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「2018年度 新入社員 秋の意識調査レポート」ご報告

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レポート :調査レポート


 
 
アーティエンス株式会社では、2018年9月の1か月間に、276名の新入社員を対象とした意識調査アンケートを実施いたしました。
 
本レポートは、上記アンケートの集計結果と新入社員研修実施時の所感をもとに、2018年入社の新入社員の傾向や様相についてまとめております。人事ご担当、トレーナー、リーダー、管理職の方々にて、指導育成の際にご参考いただければ幸いです。
 
 


【調査概要】
■調査名称:2018年度 秋の新入社員意識調査アンケート
■対象人数:276名 (男性:女性 約5:5)
■調査期間:2018年9月10日~10月26日


 
 
 

調査結果サマリー

 
今回のアンケートから確認できた傾向で、主なものは以下の3点です。
 

 
・新入社員の「周囲との関係性・関わり合い」を重視する傾向の高まり
 
・「この半年間で成長できたこと」で新入社員が一番多く挙げた項目は「協調性
 
・今後の成長に向けては、「仕事のやりがいを見出すこと」、「将来のビジョンを描くこと」がポイントに
 

続いては、実際のアンケート集計結果の内容から、これら傾向について説明していきます。
 
 
 

1) 「この半年間で成長機会を持てたと強く感じられる」と応える新入社員の割合は73.1%

「この半年間において成長機会を持てたか」に対する新入社員の回答

 
新入社員が感じる「成長機会の多さ」のアンケートでは、「成長機会が多くあったと感じられる」とする(7点~10点)割合は、73.1%と、4人に3人が「成長機会が多かった」との回答になりました。
 
「まあまあ感じられた」とする(4~6点)割合は22%、「(あまり)感じられない」とする(0~3点)割合は4.4%と、多くの方が社会人になってから成長機会を得られたと捉えていることが伺えます。
 
 
 

新入社員が考える、自身の成長の要因は?

 
新入社員の方々は、「自身が成長できた」理由・要因については、どのように考えているのでしょうか。
 
 

新入社員自身が考える、自身の成長要因(※1人3票まで)

 
自身の成長要因で、「上司・先輩からの丁寧な指導で」という項目を挙げた新入社員の方は、全体の68.1%と、次点の「同期の仲間とのやり取り・ふれあい」の35.1%を大きく上回っての首位票となっています。
 
また、3位の「職場の人間関係が良いことで」(23.9%)まで含めた上位3位がすべて「周囲との関わり・関係性」に関する項目となっているところから、新入社員の方々の多くは「自身の成長機会を周囲の人々との関わり合いの中で見出されている」と言うことができそうです。
 
 
併せて、上記成長機会の要因が、ひとつ前のグラフ「成長機会に対する新入社員の回答」の区分で見たときにどのようになるかを見てみましょう。
 
 

「自身が感じる成長機会」の多さの段階別の、新入社員が答えた「成長要因」の分布(※1人3票まで)

 
上記表では、成長機会の多さを7~10点、4~6点、0~3点と答えた人毎の、自身の成長要因の項目の割合を表しています。 
また、「成長機会の点数に関わらず、投票の多かった項目」を緑色に、「成長機会の点数の増加に比例(相関)して、投票の高まりが見られた項目」をオレンジ色に網掛けしました。
 
この表からは、以下の見解(仮説)を導き出すことができるでしょう。
 
 

 
1.「周囲との関わり・関係性」が高まったとしても、(それだけで)新入社員が必ず成長機会を多く体感できるようになるとは限らない
 
2.(「周囲との関わり・関係性」だけでなく、)「振り返り・内省」や「成功体験」、「目標・なりたい姿への意識」といった意識や行動の機会を高めることによって、新入社員は自身の成長機会を獲得しやすくなる
 

 

2)新入社員が答える「4月から成長できた点」の一番は、「協調性」

 
続いて、新入社員の方々が具体的に「自身のどんな点が成長した」と考えているかについても見ていきましょう。
 
 

新入社員が感じる、「4月から成長できた点、伸びた・身に付いたスキル」(※1人3票まで)

 
 
「新入社員が感じる、4月から成長できた点、伸びた・身に付いたスキル」のアンケートで得票が最も高かったのは「協調性を持って周囲と関われる」(45.3%)でした。
 
次点は「目標達成に向けて粘り強く取り組める」で、35.9%。一位の「協調性を持って周囲と関われる」とは、10ポイント近くの差があります。
 
前述の「新入社員自身が考える、自身の成長要因」のアンケートにて「周囲との関わり・関係性」に関する項目が上位を占めていましたが、この設問においても同様に「周囲との関わり」に関する項目が上位に来ているのは、ひとつの大きな特徴と言えそうです。
 
この「新入社員の方々が成長できた点はなにか」のアンケートにて、一番が「目標達成」や「要望把握」、「意欲的なチャレンジ」等ではなく「協調性」であったことに違和感や疑問を持たれた方もいらっしゃることでしょう。
ですが一方で、これら新入社員の方々がどのような経緯で、その「協調性」が育まれていくことになったのかという背景やいきさつを考察していくことで、新たな観点・視座も得られやすくなるかもしれません。
 
 
 

3)今後の成長に向けては、「仕事のやりがいを見出すこと」、そして「将来のビジョンを描くこと」がポイントに

 
 
さて、ここからは新入社員の方々が描く「これからの成長イメージ」に目を向けてみたいと思います。
 
 

新入社員が感じる、成長予感(「これから先成長していける」と感じられる強度)

 
 
新入社員が感じる「成長予感」のアンケートでは、「成長予感を強く感じられる」とする(7点~10点)割合は、60.1%との回答になりました。
 
「まあまあ感じられた」とする(4~6点)割合は32.2%、「(あまり)感じられない」とする(0~3点)割合は7.6%となっています。
 
続いては、これら成長予感に影響を及ぼしている要素は何かについて見ていきましょう。
 
 
 

新入社員が考える、「自身の成長予感に影響を与えている要素」(※1人3票まで)

 
 
新入社員が考える、「自身の成長予感に影響を与えている要素」のアンケートでは、一位が「仕事のやりがい・面白さ」でした(全体の47.8%)。
二位の「職場環境」は40.9%、三位の「上司・先輩の姿・関わり」は36.2%となっています。
 
 
併せて、上記成長要因の項目が、ひとつ前のグラフ「成長機会に対する新入社員の回答」の区分で見たときにどのようになるかを見てみましょう。
 
 

「自身が感じる成長予感」の高さの段階別の、新入社員が答えた「その要因」の分布(※1人3票まで)

 
 
上記表では、成長予感の高さを7~10点、4~6点、0~3点と答えた人毎の、その成長予感を高めていく為の要因の項目の割合を表しています。
 
仕事のやりがい・面白さ」や「職場環境」、「仕事を通じたスキルアップ」、「上司・先輩の姿・関わり」については成長予感の点数におけるどの層においても比較的高いパーセンテージとなっています。
 
一方で、「チャレンジの機会」や「自身の成長を実感する機会」については、成長予感の高い層ほど重要視される傾向が高まっています(「職場環境」も全体的に高いパーセンテージでありながら、成長予感の高さとの比例関係がみられます)。
 
特に、「チャレンジの機会」の項目については、「成長予感を強く感じる(7~10点)」の層においては36.7%と、他の層のパーセンテージを大きく上回っての投票結果となりました。
 
 
 

新入社員が考える、「今後自身の成長の障害になりそうな要因」は?

 
最後に、新入社員が今後の成長を目指すうえで、どのような点を課題障害要因としているかについてのアンケート結果を紹介したいと思います。
 

新入社員が感じる、今後自身の成長の障害になりそうな要因は──(1人につき3つまで選択)

 
 
「新入社員が感じる、今後自身の成長の障害になりそうな要因」のアンケートについては、「自身の将来のビジョンがうまく描けていないこと」が最も高く、50.0%の割合でした。
 
次点は「特になし」(全体の20.3%)ですので、そのポイント差からも「自身の将来のビジョン」は新入社員の方々にとってとても大きな課題となっているのがとても良く伺えます。
 
 
このアンケート項目はアーティエンスにて毎年実施しており、「自身の将来のビジョンが描けない」課題を挙げる新入社員は年々やや増加傾向にあります。
 
新入社員の今後の成長について検討する際には、前に挙げた「仕事のやりがい・面白さ」と併せて「将来のビジョンを描いていくこと」も踏まえて検討を進めることが大切なのでしょう。
 
 
◇ ◇ ◇
 
 
 
今回の記事で紹介したレポートは、「アーティエンス2018年度秋の新入社員意識調査レポート」の一部抜粋となります。より詳しいレポート結果をご参考されたい方、または自組織の調査をご検討されたい方は以下のお問合せ先よりご連絡ください。
 
 
本レポートが、皆様と、皆さまの組織を活性していく際の参考としてご活用いただけることを、強く願っております。
 
 

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