HOMEコラム・レポート > 内定者の8割は不安を抱えている!?コロナ禍における内定者フォローとは?

内定者の8割は不安を抱えている!?コロナ禍における内定者フォローとは?

  • 新入社員向け

内定式における新入社員が不安な様子

2022年度新入社員の内定式やフォローの準備で忙しくなる時期になりました。来年度の新入社員が早い段階で定着し、活躍してくれる人材になって欲しいと期待を抱いていると思います。

新入社員を上手く受け入れ、早期定着・活躍してもらうためには内定式後からのフォローにポイントがあります。

内定式後の内定者がどのような不安を抱えているのか、内定式後に辞退する主な理由は何か確認し、どのようなフォローをしていけばいいのか一緒に考えていきましょう。

1)内定式後の状況整理

まず、内定式後に生じる内定者の心境や内定辞退について、調査をもとに状況を確認しましょう。

内定者の心境

内定を取得して安心し、最後の学生生活を楽しんでいる方が多いのかと思っていましたが、内定者の多くは不安を抱えているようです。

株式会社ラーニングエージェンシーが2021年度入社の内定者を対象に行った調査によると、入社前の心境として約8割の方が不安や心配な気持ちを抱えていることが分かりました。2020年内定者のアンケートでの不安を感じている割合は66.5%となっていたため、コロナ禍により不安感がより増していることが分かります。

2022年内定者が抱いている感情調査

(出典)【内定者1,004人の意識調査】77.2%の内定者が入社に向けて不安を抱えていることが判明|新着情報|人材育成・社員研修|ラーニングエージェンシー

 

この調査は10,11月にかけて行われているため、10月に内定式を開催して終わりではなくその後、どのように内定者フォローを行うのかが大切になりそうだということが分かります。

 

10月以降の内定辞退の可能性

また、株式会社マイナビの調査によると、10月以降でも15%の学生が内定辞退の意志を伝えていないことが分かりました。

正式内定後の10月以降でも15.0%(「まだ伝えていない」9.3%+「一部の企業にのみ伝えた」5.7%の合計)の学生が企業に意思表示していないことが分かった。

(出典)「マイナビ 2021年卒大学生活動実態調査(10月1日時点)」を発表; 株式会社マイナビ

 

【下図】10月時点で入社意思の低い企業に対して、辞退の意思を伝えているか?

内定辞退を伝えているか大学生調査

(出典)「マイナビ 2021年卒大学生活動実態調査(10月1日時点)」を発表; 株式会社マイナビ

 

10月以降も最終的な就職先の意思決定に迷っている学生がいることが分かりました。コロナ禍での就職活動で、企業に実際に足を運んだ経験が無かったり、社員や同期と直接会って話す機会が無いことにより、最終判断が難しくなっていることが理由として考えられます。

そのため、企業としては「内定式に参加してもらったからもう安心」というわけにはいかず、今後辞退となる可能性があるということです。

 

以上のことから、内定者が安心して入社を迎えるためにも、10月以降に内定辞退を防ぐためにも、内定式後の継続的な内定者フォローが重要であることが分かりました。

次に、具体的にどのようなところに内定者が不安を感じているのかや、10月以降に内定を辞退する理由について見ていきます。

 

 

2)内定者の不安や内定辞退の具体的な理由

内定者が不安に感じていること、内定辞退を判断する理由はどのようなものがあるのでしょうか。一つずつ確認していきましょう。

 

内定者の不安要因とは

株式会社ラーニングエージェンシーの調査を元に内定者の不安要因として大きいものから順番に見ていくと、

1、自分の能力で仕事についていけるか

2、しっかりと成果を出せるか

3、職場のメンバーと上手くやっていけるか という結果となっています。

 

1と2については仕事内容に関する内容で、このような不安を抱える背景として考えられるのは、仕事で周りに取り残されることがないか、ちゃんと役に立てるかなどがあると考えられます。

3については社員同士の人間関係やコミュニケーションについての内容で、背景として良い人間関係の中で仕事をしたい、人間関係でストレスを感じたくない、苦手な人と一緒に仕事をしたくないなどがあると考えられます。

前年度2020年度内定者の調査では、職場のメンバーと上手くやっていけるかについて不安と感じている割合は30.1%でした。このため、コロナ禍により社員の様子や同期と会う機会や直接対面で話す機会が減少したことにより、どんな人がいる環境なのかが分からず不安がより高まっていると考えられます。

内定社が抱えている不安の要素

(出典)【内定者1,004人の意識調査】77.2%の内定者が入社に向けて不安を抱えていることが判明|新着情報|人材育成・社員研修|ラーニングエージェンシー

 

内定辞退の理由とは

内定式後の内定辞退の理由についてはどうでしょうか。よくお話を聞くものとしては、「社員や同期との雰囲気が合わなそうと感じた」「内定式の様子を見て、社風が合わなそうと感じた」「自分のイメージと異なっていた」など採用段階では見えないところが見えたことによって起きます。

これについても、コロナ禍のためオンライン面接のみになっていると、より一層会社のことが見えなくなったため、内定者が思い描いていた環境と現実のギャップが例年よりも大きく、内定の判断を迷う方が増える可能性があるかもしれません。

このように期待と現実が異なっていることをリアリティショックと呼び、内定辞退や早期離職に繋がってしまいます。先ほど挙げた理由については、どれも職場の雰囲気や人間関係によるものですので「対人関係ショック」によるものです。リアリティショックは対人関係ショックを含めて4つに分類されています。その他のリアリティショックについてもう少し知りたい方は下記コラムをご覧ください。

中途社員の早期離職を防ぎ即戦力へ―テレワーク環境でのオンボーディング、どう支援していくべき?

 

このように内定者が抱える不安や内定辞退の理由について具体的に見ていくと、社員同士を知るための機会と仕事内容についてイメージしてもらう機会を作る良さそうなことが分かりました。

そしてもう一つ、内定者にとって絶対にこの会社で働きたいという強い意志を持てていないということも課題としてあると感じました。これは、自分は将来どうなっていたいのか、入社した後自分がどのように成長できるか、どのようなキャリアを描けるか、ということが具体的にイメージできていないために起こります。

そのため次からは、社員同士を知るための機会、仕事内容についてイメージしてもらう機会、そして自社で働くことの意義を作る機会、これら3つの機会をつくるアイディアをご紹介します。

 

 

3)3つの機会のアイディア

内定式後から内定者フォローを行い、内定者の辞退を避け、早期定着・活躍してもらうための新入社員を育成するために必要な3つの機会のアイディアを順番にご紹介します。コロナ禍でも対応できるよう、オンライン施策を多くお伝えします。

 

社員同士を知るための機会作り

先輩、上司、同期など社員を知るための場所を作り、コミュニケーションをとる機会を作ることが必要となります。またコロナ禍で起きる孤独感を解消をしていくために、同期間の関係性や絆の強化への対応も、より重要となっています。

内定者フォロー案として社員同士を知るための機会作りを3つ紹介

 

社員同士を知るための機会づくりについて、具体的なやり方や実施する際に注意した方が良いポイントなどをまとめた資料は下記ダウウンロードフォームからダウンロードして頂けます。
【資料】内定者フォロー施策案~社員同士を知るための機会作り~

    下記フォームより必要事項をご入力の上、送信してください。
    ご入力いただいたメールにダウンロードURLが届きます。

    ※同業者からのお申し込みはお断りしております
    ※ご入力いただいたメールへ、人事に役立つメルマガ(週1回程度)を配信いたします

    *は入力必須項目となります。

    企業名*
    氏名*
    メールアドレス*
    電話番号*


     

     

    仕事内容についてイメージしてもらう機会作り

    内定者の多くは、実際にどのような仕事を任せられるのか、面接の場で説明を受けただけでは理解しきれていない部分があります。そのため、実際に働いているひとの話を聞き、体験する等して内定者のイメージと現実の仕事内容にギャップをなくしていくことが必要です。

    内定者フォロー案として仕事内容についてイメージしてもらう機会作りを3つ紹介

     

    自組織で働くことの意義を見出す機会作り

    最後に意義を作る機会作りについてです。これは上記の2つの機会作りより負担を感じる内容だと思います。しかし「なぜ、この会社で働きたいのか」について内定者が言語化できる状態になると、この会社で頑張りたいという意欲が生まれるため、主体的に働いてくれるようになる可能性があります。

    コロナ禍になり、今まで以上に「死」を身近に感じている方も多いと聞きます。そこから「自分はどういう人生を今後歩みたいのか」という問いをぼんやりと考えている方もいらっしゃるかもしれません。内定者研修や、インターン時の1on1などで内定者が将来目指す姿を言語化するサポートを行い、その後自社での仕事と統合することができると、自身が目指す姿がこの会社で実現できることに気が付き、自社で働く意義というものを持てるようになります。

    内なる動機のことをインサイドアウトといい、これを持てていると自分のありたい姿に向かって仕事を通して進んでくれるため主体性を持った人に育成することができます。

    内定者研修が難しい場合であっても、新入社員の早い段階から、自組織で働くことの意義を見出す機会を創っていくことを推奨します。

    アーティエンス株式会社の新入社員研修でも、インサイドアウトを促すことは大切にしています。例えば4月の研修(社会人の自覚研修)では「自身の人生が豊かになっていくために、社会人のスタートをどのように切ればよいでしょうか」という問いを研修の始めに問いかけ、考えてもらいます。

    始めから「あるべき姿」などを伝えると、受け身の姿勢が強くなってしまうため、まず問いや対話によって意義や考えを見出し、その後に解を伝え統合していくことを大切にしています。

     

    4)まとめ

    コロナ禍で会社の状況や雰囲気が見えづらくなったことにより、内定者は不安を抱えており、内定式後の10月以降も内定を辞退する可能性もあることが分かりました。内定者が入社までを安心して、楽しみに過ごしてもらうためにも、内定辞退を防ぐためにも、内定者フォローが必要となります。

    今回、オンラインでもできる内定者フォローのアイディアをご紹介しましたが、実施内容についての正解はありませんので自組織に適したやり方で実践してもらえると良いと思います。内定式後からフォローできることはたくさんあります。内定者が就職先の企業に対してポジティブな感情を持ち、仕事の意義を持てている状態を作れると結果的に早期定着・活躍も期待できます。また、人事、現場トレーナー、上司も新入社員を受け入れ安くなり、関係を築きやすくなりますので、ぜひ自組織なりの内定者フォロー施策を行って頂きたいと思います。

    アーティエンスの新入社員は自分なりに仕事の意義を見出してもらうことを大切にし、社員同士を知るための機会や仕事内容をイメージしてもらうための機会を取り入れた研修内容となっています。2022年度新入社員研修については下記から資料ダウウンロードをお願いします。また、ご相談がある方はコチラからお気軽にお問い合わせください。


    2022年度新入社員研修についての資料は下記からダウンロードが可能です。

      下記フォームより必要事項をご入力の上、送信してください。
      ご入力いただいたメールにダウンロードURLが届きます。

      ※同業者からのお申し込みはお断りしております
      ※ご入力いただいたメールへ、人事に役立つメルマガ(週1回程度)を配信いたします

      *は入力必須項目となります。

      企業名*
      氏名*
      メールアドレス*
      電話番号*

      皆さまと一緒に、組織とともに成長する新入社員の育成を行えると嬉しく思います。


      関連するセミナー

      アーティエンスでは、社員教育・研修をご検討の経営者様・人事ご担当者様向けに完全無料のセミナーを実施しております。ご興味のある方は是非お問い合わせください。

      コロナ禍はチャンス!新入社員が成長し続ける育成とフォローのポイントとは?【オンライン/無料/参加特典あり】 無料

      :2021年11月30日(火) 13:30-15:30
      • 新入社員向け
      • 育成・OJT

      コロナ禍での新入社員育成により、人事の方から「新入社員が自律しない」「パフォーマンスが上がらない」「研修効果が持続しない」などの成長・成果についてのお悩みや、「新人の状況が見えないから、悩んでいることも困っていることも分からず、フォローできない」などフォローの難しさについて悩まれている話をよくお聞きます。

      本セミナーでは新入社員が成長するための企画作りから、企画コンセプトを落とし込んだ研修内容、そして研修後のフォローについて、事例を交えてご紹介します。

      関連する記事

      HOMEコラム・レポート > 【育成施策共有会(Growth Meeting)】
      新入社員とのコミュニケーションの量と質、どう高めていく?