アーティエンス株式会社 ARTIENCE

導入事例

「私たちは何を目指すべきか?」認識を言語化する・伝える
株式会社サイバーエージェント アドテクスタジオ様

任意の名前

概要

企業
プロフィール
1998年設立。 「21世紀を代表する会社を創る」というビジョンを掲げ、Amebaをはじめとするインターネットメディア事業、インターネット広告事業、ゲーム事業を中心に、インターネット領域のクリエイティブ産業において絶え間ない成長・推進を遂げている。
課題 「エンジニアだからこその新しい何かを生み出し、捉えていきたい」と望んでいたが、「具体的にはどのような状態を目指すのか」という共通したイメージが持てなかった。
実施内容 サイバーエージェントグループのアドテクノロジー分野におけるサービス開発を行うエンジニアの横断組織、アドテクスタジオのリーダークラススタッフに対して【組織成長を促進するためのワークショップ】を提供。
効果 「言語化の重要性」という共通した認識を持つようになり、よりオープンに意見を述べやすい会社風土へと変化した。

担当者様の声

サービス導入で実現したかったこと

社内で「エンジニア(特にリーダー層)がもっと製品開発や戦略に関わるようにしていきたい」「エンジニアだからこその新しい何かを生み出し、捉えていきたい」という意思があったのですが、「『新しい何か』や『捉える』とは具体的にどういうことだろう?」という議論の答えが見えずに、具体的な方法やゴールが上手く見出せていない状況でした。
 「リーダー研修」のような通常の研修やワークでは得られない、曖昧な「何か」を明確にするヒントのようなものを得たいと考えまして、この度アーティエンスさんにご相談をいたしました。

アーティエンスを選んだ理由

いくつかの研修会社にお声がけをいたしたのですが、アーティエンスさんが一番相談に乗ってくれましたね。「こういうものがやりたい」と私たちが思っていた内容にマッチした研修を行っていただきました。
 他の研修会社では提案内容のカリキュラムが既に決まったものであったり、こちらから「こういうことがしたい」と提案すると「考えます」と言ったきり返答がなかったりして。(笑)きっとマッチしなかったんでしょうね。

サービス導入の感想

浅岡さん
特に良かったのは、「入ってきてもらえた」ということですね。
今回の課題の性質上、私たちの組織の現状であったり今後の方針への理解が不可欠であったのですが、その際にアーティエンスさんが当事者に近い形で私たちの中に参加してくださったので、我々も遠慮することなく意見を伝えることができました。
議論のパートにおきましては私たちの持っていない手法を提供していただきまして、これまで自分たちでは出来なかった議論や雰囲気づくりが行えました。アーティエンスさんにお願いして良かったです。

三浦さん
第三者の視点があることの重要性は感じましたね。第三者としての視点を持つ人がいて、その人に説明をしなければならない。その過程を通して未だ言語化されていない意識や思い込みに気がつくことが出来ました。
また、アーティエンスさんが「議論をして・記録をとり・振り返る」という流れを作ってくださって。そのことによりアーティエンスさんがファシリテーターとして「全体を回してくれる」という安心感を持ちました。

田中さん
私は「議論とゴールのバランス」について考えさせられました。
最初は議論が長くなってくると「時間が押しているけれど大丈夫かな……」と不安になり、集中できなくなったり発言が控えめになったりとしました。始めのうちは「(私たちは)会議にかける時間が長いのではないか……」と思っていたのですが、アーティエンスさんの研修では、僕たちがこれまで出来ていなかった議論であったりそれに掛かる時間も私たちに合わせて最後まで待っていてくださりました。
その結果、今回の研修では議論にもその先のゴールにも、妥協せずに皆で考えることが出来たと思っています。アーティエンスさんは、私たちが一つの方向にだけ行かないようにファシリテーションしてくださりました。

 

受講者様の声

研修を受ける前の状態

任意の名前
※研修時の風景#1

「広い視野を持とう」という意識はあったのですが、正直目の前の仕事に一杯一杯で全体が見れていませんでしたね。どうしても細かいところに目が行ってしまって、小さなところで最適化しようとしているというか、直近のプロダクトから意識が離れられずにその先の全体にまで意識が向いていませんでした。

研修中の感想

任意の名前
※研修時の風景#2

三浦さん
全体で2日間、期間で言うと2ヶ月弱くらい…ですかね。期間が空いたので、定期的に振り返えられたらもっと有意義になったな、と思います。

浅岡さん
確かに期間は空いたけれども、私はその期間研修について考える時間も多かったです。
「組織で何をするべきなのか」ということなど、今まで日々の業務に追われて見失いがちだったことに向き合えて、組織の中で中核を担っていけるような意識も持てるようになってきて……研修以外でも、皆で話し合える時間を何度か持てたことが良かったですね。
あと研修の中で「ポジションチェンジ・ダイアログ」というワークを行って、それは私たちが上司の立場になって意見を話し合うという内容だったのですけれど、その際に「自分は自分が思っていた以上に上司が考えていることを理解していない」ということに気が付きました。
その気づきは今も忘れることなく意識しています。そこが分かっていないと、どんどんブレていって私だけでなくチーム全体の意識もブレていくと思うので。

田中さん
意外とみんな働き方や考え方が違うな、と分かりました。プロダクトごとで全然見えている世界が違うなって。ワークの話し合いは最初、「サクサクと進むな」と思っていたのだけれど、やっていくうちに「結構みんな個性があるな。めんどくさいな」と思ったり(笑)
でもそこまで話すのは初めてで、話せて良かった。それからチームの話し合いもこれまでと比べて感触が違うようになった。
それと感じたことは、「勝手に分かっているつもり」でいると痛い思いをするということ。そこに気がついてから、いつでも「みんな違う認識で動いているかもしれない」と思うようになり、ピリッとした緊張感も持てましたね。
 
二回目の研修が終わって「人」と「プロダクト」いう概念が皆の中でマージされた辺りから皆の意識が同じところに寄ってきて−−–こうやって近づいていくんだな、って感じました。

研修後の状況

現時点では「すごく大きな変化」はないかもしれないけれど、「話し合いをまとめようとする意識」は高まったように感じますね。
皆が以前よりやかましくなったというか(笑)どんな時でも遠慮しなくなりました。意識が変わったんでしょうね。何かをするとき、「変えていくんだ」という気持ちが根底にあって。変な協調性は無くなりましたね。
今の方が良いと思います。「これを言ったら良いか悪いかどっちだろう」という気を回す手間を持たずに「とりあえず、意見を投げてみよう。あんまりプラスにならなくても投げてみよう」という風土になりました。オープンというか、より健全な状態に近づきましたね。