2021/12/24作成ー
本内容は、12月9日開催のセミナー「コロナ禍はチャンス!新入社員が成長し続ける育成とフォローのポイントとは?」のセミナーレポートです。 今回、保険業界・IT業界・食品メーカーの人事責任者・担当者の方、7名にご参加いただきました。
※当社、セミナースライドより抜粋
コロナ禍での新入社員育成により、人事の方から「新入社員が自律しない」「パフォーマンスが上がらない」「研修効果が持続しない」などの成長・成果についてのお悩みや、「新人の状況が見えないから、悩んでいることも困っていることも分からず、フォローできない」などフォローの難しさについて悩まれている話をよくお聞きます。
本セミナーでは新入社員が成長するための企画作りから、企画コンセプトを落とし込んだ研修内容、そして研修後のフォローについて、事例を交えてご紹介します。
〇時代にあわせた新入社員育成の企画方法とは ー企画の際に気を付けるべきポイント ー新入社員育成の全体スケジュール設定方法 〇withコロナに対応できる新入社員研修とは ーwithコロナでの研修内容の変更ポイント ーオンライン化で注意するポイント 〇研修効果を継続させるための新入社員へのフォローとは ー学びを継続化させるために抑えたいポイント ー新入社員が成長し続けるための仕組みづくり 〇withコロナにあわせた新入社員育成で、現場が変わった事例の紹介 〇アーティエンスからのご案内
・2022年度新入社員の傾向とwithコロナに対応できる研修企画のポイントが分かる
・新入社員の成長を促す研修内容と、フォロー施策とその効果を知れる
・企画~フォローまで実施し新入社員の成長を実感している事例を知れる
ここで、withコロナにあわせた新入社員育成で、現場が変わった企業様の事例をご紹介いたします。前回は、大手メーカーグループ会社様の事例をお伝えしましたが、今回は、中堅化粧品メーカー様の事例をご紹介いたします。
※当社、セミナースライドより抜粋
※受動的主体性とは・・・決められた枠組みの中では主体的な活動をするが、枠組みを超えた活動はほぼしないことを指します。
上記の課題を踏まえ、下記コンセプトで改善策を考えていきました。
この企業様には、2021年4月~新入社員対象のパルスサーベイGrowthをご導入いただいており、今回は下記設問から読み取れる回答に対して、どのように人事の方がアプローチをしていったのかに注目していきます。
こちらの設問に対しては、2021年4月の時点で、全体平均数値より0.2ポイント低いという結果が見られました。考えられる背景としては、4月~5月は研修期間のため、自身がどんな期待をされているのかをまだ掴めていない状況であることが挙げられます。その一方で、仕事の目的や期待は新入社員自らで取りに来てほしいという人事の伝え方が弱くなっていた可能性が見えてきました。
これらを踏まえて、現場で取り組まれたことは、下記2点あります。
・配属時に、サーベイ結果のレポートを現場の育成担当者に共有すること
育成側でも新入社員への期待をポジティブに伝える意義を醸成していった。
上記の取り組みによって、「Q4:仕事において何を期待されているのかを知っている」のスコア上昇だけではなく、業務の目的のための報連相が増加したという変化が見られたそうです。
※パルスサーベイGrowthとは、若手・新入社員の状態を把握するツールの一つです。社員の方に月に1回、簡単な質問に答えて頂き、その数値やフリーコメントを見て課題を見つけタイムリーにフォローやフィードバックを実施します。
また、その結果を持ち寄って人事・育成担当の皆様が企業を超えて対話し、情報交換できる ‘学びの場’としてGrowth Meetingを月1回開催しています。
Growth結果や自社の課題、育成面の施策を共有・対話することで、新たな視点を持ち、貴社内の具体的な取り組みに繋げていただければ、とても嬉しく思います。弊社からもテーマに関連した人材育成に関するトレンド・ノウハウ等をご案内しています。
Growth・Growth Meetingについて、ご興味をお持ちの方は、下記より詳細をご覧ください。 次回開催予定:2022年1月18日(金) 13:00~14:30
【育成施策共有会(Growth Meeting)】若手・新入社員が自身の意見を言える環境を創っていくには?
当社は、「多様性」を大切にしたいと思っています。 当社のマナー研修では、一般的な情報として男性や女性の服装についての話をしますが、 区別をするのではなく、「多様性」を大切にしましょうということを伝えています。研修テキストなどにおいても、男性上司のイラストだけではなく、女性上司も登場しています。
「多様性」を大切に扱う理由としては、下記2点あるといわれています。
・多くの方が生きやすく働きやすくするため。
・違うもの同士が建設的なぶつかり方をすることでイノベーションを生むため。
※組織というコミュニティの中でのルールを守る必要があるという前提も伝えていきます。
日報や週報は、経営者への報告(レポート)にもなりますので、丁寧に扱う必要があります。
定点観測をすることや、時系列で並べることで、変化を見ることができます。 また日報を、新入社員や若手に書かせて終わりにするのではなく、上司やトレーナーから返信をすることでフィードバックを行うとよいでしょう。
参考として、当社での日報の取り組みとしては、管理職を含めた全員にメールで送り、お互いの業務量や状態を把握し、フォローし合うことを大切にしています。
可能であれば、OJTトレーナーのアサイン・育成を企画し、OJTトレーナー研修や新入社員・OJTトレーナー合同研修を実施することを推奨いたします。
下記コラムに詳細を書いておりますので、参考にしてくださいませ。
テレワークで高まる育成担当者(上司・トレーナー)の重要性。人事は何をすべき?
テレワークによる環境変化、OJTの役割はどう変わる?
ただ、研修の予算がない、現場の方の時間を取ることが難しいなどで実施が難しい場合には、新入社員研修で何を実施したのかということは、現場の方や上司・トレーナーの方に伝えていくことが重要です。その際は、研修内容についての説明会を設け、共有すると良いでしょう。
・来年の新入社員研修に向けての開催方法や現場への巻き込み方の参考にさせていただきたかったからです。
・次年度の新入社員研修を検討するにあたり、具体的に内容を考えたかったからです。
・オンボーディング施策の実施を検討している段階のため、情報収集目的で参加
・新入社員研修コンテンツ作成のための情報収集
・成長実感を持ってもらうコンテンツが少なかったので、そこのプローチ量を増やしていく ・一方的な情報発信ではなく、新入社員にも考える機会を与える相互コミュニケーションがよさそうだと感じた。
・現場の社員への協力や、営業部側の上層部の理解を連携とりながらやっていく必要があると感じました。
・取り組む仕事への意味づけを自分でできるようになることが課題だと感じます。今の業務が自身の今後のキャリア・成長にどのようにつながるのか、会社側からのフォローに頼るだけでなく自分自身で見つけられるようになってほしいと思っています。
・聞く事が中心の研修から研修内での自発的で参加型なワークを取り入れた研修と先輩社員も参加できるプログラムを取り入れて、人事と現場双方向で意見交換しながら新入社員に自信を持たせる事が大切だと感じました。
新入社員育成の企画内でご案内した、日報・週報、1on1、面談、パルスサーベイの具体的な実行方法や、withコロナで特に注意するポイントについて、より具体的な方法を知りたい方は、下記からダウンロードをお願いいたします。
■開催日時:1月12日(水) 13:30-15:00
公開講座を上手に活用して、新入社員の自律促進とエンゲージメントを高める方法とは?【オンライン/無料/参加特典あり】~3つの事例(26名・5名・1名採用)から学ぶ公開講座だからできること~
■開催日時:1月18日(火) 13:00~14:30
【育成施策共有会(Growth Meeting)】新入社員が自身の意見を言える環境を創っていくには?
お申込み・詳細については、下記リンクよりご確認ください。