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新入社員の「身だしなみ」をどうにかしたい!注意のポイントと例文を紹介
新入社員の身だしなみについて、「どう注意すれば納得してくれるのか」「指摘したら関係が悪化しそうで不安」と悩んでいるのではないでしょうか。
最近は、身だしなみの指摘を「個性の否定」「型にはめられている」と感じる新入社員も増え、注意の仕方が一層難しくなっています。
しかし、身だしなみは第一印象を左右し、信頼感を与える重要な要素です。
コミュニケーションにおける視覚情報は全体の55%を占めると言われています(メラビアンの法則)。特に新入社員は経験や知識が少なく、外見の印象がその後の仕事の成果や人間関係に大きく影響します。
本コラムでは、新入社員が身だしなみの重要性を納得し、自ら改善できるようになる「注意の仕方」を具体的に解説します。すぐに使える指導例文もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
1)新入社員へ身だしなみを注意する際のポイント
新入社員へ身だしなみを注意する際のポイントとして、以下の5つは意識しましょう。
・身だしなみが大切な理由を伝えてから注意をする
・相手を否定せずにフィードバックする
・頭ごなしに説教しないことを心がける
・理想的な身だしなみの基準を具体的に示す
・改善した際にポジティブなフィードバックをする
これらのポイントを意識することで、関係性を維持しながら組織が求める状態を伝えられます。
身だしなみが大切な理由を伝えてから注意をする
注意を始める際には、身だしなみがなぜ重要なのかを先に伝えることが大切です。背景を理解してもらうことで、納得感を持てるようになります。また、注意が単なる批判ではなく、成長を促すものであると受け取ってもらえます。
相手を否定せずにフィードバックする
新入社員へ身だしなみを注意する際は、否定的な表現を避け、相手を尊重した形でフィードバックを行いましょう。否定的な伝え方は相手に防御的な反応を引き起こす可能性がありますが、前向きな言葉を使うことで受け入れやすくなります。
頭ごなしに説教しないことを心がける
身だしなみを注意をする際には、頭ごなしに説教しないことを心がけるべきです。頭ごなしに説教すると、相手は防衛的になり、受け入れにくくなります。また、相手を尊重していないと感じさせ、信頼関係の構築に悪影響を与える可能性があります。
理想的な身だしなみの基準を具体的に示す
理想的な身だしなみの基準を具体的に示すことも意識しましょう。抽象的な指摘では、相手がどう改善すべきかわからず、行動につながりません。具体例を示すことで、何を改善すればよいのかを明確に理解でき取り組みやすくなります。
改善した際にポジティブなフィードバックをする
新入社員が注意を受けた後に改善した場合、ポジティブなフィードバックを行いましょう。改善したことを評価することで、新入社員のモチベーションを高め、継続的な行動変容につながります。
これら5つのポイントを意識して注意して、新入社員の反感を買うことなく、適切な身だしなみになるような変化を促せるようにしましょう。
2)【場面別の例文あり】新入社員への身だしなみの注意の仕方
新入社員への身だしなみの注意の仕方を、具体的な場面ごとに例文を交えてご紹介します。
服装に関する注意 | ・スーツのシワや汚れが目立つ場合 ・身体にあったサイズのスーツを着用していない場合 ・Tシャツやスニーカーなどカジュアルすぎる服装をしている場合 ・ネクタイやスカートの柄や色が派手すぎる装いをしている場合 |
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髪型・髪色に関する注意 | ・寝癖がついたままの髪型で出社している場合 ・髪色が明るすぎる場合 |
メイクや肌の状態に関する注意 | ・メイクが派手すぎる場合 ・ひげの手入れがされていない場合 |
爪の状態に関する注意 | ・爪が伸びている場合 ・ネイルが派手すぎる場合 |
アクセサリーや持ち物に関する注意 | ・アクセサリーをジャラジャラ付けている場合 ・高級ブランド品の物を身につけている場合 |
靴や足元に関する注意 | ・靴が汚れていたり傷んでいる場合 ・フォーマルな場にスニーカーやサンダルを履いてくる場合 |
体臭や香水に関する注意 | ・香水が強すぎる場合 ・タバコの匂いが気になる場合 ・体臭や汗の匂いが気になる場合 |

服装に関する注意
スーツのシワや汚れが目立つ場合
〇〇さん、ちょっと気になったんだけど、スーツにシワがあると、相手に「この人、大丈夫かな?」と思われてしまう場合があるんだ。〇〇さんの提案や仕事の内容は素晴らしいけれど、第一印象で誤解されてしまうともったいないよね。第一印象って、意外とその後の信頼関係に影響を与えることが多いんだ。
だから、スーツのシワを防ぐために、出社前にアイロンをかけたり、クリーニングに出す習慣をつけるといいかも。〇〇さんの良さが、身だしなみ一つでさらに活きると思うよ。どうかな?
身体にあったサイズのスーツを着用していない場合
スーツのことなんだけど、今のスーツが少し大きいように見えるんだ。体に合ったスーツを着ることが、見た目だけじゃなくて、相手に与える印象にも大きく影響するんだよね。
サイズが合ったスーツを着ていると、相手に「しっかりしている」「信頼できそう」という印象を与えやすいんだ。逆に、少し大きすぎると、だらしなく見えたり、自信がないように見えてしまうこともある。
〇〇さんにはこれからもっと重要な案件を任せていきたいと思っているから、スーツのサイズだけでも意識してみることで、印象がぐっと良くなると思うよ。
もちろん、高級なものではなくても大丈夫だから、1着は体型にあったものを用意しておくと、私も重要な商談のときに連れていきやすいから助かるかな。
Tシャツやスニーカーなどカジュアルすぎる服装をしている場合
〇〇さん、ちょっとだけいいかな?今日の服装、職場だと少しカジュアルすぎる印象を持つかな。特に、Tシャツやスニーカーは、どうしてもオフィスではラフに見えちゃうことがあってね。周りの人はきれいめな格好をしているから、余計に浮いてみえてしまうしね。
変な浮き方をしてしまうと、〇〇さんのことを知らない人からすると、異質な子のように感じて、〇〇さんへの目線が厳しくなりやすくなってしまう可能性があるんだよね。そうすると〇〇さんが仕事がやりにくいと思う。
うちの会社は取引先が来ることが多いから、トップスはシャツやブラウス、靴はローファーとか低めのヒールのパンプスみたいな、少しきちんとした感じのものを身につけてほしいと思っているんだ。そういう格好をすることについて思うこととかある?
組織の一員として、はじめましての人が〇〇さんをみてどういう印象を受けるかを考えてみて、職場に合った服装を意識してみてくれると嬉しいな。
ネクタイやスカートの柄や色が派手すぎる装いをしている場合
今日のネクタイすごくおしゃれだけど、今日は先方への大切な取引先との打ち合わせがあるじゃない?そういうときは、もう少し落ち着いた柄や色のほうがいいかな。
視覚の印象は大きいから、ネクタイ1つでと思うかもしれないけど、結構侮れないんだよね。
青や紺の無地やストライプなどシンプルなデザインにすると、どんな場面でも対応しやすいし、相手に良い印象を持ってもらいやすいよ。今日のネクタイはパーティーとかの場面の方があうかもね。
〇〇さんのセンスを活かしつつ、TPOに合わせた服装を意識してもらえたらと思うんだけど、どんな場面で何を身につけたらいいかイメージできる?もし迷うようなものがあったら、質問してもらえたら答えるから!
髪型・髪色に関する注意
寝癖がついたままの髪型で出社している場合
〇〇さん、ちょっと気になったんだけど、寝癖がついていることって気づいている?慌ててると、そういうこともあるよね。
でも髪が寝癖のままだと、周りの人から「あれ?大丈夫かな?」って思われてしまうことがあるかもしれないから、ちょっとだけ気をつけると、もっと印象が良くなると思うよ。
大事なのは、相手にどう見えるかってことなんだよね。髪型を整えるだけで、すごく清潔感が出ると思うんだ。朝サッと髪を整える習慣をつけるだけで、ぐっと印象が変わるよ!
髪色が明るすぎる場合
〇〇さん、ちょっと髪色が少し明るすぎるかな。もちろん、髪色は個性の一部だから、自分らしさを大切にするのはすごくいいことなんだけど、職場での身だしなみとしては、もう少し落ち着いた色にした方が印象が良くなることがあるんだよね。
特に、初めて会うクライアントや上司に与える印象って大切だから、明るすぎる色だと、どうしても「協調性がない人かな?」って思われてしまうこともあるんだ。ネガティブな印象を持たれてしまうと、その後の仕事もどうしても疑ってみるようになってしまいやすいから、〇〇さんの仕事を過小評価されてしまうかもしれないと思うと、私は嫌だなって思って。〇〇さんは仕事を丁寧に行なってくれていることを知っているからね。もう少し少しトーンダウンして、他の社員の人の中にいても悪目立ちしないような色味に変えることをおすすめしたいんだけど、どうかな?
メイクや肌の状態に関する注意
メイクが派手すぎる場合
〇〇さんのメイク、すごく似合っているんだけど、うちの会社の社員としてみると、少し派手に見えてしまう場合があるんだよね。
〇〇さんはそうは思っていないかもしれないけど、職場では、もう少し落ち着いた雰囲気のメイクが普通だよねっていう感覚なんだよね。イメージとしては、ニュースアナウンサーのメイクみたいな、ナチュラルで清潔感のある感じかな。
〇〇さんにとって良いメイクが、組織としてはそうとは捉えらない場合もあるってわかるかな?組織としては信頼感を得ることが大切だから、そこが感じられない場合はこうやって注意させてもらっているんだ。
この会社で働いているときは、〇〇さんはこの会社の一員としてみられてしまうから、そこを意識してもらいたいなと思うんだけど、理解してもらえる?
リップの色を少し抑えたり、アイメイクをナチュラルな色味にするだけでも大きく印象が変わると思うから、ぜひ試してみてほしいな。
ひげの手入れがされていない場合
〇〇さん、ひげが伸びたままだと、どうしても清潔感が少し足りない印象を与えてしまうことがあるんだよね。特にお客様や社内の人と接するときは、身だしなみが与える第一印象がすごく大事で、それがその後の信頼感にも影響してくるんだ。
〇〇さん自身はひげが似合っているし、個性として素敵だと思うんだけど、職場では清潔感が大切だから、ひげの手入れをしっかりすることを意識してもらえると助かるよ。どうかな?
爪の状態に関する注意
爪が伸びている場合
〇〇さん、ちょっと気になったことがあるんだけど、話してもいいかな?爪のことなんだけどね、少し伸びていると、お客様に『清潔感が足りないのかな?』って思われてしまうことがあるんだ。特にうちみたいな飲食店だと、爪がきれいに整っているかどうかはすごく大切で、衛生面でも信頼につながる部分だからね。
〇〇さんはとても丁寧に接客してくれるし、仕事もしっかりやってくれているけど、爪の状態ひとつでその印象が変わっちゃうのはもったいないなって思うんだ。
だから、指先から爪が出ないくらいにカットして、清潔感を保ってほしいと思っているんだ。
ネイルが派手すぎる場合
〇〇さんのネイル、すごくおしゃれで素敵だと思うんだけど、仕事の場だと少し華やかすぎるって感じる人もいるかもしれないんだ。特にビジネスの場では、派手すぎるネイルが相手に不信感を与えてしまうこともあるんだよね。
身だしなみって、自分が心地よいだけじゃなくて、相手にどう見られるかを意識することが大切なんだ。〇〇さんが努力している部分が、そういう印象のせいで伝わらなくなっちゃうのはもったいないなって思う。
ネイルでも例えば、クリアやベージュ系で装飾のないシンプルなデザインとかだと、そこまで不信感にはつながらないと思うよ。
もちろん、個性を大切にしたい気持ちもあると思うし、そこを否定するつもりは全くないよ。ただ、ビジネスの場で求められる“相手を意識した身だしなみ”っていう観点を、ちょっとだけ考えてみてほしいな。どう思う?
アクセサリーや持ち物に関する注意
アクセサリーをジャラジャラ付けている場合
〇〇さん、ちょっといいかな?アクセサリーのことで気になったことがあってお話ししたいんだ。今の職場は、公的機関の職員として仕事をしているよね。だから、身だしなみの清潔感や落ち着いた印象は、私たちが信頼を得る上でとても大切なんだ。
アクセサリーをたくさん付けていると、華やかさはあるけど、人によっては少しカジュアルに見られてしまうことがあるかもしれない。〇〇さん自身の誠実さや能力はしっかり伝わっているけど、第一印象で損をしないためにも、アクセサリーをもう少し控えめにするのがいいかなと思っているんだ。
例えば、シンプルなピアスや控えめな腕時計くらいにすると、全体として落ち着きがあって、お相手も安心感や信頼感を持って話をしてくれると思うよ。
高級ブランド品の物を身につけている場合
〇〇さんが身につけているアイテムに問題があるわけではないんだけど、ブランド品が強調されすぎてしまっている気がするんだよね。今週営業に行ったクライアントの方が、〇〇さんの持ち物を見てたことに気づいた?人によっては、高級品に嫌味を感じて、〇〇さんに対してもネガティヴな印象を持たれてしまうこともあるんだよね。第二営業部の△△さんも、そういうことがあったみたい。
理想的には、営業職では、お客様に対して過度に目立つものを避け、信頼感を与えるような控えめな身だしなみが求められることが多いんだ。営業の場で良い印象を与えるために、少しアイテムを控えめでシンプルにしてみると、もっとお客様との信頼関係を築きやすくなると思うよ。どうかな?
靴や足元に関する注意
靴が汚れていたり傷んでいる場合
〇〇さん、少し気になった点があって話してもいいかな?実は、靴が少し汚れていたり傷んでいるのを見かけたんだ。靴って、意外と大切な部分なんだよね。身だしなみ全体に関わることで、第一印象を大きく左右するから、清潔感がある靴を履いていると、周りにも「しっかりしているな」と思われやすいんだ。
もちろん、〇〇さん自身がしっかり仕事をしているのはわかっているし、忙しい中で気づきにくい部分かもしれないけど、靴の手入れや状態にも少し気を使うだけで、より良い印象を与えることができるんだよね。
理想的には、靴がきれいで傷んでいない状態を保つことが望ましいかな。もし靴が汚れている場合は、出社前にサッと拭く、傷んでいる靴は修理をする、といった簡単な手入れをするだけでかなり印象が変わるよ。靴に気をつけることで、他の身だしなみもより引き立つし、〇〇さんの信頼感も増すと思うよ。
どうかな、ちょっと意識してみてくれると嬉しいな。
フォーマルな場にスニーカーやサンダルを履いてくる場合
〇〇さん、実はフォーマルな場でスニーカーやサンダルを履いてきているのが気になったんだ。身だしなみって、仕事に対する姿勢や自分の印象に大きく影響するから、かなり重要なんだよね。
もちろん、〇〇さんが仕事をきちんとやっているのはよくわかっているし、気づきにくい点かもしれないけど、足元にも少し気を使うだけで、全体的にきちんとした印象を与えることができるし、〇〇さんの信頼感にも繋がるんだよね。特にフォーマルな場では、ビジネスシューズやローファーを履くことが基本的には求められるんだ。
良い印象を持ってもらえるように、少し意識してみてくれると嬉しいな。
体臭や香水に関する注意
香水が強すぎる場合
〇〇さん、ちょっとお話ししたいことがあるんだけど、香水の香りが少し強すぎると感じることがあるんだ。香りが強すぎると一緒に働く人が不快に感じることもあるんだよね。
特に私は香りに敏感な方で、香水のような強い香りは特に気持ちが悪くなってしまうこともあるんだ。
香りに敏感な人もいるということを知ってもらって、その点を意識して、適度な量でつけてもらえると嬉しいかな。
タバコの匂いが気になる場合
〇〇さんがタバコを吸うこと自体を否定するつもりはないんだけど、タバコの匂いが気になることがあるんだ。人のよっては、タバコの匂いで気分が悪くなってしまう人もいて、クライアントがたまたまそういう人だったら、たぶん〇〇さんと仕事をしたいとは思わないと思うんだよね。
今も気をつけてくれているのかもしれないけど、タバコを吸った後は、なるべく匂いを取るためのことをしてもらえるといいかな。私は吸わない方なので具体的なやり方はよくわからないんだけど、口や手を洗ったり、消臭スプレーをしたりするとか。あ、△△さんもタバコを吸ってるけど、タバコの匂いが気になったことがないから、工夫していることとか話を聞いてみるといいかも。
〇〇さんの意識によって、周りの人にももっと快適に過ごしてもらえるようになると思うから、△△さんからアドバスをもらって、意識してみてくれると嬉しいな。
体臭や汗の匂いが気になる場合
〇〇さん、ちょっとセンシティブなことなんだけど、最近気温が暑すぎる影響とかで、少しだけ汗の匂いが気になる場面があったんだよね。もちろん、汗をかくのは自然なことだし、私も自分で汗臭いなって思うこともあるから気にしすぎることはないんだけどね。周囲との快適な空間作りにもつながるので、汗をかいたときは「匂い大丈夫かな?」って少し自分で確認するクセをつけるといいかもしれないな。
自分が気づかないうちに相手から避けられてしまうのは辛いしね。
私は日中に汗をかいたとき、こまめに汗を拭いたり、デオドラント、汗拭きシートとかを使っているよ。よかったら参考にしてみてね。
具体的な場面ごとに応じた注意の仕方を紹介しました。注意をする際は、頭ごなしに否定するのではなく、「相手のため」「信頼を得るため」といったポジティブな理由を添えることで、受け入れやすくなります。
3)配属前に新入社員の身だしなみ意識を高める方法
配属前に身だしなみについて適切な指導を行うことで、その後に注意する機会が減り、育成の負担を軽減できます。身だしなみへの意識を高めるために、入社時の研修で取り入れることをおすすめする取り組みは次の通りです。
・身だしなみを整える意味を考える機会を作る
・自分にとって快いと相手にとって快いの違いを知る機会を作る
・身だしなみで意識するポイントを伝える
・自社が大切にしている身だしなみのポイントを伝える
これらの取り組みを通じて、新入社員が身だしなみに対する意識を高め、その後の自分で改善していける力を養うことができます。
身だしなみを整える意味を考える機会を作る
身だしなみを整える意味を考える機会を作り、身だしなみの必要性をしっかりと理解してもらうことが非常に重要です。納得感がないままだと、自ら進んで身だしなみを整えようとせず、上司や先輩から注意され続ける受け身の状態に陥りがちです。
そうならないためにもアーティエンスのビジネスマナー研修では、ワールド・カフェを取り入れています。ワールド・カフェは、カフェのようなリラックスした雰囲気の中で少人数に分かれたグループで自由に対話を行うことで、深い気づきを促します。
ビジネスマナー研修では、次の3つの問いについて、対話をしてもらっています。
問い
・round1 社会人にとって、組織人にとって、素晴らしいマナーとは何だろう?
・round2 素晴らしいマナーを身につけながらも、自分らしさを大切にするにはどうしたらいいのだろう?
・round3 素晴らしいマナーができ、自分らしさを大切にすると、私たちにどのような影響が起きるだろう?
これらの問いについて対話を進めることで、新入社員は、身だしなみのルールやマナーを単なる義務として捉えるのではなく、その意図や価値を自ら理解していきます。
この納得感は意識の変容を生み出し、研修後の現場でも「やらされている」から「自分で実践する」という姿勢へと変化します。
自発的な気づきを促す場を設けることで、新入社員が身だしなみのルールやマナーの意図やメリットを深く理解し、注意をしなくても身だしなみを整える行動を主体的に行うようになります。
自分にとっての快いと相手にとっての快いの違いを知る機会を作る
「自分にとって快い」と「相手にとって快い」の違いを知る機会を作ることが必要です。
社会人としてふさわしくない身だしなみをしている人は、自分らしさや快適さを求めていることが多く、ビジネスパートナーである相手からどう見られているかを考えられていません。
そのため、アーティエンスのビジネスマナー研修では、社会人の身だしなみとはどのようなものかをグループで対話してもらう時間を設けています。対話では次のような意見が出てきます。
ワーク時の受講者コメント
「視覚情報の印象は強いから身だしなみを気を付けるのはすごく重要だよね。」
「自分の仕事に支障がないような身だしなみにしないとね。」
「自分の軸は持ちながらも、周囲との調和も必要なのかなと思う。」
こうした気づきがあると、自然と自分だけでなく周囲からの目も意識して身だしなみを整えようという気持ちになります。
相手から見たときの「自分の立場」をしっかり認識し、相手を不快にさせないことを意識してもらうことが大切です。
なお、相手を不快にさせないためには、自分らしさを全て無くさないといけないと思っている方もいますが、必ずしもそうとは言えません。むしろ、自分らしさを保ちながらも、周囲との調和を図ることができれば、より魅力的な社会人として評価されるようになります。
例えば、好きな色やデザインを取り入れる際も、フォーマルな場に合うネクタイや靴下を選ぶことで個性を表現できます。また、スーツの裏地に好みの色を使うなど、目立ちすぎずに自分らしさを楽しむ工夫も可能です。
身だしなみを整えることは「自分を抑える」ことではなく、「相手を思いやりながら、自分を表現する」スキルとも言えます。
「自分らしさ」と「社会人としての適切さ」をバランスよく意識することで、信頼される社会人への第一歩を踏み出すことができます。
身だしなみで意識するポイントを伝える
身だしなみで意識するポイントを端的でわかりやすく伝えるようにしましょう。身だしなみに関する細かい確認事項を覚えるのが大変と負担に感じることがあるためです。
そのため、細かい確認事項の背景にある大切にすべき軸を3つ程度に絞り、新入社員に意識してもらいやすくします。
例えば、アーティエンスのビジネスマナー研修では、身だしなみで意識してほしいこととして次の3つのポイントを伝えています。
身だしなみで意識してほしいこと
・清潔感:相手を不快にさせない
・協調性:職場やお客様に合わせる
・機能性:仕事をする上で、業務をスムーズに行える
このように3つに絞ることで、新入社員は覚えやすく、意識しやすくなります。
また、仕事をしていると、研修で学んでいないような場面に出くわすこともありますが、これらの3つのポイントを意識することで、相手に不快感を与えないような言動を取れるようになります。
企業によって重視すべきポイントは異なるため、どのポイントを特に重視するのか、その理由を新入社員に伝えるようにしましょう。
自社が大切にしている身だしなみのポイントを伝える
新入社員の身だしなみ意識を高めるために、自社が大切にしているポイントを伝えておくことも大切です。自社の基準を共有しないと、新入社員が自己流の解釈で行動し、職場全体の統一感を欠いてしまう可能性があります。
例えば、アーティエンスのビジネスマナー研修の公開講座では、一般的な企業の基準として下記のリストを用意しています。
このリストには、清潔感や調和、仕事に適した服装の具体例が記載されており、新入社員が身だしなみを整える際に意識すべきポイントをわかりやすく示しています。
こうした具体的なリストを用意しておくと、新入社員に「どのような点に気をつければよいか」が明確に伝わります。その結果、自らポイントを意識して身だしなみを整えるようになり、指導の手間を軽減できます。
このような4つの取り組みを入社してすぐの新入社員研修で行うことで、現場での身だしなみに関するトラブルを予防し、スムーズな職場環境づくりにつなげることができます。

入社時に身だしなみの重要性を伝えることは非常に大切です。身だしなみは新入社員の印象を大きく左右するためです。現場や取引先からの印象を悪くしないためにも、配属前にしっかりと伝えておきましょう。
4)まとめ〜新入社員の身だしなみの意識から整えるアーティエンスの新入社員研修〜
本コラムでは、新入社員が身だしなみの重要性を納得し、自ら改善できるようになる「注意の仕方」を、具体例とともにご紹介しました。
新入社員へ身だしなみを注意する際のポイントとして、以下の5つは意識しましょう。
・身だしなみが大切な理由を伝えてから注意をする
・相手を否定せずにフィードバックする
・頭ごなしに説教しないことを心がける
・理想的な身だしなみの基準を具体的に示す
・改善した際にポジティブなフィードバックをする
これらのポイントを意識することで、良好な関係性を維持しながら、組織として求める状態を新入社員に伝えやすくなります。
ただ、身だしなみの注意は、相手の個性や価値観を否定するリスクがあるため、慎重な対応が求められます。だからこそ、入社時の研修で「身だしなみの重要性」をしっかり理解してもらうことが効果的です。
アーティエンスのビジネスマナー研修では、新入社員が自ら身だしなみを整えられるような状態を目指した研修を実施しています。詳細を知りたい方は、お気軽にお問い合わせください。
新入社員が社会人として信頼を得られる身だしなみを整えられるよう、効果的なアプローチを実践していきましょう。
各場面ごとの例文が続きます。必要な項目のみご覧ください。