じゃない」っていう、ちょうどいい段差だったんです。

志村:
僕も、入社初日から「知ってる顔」がたくさんいるっていうのが、すごく安心材料になりました。内定者研修の中で、人事や先輩社員とも自然に関わっていたので、「話しかけていいのかな?」みたいな戸惑いがなくて。すっと輪に入れました

さらに言うと、配属後も研修での話題が会話のきっかけになったんです。「あのときのTシャツの発表、見たよ」とか「人事の森さんにお世話になったでしょ?」みたいな。
そういう些細な接点が、現場での信頼関係の土台になっていたと思います。

タキヒヨーらしさである「否定しない文化」を体感

──この研修を通して感じた“会社らしさ”とは?

水野:
入社式で社長から「何事にも疑問を持ちなさい」と言われたんですが、それがすごく印象に残っています。決まったことをそのまま受け入れるのではなく、「なぜ?」と考え続けることが、会社全体に根付いているように感じました。
だからこそ、Tシャツ制作みたいな自由度の高いプロジェクトにも真剣に取り組めたのだと思います。入社式で言われた言葉でしたが、内定者研修で学んでいたんだなと。

志村:
やりたいことを否定されない」っていう風土がありますよね。
就活中からその雰囲気は感じていたんですが、入社前からそれを体感できたのが、この研修だったと思います。Tシャツづくりやランウェイの発表なんて、普通だったら「それって意味あるの?」って思われがち。でも、それをちゃんと“自分ごと”として受け止めてもらえるのが、タキヒヨーのすごさだと思います。

水野:
誰かが「これをやりたい」と言ったときに、「それ、いいね!」とまず受け止めてくれる空気がある。だからこそ、主体的に動こうと思えるし、怖がらずに一歩を踏み出せるんですよね。「やりたい」を否定されない会社です。Tシャツ作って、ランウェイを歩く研修が通るなんて、他ではなかなかないと思います。

チャレンジしたいことは「新たな価値創造」と「経験とノウハウの引継ぎ」

──今後、挑戦したいことは?

志村:
今は3DやAIを使って服の提案をスムーズにする業務をやっているんですけど、ゆくゆくはそれを“みんなが使えるツール”にしたいと思っています。自部署が使えるだけでは意味がなくて、他の部署の人たちとも連携できるようにしていくことが目標です。

最近は素材開発にも興味が湧いてきていて、3DやAIと掛け合わせて新しい価値を生み出せないかなと、少しずつ考えているところです。今はまだ模索中ですが「タキヒヨーだからできること」がたくさんある気がしています。

水野:
僕は、やっぱり洋服が好きなんです。だからこそ、自分が好きなブランドをもっと多くの人に届けたいし、その売上を伸ばしたい。そのために営業の仕事にももっと深く向き合っていきたいです。

それともうひとつ。今の部署はベテランの先輩が多くて、自分が一番下っ端。だからこそ、先輩たちが持っている経験やノウハウをしっかり引き継いで、次の世代につなげる役割を果たしたいと思っています。「良いものを次に渡す」というバトンリレーの一員になりたいんです。

後輩たちへ──「本当に、人がいい会社です」

──これからこの研修を受けるタキヒヨーの後輩へ、メッセージをお願いします。

水野:
とにかく、人間関係の心配はいらないです。僕自身、最初は緊張していたし「うまく馴染めるかな」と不安もありました。でも、いざ研修が始まってみたら、そんな心配はすぐになくなりました。みんな本当にいい人たちばかりで、自然と仲良くなれます。

志村:
「タキヒヨーは人がいい」って、入社前は多少半信半疑だったんです。でも、会う人会う人みんながそう言うので、「いやいや、そんなことある?」って思ってました(笑)。でも実際に入ってみたら、本当にその通りでした。笑っちゃうくらい、“人の良さ”を感じました。すごい人ばかりで、学べることばかりです。

水野:
あと、「何かを頑張った分だけ、ちゃんと返ってくる会社」だと思います。主体的に動いたことが誰かに見られているし、仲間がちゃんと応援してくれる。だから安心して、自分の“やってみたい”をぶつけてほしいです。「タキヒヨーは人がいい」って、入社前は信じてなかったけど、本当にその通りでした(笑)。安心して飛び込んできてください。

インタビュー後記──この研修を、もっと多くの企業に

インタビューを終えて改めて感じることは、お二人が内定者研修を通して「内定者」という立場を超え、すでに「会社の一員」としての意識を強く持ち始めている、ということでした。

タキヒヨー社の内定者研修は、内定者の「自分らしさ」を大切にしながらも、「タキヒヨーらしさ」を知り、自分自身と統合していく内容です。こうした働きかけは、入社後のリアリティショックの軽減に加えエンゲージメント向上にもつながっていくでしょう。

アーティエンスはタキヒヨー社の内定者研修の取り組みに深く感銘を受け、タキヒヨー社の森さんと共に一日からできる内容に変更し、パッケージ化しました。どの企業でも“再現可能”な資料となっています。ぜひ一度、ご覧ください。

▼タキヒヨー社の内定者研修(1日版)を再現できる無料キット配布中

タキヒヨー社が実施した “自分らしさ”と“会社らしさ”をつなぐ内定者研修がより多くの企業に広がり、Z世代の「自ら動く力」を育む機会となればと思います。

【公開中】研修開発者の森さん(タキヒヨー株式会社)に聞く!開発の裏側と想い