GROWモデル

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GROWモデルとは、コーチングなどで使われる有用な問題解決の思考方法です。
コーチングを行う時、または問題を解決しようとする時に、適切な順序で確認・行動を起こす為のフレームワークとなります。
GROWとは、以下の行動の頭文字を取ったものです。
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G : Goal 目標
R : Reality 現実、現状
O : Options 選択肢、代替戦略案、行動案
W : Will 意志(どうしたいか)
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ひとつ例を出してみましょう。
遅刻が多く、かつ改善の意思の弱い社員に対してGROWモデルを使って指導するとします。
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G : Goal 「勤怠の改善について、一緒に考えませんか?」
R : Reality 「遅刻が多いのは、現状の何が要因となっているのでしょうか」
O : Options 「要因を解消するとしたら、どんなやり方がありますか?」
W : Will 「良いやり方が見つかりましたね。明日から実践してみませんか」
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(若干甘やかし感のある指導に見受けられますが、あくまで例ということでご容赦ください)
このように、GROW(Goal-Reality-Options-Will)の順番に思考・またはコミュニケーションを重ねて策定していきます。
但し、トップダウンでGROWを並べられても人はなかなか動かないものです。
関係者が納得して、自分の意志「Will」を持って動けるように、合意を持ちながらプロセスを進めていくのが良いとされます。
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