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ひょうざんもでる

氷山モデル

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 私たちが目にする事象は、何の理由もなく生じているものではなく、様々な因果関係のつながりの中で生じていることを氷山になぞらえて表現しているのが「氷山モデル」です。

 水面上に現れ、氷山の一角として目にすることができるものを「出来事」として捉え、水面下にある目に見えないものを3つの層に分けて表現しています。

氷山モデル…メンタルモデル
氷山モデル1

 例を持って説明していきましょう。例えば、【1)出来事】として「会議にいつも5分ほど遅れて参加する部下がいる」とします。よくあるケースですが、どの場合であれ定時に参加する他のメンバーの時間消費の観点や、組織全体の風土形成の観点からも、ゆゆしき問題ですよね。

氷山モデル2
 話を進めていきます。目に見えないものの3つの層の一つ目は【2)行動パターン】と呼ばれ、「出来事」にまつわる周辺の物事がどのようなトレンドになっているのかを表現しています。今回の例ですと、行動パターンとして表現できるトレンドとしては「部下は会議の直前ギリギリまで自身のタスクを行っている」ということがあるかもしれません。

氷山モデル3
 その下にあるのは、因果関係の複雑なつらなりである【3)構造】が存在しています。さきほどの例でいくと、この場合は「部下は自身の経験・スキルと比較してやや難易度の高いタスクを持っており、かつオーバーワーク状態でもあった」といった構造が隠れているケースが多いようです。

氷山モデル4
 そして、そうした因果関係を生み出しているのは、人が持つ認知構造の根幹をなす意識・無意識の前提(≒固定観念)すなわち【4)メンタルモデル】であると捉えられています。今回の例でいえば、「部下は、【任されたタスクを完遂することが何よりも大切なミッション】と考えており、【どんなに困難なタスクでも絶対にあきらめない(という気持ちが強く、やや視野が狭くなっている)】というメンタルモデルを持っている」のかもしれません。もしくは、「こんな大変なタスクを任されているのに、だれも助けてくれない」と思っているかもしれませんね。
氷山モデル5
***

 
 この氷山モデルの重要なところは、出来事の根本的な解決を促すには、より深い階層部分に働きかけることが効果的ということです。もしあなたなら、部下の行動を改善していく為に1)~4)の層のどこから働きかけるでしょうか。

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