企業 プロフィール |
株式会社エンファクトリー様 弁護士や税理士から恋愛のカウンセラー、防災のプロまで幅広い専門家を探せて、 実際に相談することもできるマッチングプラットフォーム「専門家ProFile」、 つくり手がこだわりぬいてつくり上げたアイテム、「その道のプロ」が目利きした商品を 販売するオンラインショッピングサイト「STYLE STORE」など ユニークな自社サービスを運営している。 専門家、つくり手、フリーランサーやパラレルワーカーを含めた“ローカルプレナー”の支援を行うため これからの働き方や考え方、もの、ひと、ことをあわせ、つなぎ、新しいビジネスを生み出している。 また、社員に対しては、「専業禁止!!」という人材ポリシーを掲げ、副業に取り組むことを通じて、 プロフェッショナルな人材の育成を目指している。 |
---|---|
課題 | 社会人としての基礎、ベースをしっかりと学んで欲しい |
実施内容 | 2016年度より新入社員研修をリピート |
効果 | 新入社員のモチベーションアップのみならず、現場全体の刺激となった |
研修の中で「テレアポをひたすらやる」とか「数が大事だ」とか、そのような研修ではなくてロジカルシンキングだったり、ドキュメンテーションの見せ方だったり「考える / 考えさせる」研修だったことが良かったです。
この時期にしか学べないものってあるじゃないですか。半年経っちゃうと聞けないような名刺の交換の仕方やメールの書き方はもちろん、社会人としての基礎、ベースをしっかり学んでほしいなと思っていました。
実務に入れば周りの先輩たちも教えて下さると思いますが、研修会社の先生でしか教えられないこと、ロジカルシンキングでいえば、マトリックスとかピラミッド構造とか、専門的なことを体系的に教えていただけることもいいなと思っていました。
振り返るタイミングって仕事の中でなかなかないので、毎月振り返りシートを書いて「自分がどう変わったか。どこができていないのか。何を求められるようになったのか」ということを研修の中で振り返るということが良かったと思います。
私自身、新卒二人の振り返りシートを見て、二人が変わってきていること、成長していることを感じられました。
この研修がなかったら不安に思うこともあると思うんですよね。 社会人一年目で、こういう研修があったとなかったでは、ずっとその後のキャリアが違ってくるというか… この研修を「受けることができた」ということが一つの成果、新入社員の自信にもつながるでしょうし、受けることによってベースもできているだろうと思います。
――(スタッフ)以前、花崎様が振り返りシートを社内で共有される際に、そのまま送っても読んでもらえないことが多くて、感想やコメントを一言でも添えて送られると読んでくれるようになった、とお話を伺いました。いかに研修に関心をもってらうか、工夫されているのだろうなと感じていました。
そうですね。今回の研修で一番良かったことの一つとして「周りのメンバーが刺激を受けていた」ということがあります。 研修が終わった後にせっかくご報告いただけるので、その内容を社内やメンターに共有していきました。 振り返りシートなどを読んで、新入社員たちが「こういうふうに考えていたんだ」っていうことを新入社員の隣にいる社員でさえ気がついていないことが分かったり、以前新入社員に実施して頂いたアンケートに「もっとチャレンジをしたい」という項目があったのですが、新入社員二人がそこにチェックをつけていて、アンケートを読んだみんなが感動したりしたことがありました。
社長から「これをちゃんと活かしていってあげないとだめだぞ!」「せっかく二人がこのように思っているのに、ちゃんとチャレンジをさせているのか?」って、気が引き締まる喝が入って、そのことは私のモチベーションになりました。
ただ二人が研修を受けているだけでなくて、現場に展開してみんなの刺激になった ということ、さらに社内が「二人を伸ばしていこう」という雰囲気にもなったということがとても良かったと思っています。 自分から「チャレンジしたい」とはわざわざ言わないじゃないですか。けれど、アンケートや振り返りシートを見ると本人たちの想い、本音が見えて良かったです。 会社が考えていることと新入社員や他のメンバーが考えていることにどうしても乖離があることもあって、そこを埋めていける懸け橋のようになれたらと思っています。
辻さん:新入社員研修と聞いて、名刺交換や電話の対応の仕方など社会人としてのマナーを座学中心で学んでいくイメージがはじめにあったのですが、自分で考えたり、グループで考える様な、思考を鍛える研修が多かったことが意外でした。
※新入社員研修受講中の辻さん、中村さんのご様子
(アーティエンスの新入社員研修は8割がグループワーク。ワークを通してとことん考えます)
辻さん:研修を受けて社会人としての基礎を学んだことで、コミュニケーションやビジネスの考え方は「こうすれば大丈夫」だと知ることができて、そんなに難しく考えなくても大丈夫なんだって思えたことが良かったです。その上で自分の目標とするところが見えたので、気持ちも楽になりました。少なくとも社会人として「何をしていいのかわかんないという状態はなくなった」と思っています。
9月に受けた研修の中で改めて自分の強みとか苦手としているところを振り返れたことは、(会社で実務が始まったらなかなか振り返ることできないので)大きかったです。
自分の好きなことや得意なことをちゃんと把握することで仕事のモチベーションに繋がりました。「自分はこういうことが好きで、この会社に入って仕事をしているんだ」ということを再確認できたことは今でも残っています。
辻さん:同じ同期の人たちからフィードバック頂くことが毎回の研修の中で多かったです。
この研修がなくても、社内の上司や先輩たちから同じような観点からフィードバックを言って頂けることはあると思うのですけど、やっぱり年齢も立場も上の人からなので「怒られた」みたいな感じになって、変に落ち込んじゃいそうってことがあったので、自分たちと同じ年代というか、同じスタートラインに立っている人たちにフィードバックしてもらったのは大きかったです。フィードバックには「一緒に頑張ろうっていうようなニュアンス」もあったし。上司の人にフィードバックされるよりは気楽、と言ったら悪いですけど(笑)
中村さん:私たちは同期がこの二人のみなので、他の会社さんの同期との交流の機会の場としてもアーティエンスさんの研修はありがたかったです。自分たち以外の会社の新卒が今どんなことをしていて、今どういうこと考えていて、というようなことをお互いに共有して、目標に向かって頑張るっていうのが自分のモチベーションにもなったのかなって思います。
――(スタッフ)今でもありますか? 他の同期からラインとか…
中村さん:あ、たまに来ます(笑) 飲み行こうって…
辻さん:え、全然来ないよ(笑)
中村さん:研修では毎回振り返りシートを書くじゃないですか。「今会社から期待されていること」なんてなかなか自分一人じゃ考えないことで、あまり普段意識することではなかったので、振り返りシートを使って毎月ちゃんと振り返ることができたことにより、今後自分がどうしていくのか課題が見えて来たりもしたので、良かったかなと思います。
――(スタッフ)中村さんの9月の振り返りシートにある「今のあなたにとって仕事のやりがいやモチベーションになっていること」は「営業の数字をのばすこと」でした。一人での営業にも慣れてきてとても頼もしいなと感じました。
中村さん:営業に行ってサービスに登録してもらえると純粋に嬉しいし、数字で結果がわかるから結構やる気になるというか、頑張った分だけ結果になるからモチベーションになっています。
――(スタッフ)辻さんは一貫して「今モチベーションとなっていること」が「新しいことができるようになる」ことだったり「新しいことへ挑戦できる」ことですね。このモチベーションはどこからきているのでしょう?
辻さん:今いろんなことをしていて器用貧乏みたいな感じになっちゃっているので、今後それぞれをちゃんと身につけてそれぞれができるようになりたいなって思っています。もちろん今後も新しいこともっとやっていきたいなって思います。
もともとの性格もあるのかなと思っています。一つのことしかできないことがいやだっていう気持ちがとても強かったので、この会社に入ったというのもあります。振り返りシートへ毎月書いた自身のモチベーションは、私の働くこと・活動することの根底にあるんじゃないかって思います。