研修・セミナーレポート

2025年5月13日_育成担当者・OJTトレーナー研修ー公開講座研修レポート

本内容は、2025年5月13日に開催された「育成担当者・OJTトレーナー研修」の研修レポートです。受講内容や、受講前後の変化をレポートとしてまとめています。ぜひご覧ください。

1)育成担当者・OJTトレーナー研修の目的・学びのポイント・アジェンダ

アーティエンスOJT研修

研修の目的

育成者の「育てる意義」の発見と、「時代に合った育成スキル」の習得を目的としています。

どんなに知識・スキルを学んでも、育成担当者が「育てる意義」を見出せていなければ、OJTの高い効果は期待できません。そのため、まずは、育成担当者の「育てる意義」の発見を促していくことが重要です。

本研修では、Z世代とも呼ばれる今の若手社員の傾向・特徴をふまえた育成方法・考え方をお伝えします。その上で、一方通行な指導ではなく、新人・部下の主体性と当事者意識を引き上げ、最終的にはかれらの自律自走を促していけるような育成スキルを習得していきます。

3つの学びのポイント

「組織力強化」の観点から、OJTの重要性とトレーナーとしての役割を理解する

OJTの重要性やトレーナーとしての役割を、単に「新人・部下を育成するため」だけではなく、「組織力強化のため」という観点から理解します。

OJTを効果的に実行していくための基本スキルを実践的に学び、習得する

OJTを行う上で必要とされる、育成計画・ティーチング・フィードバック・コーチングといった基本スキルを、ケーススタディやグループワークを通じて実際に体感しながら、学んでいきます。

自組織やトレーナー自身にマッチしたOJTを探求する

研修での学びを実践していく上で生じうる阻害要因や課題について、受講生同士で対話を通して探求します。その上で、自組織や自身にマッチしたOJTについて考えを深め、具体的なアクションプランに落とし込みます。

アジェンダ

0. オープニング
1. OJTは何のために行うのか?
2. 育成計画を立てる(育成計画の立案)
3. 新人・部下を指導する(ティーチング)
4. 新人・部下の行動を改善・強化する(フィードバック)
5. 新人・部下の自律自走を促す(コーチング)
6. クロージング

2)受講者の研修の始めと終わりでの変化

研修の始めと終わりに、「今日の研修で期待すること」や、「気づき・感想」などを話す時間を設けています。研修の初めと終わりの中で出てきたコメントから、変化を感じることができます。

研修開始時のコメント

研修開始時、受講生からは下記のようなコメントがあがっていました。

・今後の後輩育成で実践できるように、OJT育成の考え方やスキルを身につけたり、どんな課題があるのかを理解できるようにしたいです。

・業務だけではなく、他の点でもサポートできればと思います。教える側も教わる側も共に成長するいい機会にしたいです。

OJTでは自己解決させる能力を与えることを意識してサポートしていくのがいいのではと考えています。

※ オンライン研修での受講生の様子

研修終了時のコメント

研修終了時、受講生からは下記のようなコメントがあがっていました。

「一緒に成長していく」という視点を持つことの大切さに気づきました。これまでのOJTの考え方が変わり、育成の奥深さを実感しました。

・自分は一方的に話してしまう傾向があるため、言葉の選び方や伝え方を丁寧にすることを今後は意識していきたいです。

テレワーク時代におけるコミュニケーションの取り方を学べたのは大きな収穫でした。これからは「部下を信じる」姿勢を大切にしながら、育成に取り組んでいきたいと思います。

研修開始時は「OJTのやり方を知りたい」「後輩を育てたい」といった知識や方法の習得を重視する声が多く見られましたが、研修終了時には「一緒に成長する」「部下を信じる」といった関わり方の姿勢や内省的な気づきが深まっていることがうかがえます。

育成を“教える技術”として捉える段階から、“人と向き合う姿勢”としての理解へと変化している点が印象的でした。

3)育成担当者・OJTトレーナー研修の内容

1. OJTは何のために行うのか?

まずはOJTは何のために行うのか?を、現代社会の傾向をふまえながら講義をしました。

OJTは主に以下の4つの役割があります。

1)部下の能力開発の促進
2)部下の自己啓発の促進
3)組織の目標達成への貢献
4)部下の自律・自走の促進

しかし、現代社会の傾向において、OJTを行っていくことの難しさが増しています

例えば、「3)組織の目標達成への貢献」における課題」においては、以下のような課題が生まれています。


●市場環境の変化スピードが増す中、組織は中長期的な育成よりも、短期的な成果を重視する傾向が強まっている
●組織の戦略・方針が頻繁に変わることで、現場の目標も連動して変化。OJT担当者は、変わる目標にあわせて育成内容を柔軟に見直す必要があり、指導や評価の難易度が上がっている


4つの役割に対して、現代のOJTの役割と難しさについて講義を行い、その内容を聞いてモヤモヤしていること・疑問に思ったことをグループワークでシェアしていきました。
その後、各グループごとに全体シェアしていただき、それぞれの気づきについて講師がコメントをしました。

【受講者の気づき】
価値観の多様化によって、ハラスメント問題が難しくなっているので、お互い気を使ってコミュニケーションをとっていかないといけないところだなと思いました。


【講師からのコメント】
そうですね。ハラスメントの扱い方は年々難しくなっていると思います。
ただ、ハラスメントに対して過剰に怯える前に、まずは「ハラスメントとは何か?」を正しく知ることが大切です。

ハラスメントには、絶対にやってはいけないブラックゾーンと、人によって受け止め方が異なるグレーゾーンがあります。

<絶対やってはいけないこと>
1、業務の難易度が適切でない仕事を与えること
例:新入社員にいきなり難しい業務を任せる/逆に簡単すぎる仕事しか与えない

相手にとって「過剰なプレッシャー」や「過小評価」と受け取られる恐れがあります。

2、業務と関係のない属性に触れること
例:「片親だから頑張れ」「高卒なんだからもっと努力して」などの言い方

本人の事情や背景に踏み込んだフィードバックは、ハラスメントと受け取られる可能性が高くなります。

<グレーゾーンなこと>
相手がどう受け取ったかによって変わる行為
例:「女性なのに気が強いね」「若いんだからもっと頑張って」などは、性別・年齢に基づく固定観念に基づく発言と受け取られる可能性があります。

指導とハラスメントの線引きが曖昧なままだと、現場は委縮してしまいます。また、「なぜこれが必要か」を明確に伝えることが重要です。

たとえば、「挨拶をする」「場にふさわしい服装をする」などは、「個人の自由ではなく、職場の秩序や信頼関係を保つために必要なことです」などと、伝えます。

これらを伝える際は、頭ごなしに叱るのではなく、「なぜそれがこの場で大切なのか」という理由を丁寧に説明することがポイントです。

相手に納得感を持ってもらうことで、指導そのものが信頼関係を深めるきっかけにもなります。

【受講者の気づき】
後輩に接するときは、その人の性格や人間性をしっかり見たうえで、伝え方を工夫することが大切だと感じました。
最近は、メンタル面の課題を抱える人も多く、ちょっとした言動がハラスメントと受け取られてしまうこともあるので、相手が自分のペースで学びやすい環境を整えることが重要だと思いました。


【講師からのコメント】
よく「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えよ」と言われます。つまり、答えだけを与えるのではなく、学び方や考え方を伝えることが本質的な支援になります。

とはいえ、状況によっては最初に魚を渡す(=具体的な答えや手助けをする)ことが必要な場面もあります。

大切なのは、相手の状態や経験に合わせて「与える」と「教える」を使い分ける視点です。

【受講者の気づき】
大学時代、授業がオンライン中心だったり、サークル活動がなかったりと、対面で人と関わる機会が少なかった人が多くいます。

そのような背景を持つ新入社員にとって、いきなりフルリモートで働く環境は、ロナ前よりもコミュニケーションが難しくなっていると感じました。


【講師からのコメント】
今の時代、コミュニケーションは“自然に生まれるもの”ではなく、意図的・戦略的に設計することが必要です。

例:
・新入社員には2時間に1回、必ず報連相のタイミングをつくってもらうようにすることで、こまめな接点が生まれ、気軽に相談しやすくなります。

・オンラインランチでは、毎回話すメンバーや話題を意図的に変えることで、全員が発言しやすい雰囲気をつくることができます。

こうした工夫を積み重ねることで、リモートでも信頼関係を築けるコミュニケーションの土台ができていきます。

2. 育成計画を立てる(育成計画の立案)

OJTの前提を理解したうえで、ここからは具体的なOJTスキルの学びに入っていきます。

まず最初に取り組んでいただいたのは、「育成計画の立案」です。

学びを深めるために、シチュエーションが詳細に設定されたケースをもとに、新入社員の配属後1ヶ月目の育成計画表を作成していただきました。

※ 「部下・後輩育成OJT研修」テキストより一部抜粋

育成計画を立てるうえで特に重要なのが、以下の3つの視点です。

これらの視点を持つことで、育成計画は単なるスケジュール管理ではなく、新人の成長と自律、そして良好な関係性を築くための戦略的な設計図になります。

3. 新人・部下を指導する(ティーチング)

育成計画を立てた後は、実際に計画を伝え、部下が前向きに行動できるよう導く伝え方(ティーチング)を学びます。

このパートでは、先ほど作成した育成計画を部下役に伝えるロールプレイング形式のシミュレーションワークを実施しました。参加者は、それぞれが工夫しながら「伝え方」を試し、どうすれば相手に伝わり、納得してもらえるかを考えます。

ワーク終了後には、チーム内で伝え方の「よかった点」と「改善点」についてフィードバックをし合い、より学びを深めていきました。

※ オンライン研修での受講生の様子

メンバーへのフィードバックでは下記のようなコメントが出ていました。

<よかった点>
・褒めてくれてくれてから入ってくれたのがよかった
・優しい言葉使いをしてくれて優しい先輩だなと思った
・育成スケジュールを的確に説明できていた
・段階を踏んで話してくれたのでよかった

<改善点>
・営業の理解があまりない中で「250件頑張りましょう」と言われると、業務量がすごそうでできる気がしないと思ってしまう
・不安に寄り添う言葉があればよりよかった

育成者にとって重要なのは「伝えたかどうか」ではなく、「伝わったか、行動が変わったか」に注目することです。

指導は一方通行ではなく、相手の視点に立った伝え方の工夫が、信頼関係と成長につながるということを、ワークを通じて実感していただきました。

4. 新人・部下の行動を改善・強化する(フィードバック)

次は、育成計画を実行した部下に対して、行動の改善・強化を促すための効果的なフィードバックを学ぶパートです。

実践的なロールプレイング形式でシミュレーションワークを行い、「どのようにフィードバックすると部下の行動を促せるのか?」を実践を通して学んでいただきました。

ロールプレイング形式でのシミュレーションワーク後には、下記のような気づきや学びの声があがっていました。

フィードバックをすることでより深く相手のことを知れるなと思いました
伝えるべきことを言うことと、相手の反応を見ながら柔軟に対応することの両立が難しかったです。一方のことを意識すると、他のことの意識が弱くなってしまう…。
課題を問いかけて本人に考えさせることも重要なんだなと学びました
フィードバックは、相手の精神状態見ながら、タイミングを考えて行うことが大事そうだなと思いました。普段の振る舞いをよく見ておいて、普段と違うことにいかに気づけるかで、相手の状況を知れるかが決まりそう。

※ オンライン研修での受講生の様子

このワークを踏まえ、部下へのフィードバックで大切なこととして以下の3点をお伝えしています。

 

※「部下・後輩育成OJT研修」テキストより一部抜粋

実践と講義を経て、フィードバックについての気づきやモヤモヤをシェアしていただき、それぞれの気づきについて講師がコメントをしました。

【受講者の気づき】
部下がどういう人か、今どういう気分か、の掛け合わせによって伝え方を柔軟に対応しないといけないのが難しいと感じました。フィードバックした内容が、全然違う内容に受け取られてしまうこともある怖さを感じました。


【講師コメント】
言葉の選び方ひとつで印象が大きく変わります。たとえば「お前」ではなく「〇〇さん」と呼ぶだけでも受け取られ方は違います。伝えるべきことはしっかり伝えつつ、言葉は丁寧に扱いましょう

【受講者の気づき】
相手の精神状態を見極めて伝えることの重要性を実感しました。相手のちょっとした変化に気づくためにも日頃から相手の様子をよく観察する必要があるなと思います。


【講師コメント】
「いつもと違う」を察知する力は、メンタルヘルスケアの第一歩です。普段の振る舞いをよく見ておくことが本当に大切です。

【受講者の気づき】
すぐに改善策を伝えたくなるが、本人に考えさせることも重要だと感じました。


【講師コメント】
答えを与えすぎると、言われたことしかやらない人になってしまうリスクがあります。

リカバリーできる範囲であれば、部分的に任せてあえて失敗を経験させることで、部下が自分で考える力や学びを深めることができます。

今回のワークを通じて、受講者の皆さんは「相手の性格や気分に合わせて伝え方を変える難しさ」や、「タイミングや言葉選びの重要性」、さらには「本人に考えさせるフィードバックの価値」など、さまざまな気づきを得られていました。

丁寧なフィードバックの積み重ねが、部下の自律と成長、信頼関係の構築につながっていくため、細かいところも意識が必要です。

5. 新人・部下の自律自走を促す(コーチング)

最後のパートでは、部下の自発性・自律性を促すためのコーチングについてお伝えしました。

部下の自発性・自律性を促し、行動を強化するためには、目標や期待に応えようとする「姿勢・スタンス」と、部下自身が「現状ある課題」を見出し明確化できることが大切です。そのためにトレーナーが支援できることがコーチングです。

コーチングについて馴染みのない方が多いため、最初にコーチングの概要を簡単に解説したうえで、上司役・部下役に分かれてロールプレイング形式のシミュレーションワークを実施しました。

※ 「部下・後輩育成OJT研修」テキストより一部抜粋

受講者の皆さんは、それぞれ役になりきり、どのような関わりをすべきかを試行錯誤しながら取り組んでいました。

※ オンライン研修での受講生の様子

ロールプレイング形式でのシミュレーションワーク後の振り返りでは、下記のようなコメントが出ていました。講師からのコメントと合わせて紹介します。

【受講者の気づき】
事象と感情を分けて整理したり、背景にある要因までさかのぼって話を聴いたりすることが大切だと実感しました。


【講師コメント】
見えている“失敗”だけで判断するのではなく、その背景にある事情にも目を向けることが重要です。
質問をするときは、「なんで?」ではなく「何があったのか?」「どうやってそうなったのか?」といった責めない聞き方を意識しましょう。

【受講者の気づき】
エンジニアとして働いていると、エラー時は事実確認にのみフォーカスして、感情を無視しがちですが、感情に寄り添う姿勢を忘れてはいけないと気づけました。


【講師コメント】
トラブルについて確認する際は、出来事を「事実と感情」だけでなく、「プロセスごと」あるいは「関わった人ごと」に分けて整理するのも効果的です。

感情面にも丁寧に目を向けることで、より良い対話が生まれます

【受講者の気づき】
自分はコーチングで多くのことを一度に聞き出そうとしていましたが、一つのテーマを深掘りする進め方を学び、新しい視点を得られました


【講師コメント】
確認したいことが明確にあるときは、一つのことを題材にして取り上げると気づきが生まれやすいです。

なお、ネガティブな要因について確認する際は「もう一度やり直せるなら、どうしますか?」という問いかけはとても効果的です。これは「次に同じミスをしないためにはどうするか?」という問いと同じ意味ですが、前向きで建設的に問いかけている表現として受け止めやすいため、一つ知識として持っておくといいかもしれません。

部下の自発性や自律性を引き出すためには、「やり方を教える」だけでは不十分です。
本人が課題に気づき、考え、行動できる状態をつくるためにも、コーチングを適切に扱えるようになりましょう

6. ダイアログ

本日の学びを振り返りながら、グループで気づきやモヤモヤについて対話しました。

その後、全体共有の場で受講者からのシェアと、講師からのフィードバックを通して、さらに理解を深めました。

受講生の気づきと、講師からのコメントを一部紹介します。

【受講者の気づき】
「Why」を「What」に変えて問いかけるほうがよい、という学びはすぐに使えるので早速実践していきたいと思いました。


【講師コメント】
たった一語を変えるだけでも、相手の受け取り方や傾聴の質は大きく変わります。

特に若手は検索やAIで“正解”にすぐたどり着ける環境に慣れているため、Whyで深掘りされることに苦手意識を持ちやすい傾向があります。
だからこそ、「何が起こった?」「どう進めた?」といった開かれた問いを意識することが大切です。

【受講者の気づき】
部下から「組織の外で自分の実力を試したい」と言われたとき、どう応じればよいか迷いが残りました。


【講師コメント】
「この組織ではもう成長できない」と感じた部下は、離職という選択を取りやすくなります。
その段階に至ると、すでに気持ちが離れているケースも多いため、まずは一度しっかりと相手の気持ちを受け止める姿勢が大切です。

そもそも部下がそのような状態に陥らないようにするには、「この会社でも成長できる」「ここでキャリアを築いていけそう」と実感できる環境づくりが欠かせません

こうした環境を整えるためには、トレーナー個人の関わりだけでは限界があります。
組織全体で育成の方針を共有し、文化や仕組みとして支える体制をつくっていくことが重要です。

【受講者の気づき】
部下の様子を日頃から観察しておくことの重要性は理解できましたが、リモートワークが中心の今の環境では、どのように不調に気づけばよいのか、その具体的な方法が見つからず、難しさを感じました。


【講師コメント】
トレーナーとしてできることは、定期的な1on1の実施です。
また、定例ミーティングの中で「最近の自分の状態を10段階で自己評価してもらう」といった方法も、主観的な変化に気づきやすくする工夫として効果的です。

ただ、より広い範囲で社員の状態を把握するには、組織全体としてサーベイなどの定点観測を活用することが効果的です。

また、トレーナー個人としての関わりはもちろん大切ですが、それだけでは限界があります。チーム全体で「育てていく」という意識を持つことが、これからの育成には欠かせません

そのために、以下の2つのポイントを意識するとよいでしょう。

・チームで育成方針(育成コンセプト)を明確にし、共通の軸で関わること
・新入社員が安心して組織に馴染めるよう、オンボーディングを丁寧に設計・実施すること

育成は一人で抱えるものではなく、チームや組織全体で支えるものです。リモート環境下だからこそ、意図的な仕組みづくりが鍵になります。

育成に正解はありません。だからこそ、一人で抱え込まず、組織として育成に取り組むための共通言語や関わりの軸を持つことが、今後ますます求められます

4)講師・アテンド所感

今回は、これからOJTトレーナーとして後輩育成に携わる皆さまに多くご参加いただきました。熱心に取り組む姿勢やグループ内での活発な対話から、「良い育成をしたい」という想いが強く伝わってきました。

本日の研修では、OJT育成に欠かせない4つのスキル(育成計画・ティーチング・フィードバック・コーチング)をお渡ししています。ぜひ、今日の学びを現場で実践しながら、トレーナーである皆さん自身も、経験を通して一歩ずつ成長していっていただければと思います。

一方で、トレーナーという役割は、通常業務と並行して育成にも向き合う必要があるため、負荷が大きくなりやすいという現実もあります。それは、組織から期待されているからこそではありますが、決して一人で抱え込まないでください
育てる側が疲弊してしまっては、持続的な育成は難しくなります

ときには上司や先輩に相談し、周囲を巻き込みながら、チーム全体で育てる意識を持つことがとても大切です。

1年後、新入社員と一緒に「お互いにたくさん成長できた」と笑い合えるような関係性が築けていることを、心から願っています。

※本研修の内容のご案内資料は、下記よりダウンロードいただけます。 ご興味をお持ちの方は、ぜひダウンロードください。